当ブログは,2010年12月05日付エントリ
「実は最先端受験本・文英堂『ゴロまんが生物T+U』」
http://ddaisuke.seesaa.net/article/171983861.html において
「ゴロあわ生物T」の内容3ページを撮影した画像を
著者に無断で掲載しておりました。
この度,その旨著者の小野宏文先生より
削除を求められるメールを頂戴し
申し立てのメールを確認した12月26日,当該の写真(2点)は
即削除いたしました。
著作権法では「私的使用のための複製」(三十条)のほか
報道、批評、研究その他の目的における「引用」(三十二条)が
認められており,当該エントリでは学参書籍を紹介・推薦(批評)する上で
紙面の構成や雰囲気なども重要な要素として,
視覚情報でなければ伝わらない批評の参照資料として掲載しておりました。
もちろん,学参というのは著作権として保護されない「事実」を扱う
ものであると同時に,いかにして読者にわかりやすく伝えるか
その表現に著作者・編集者の多大な技術や労力が込められているものであり
「ネタバレ」にあたる記載や引用は著作権者に損害を与える可能性を伴います。
そこで当該エントリでは紹介したページには
表紙にも載っている「原口門」のものなどを選んでおりました。
しかしながら,当該エントリを読み返してみれば
主目的である『ゴロまんが生物1+2』の推薦において
比較対象として『ゴロあわ生物I』をあげており,
著作権の侵害とみなされる「著作者の名誉又は声望を害する方法により
その著作物を利用する行為」(第百十三条6)にあたると
指摘されてもやむを得ない点があると考えます。
(実物の画像を見れば「ゴロあわ生物のほうがいい」と思う人も
いるであろう,言葉だけで一方的に論評するよりそのほうがフェアで
あるという思いもあったのですが,一部を抜き出して掲載する時点で
完全にフェアな比較というのはありえないわけで
著作権者の了承を得るのが筋でした)
仮に悪意があろうとなかろうと,好意的な意図でとりあげたとしても
「宣伝になるんだからいいだろ」という理屈でなんでもやっていい
ということにはなりません。
当ブログでは町歩きで入ったアート展の写真を掲載する際も許諾を得るなど
著作権には気をつけてきたつもりでしたが
この度申し立てを受け,自分の認識が甘くなっていることを痛感いたしました。
小野先生には心よりお詫びと感謝を申し上げますとともに
著作権法について改めて勉強し,今後,より著作権者に配慮した
ブログ執筆に努めてまいることをここに誓います。
posted by ドージマ・ダイスケ at 04:29| 東京 ☀|
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