令和最初に訪問した動物園ということで
前回,埼玉県こども動物自然公園を紹介しました。
よくよく考えるとライオンなどの猛獣とされる動物は全くおらず
一番大きい肉食動物はマヌルネコとヤブイヌじゃないかというくらいで
(大きいという意味で)メジャーな哺乳動物もキリンと
シマウマ(ハートマンヤマシマウマ)くらいで,あとはウシとポニーが
いるといった構成なのでたしかに「こども」とあえて冠するのも
理解できます。
しかしマヌルネコもかつては相当レアだった動物。
そして,人気のあの動物が普通に展示されているのは
あなどれないです。
コアラ舎。

けっこう行列ができていることが多くてついつい並んでしまいますが
「並ばないでください」と表示が出ているように,並ばずに入ってください。
人の進むペースにはむらがあるのでけっこう中には隙間が空きがちです。

基本的にコアラは寝てばかりで起きている顔を見ることが
なかなかできませんが,この日は木から降りて地面を歩く姿を
見ることができました。


閉園が近づいてきて,バックヤードに帰るのが
わかるんでしょうかね。

コアラ舎といえば,コアラはもともと夜行性ということもあり
屋内展示でガラス越しに見るというのが定番なのですが
ここでは(金網の壁と天井で囲まれていますが)屋外の日と空気のもとでも
コアラを見ることができるのが新鮮です。

この屋外エリアにはシマオイワワラビー(座る姿勢がユーモラス^^)や
コアリクイ,ホウシャガメなどもいます。
■そして,どう考えても人気者だろこれは!
と感じたのが,コツメカワウソたち。

こどもたちにも大人気!
というのも,コツメカワウソの展示って,
タイミングが悪かったら全然見やすいところに出てきてくれなかったり
透明板ごしでしか見られなかったりとけっこう制限が多かったりするのですが
ここでは塀の上から直に見ることもできるんですよね。

そのこと自体は東山動物園などでも見られる形式なのですが,
ここは広くて頭数が多く,とてもアクティブ!
水がときどき流れる滑り台のような通路と
その下にあるプール,頂上の休憩エリア,そして周りの地面を
それぞれの場所ならではの行動や移動を見せてくれるんですよね。

水が大好きカワウソ。

水争い?
皆同じくらいの大きさに成長しているので
おとなと子どもの区別がわかりませんが
昨年生まれたという6つ子たちなどは
きょうだいげんかしがちなのでしょうか,
やたらケンカしています。

かと思えば,こんなリラックスした姿も。

見ていた人間の子どもたちの中から
「ずっと見ていたい!」という声が出るくらい
見ていて楽しい♪
あと,その動きの中にけっこう表情に富んだユニークな姿が
見られるので写真におさめたくなりますね〜。
そうなるといいレンズが欲しくなります…
今のレンズだと相当の光量がないとピント合わせの
速さも精度もかなり物足りないんですよね…
■そして,閉園近くにペンギンヒルズで帰宅ペンギンの行進が
あったと思われる頃,私がいたのは「カンガルーコーナー」。
ペンギンヒルズの反対側,コアラのいる東園は
コアラやシマオイワワラビー以外にもカンガルーやエミューなど
オーストラリアの動物を集めたオーストラリアエリアでもあるんですよね。
最近は東武動物公園や那須どうぶつ王国など,カンガルーの飼育エリアに
入場者の通路が入り込んで,場合によっては至近距離で見ることができる
展示をしているところが増えてきましたが,そんな中でも
ここはかなりの広さ。

カンガルーといえば,こんなふうに寝そべって暮らしている時間が
ほとんどだったりするので,広いということは
こんな姿を遠くからしか見るだけという羽目にもなりかねない
わけですが,

けっこう近くに来てくれます。人間を恐れません(^_^)

正直手の届く距離。
ツーショットに挑戦する人もいました。

そして,閉園30分前,カンガルーもお帰りの時刻。
飼育スタッフさんが束ねた鍵をジャラジャラ鳴らすと
それがバックヤードへのお帰りの合図。

■このほか,埼玉県こども動物自然公園で印象に残った動物
ニホンカモシカのいる動物園って意外とあまりなくて
いる動物園でもほとんどまともに見ることができた記憶がないのですが
ここではばっちり見ることができました(3頭のグループ)。
思っていたイメージより小さいですね。

ここはフェンスで仕切られたかなり広い林の中を
ウッドデッキの通路で渡っていく方式で,前半は動物のいない
下草が茂った林,後半はニホンカモシカとニホンジカがいる
下草の食べつくされた林,という構成になっているのですが
私はペンギンヒルズから園の外周側の通路を回って逆方向から
入ったために,急坂のジグザグした通路をめんどくさいなあと
思いながら降りていくといきなりニホンカモシカに遭遇w
その後,坂がゆるやかになり,シカやカモシカのいない林の中を
通ってエリアを出るという,演出ぶち壊しの見方をしてしまいましたw
■あとは,鳥類。他の動物園でも
けっこうさまざまな鳥類を飼育展示していますが

ここのミナミジサイチョウがこの日の私には
意外とけっこうツボにはまりまして,意識するスイッチが入ると
他の鳥たちにもいろいろな気付きが生まれてきました。

キンカチョウと一緒に飼育されていたカノコスズメ。
キンカチョウはペットショップなどでも昔からおなじみの鳥で
もしかしたらカノコスズメもペットとして扱われる鳥種なのかもですけど
小さくてかわいいフォルムにシュッとしたカラーリングがツボでした。
乳牛コーナー近くの「カンムリシロムク舎」。
カンムリシロムクも白地に目の黒いワンポイントがかっこいい鳥なのですが
今回注目したのはシロクロゲリ。

名前のとおり,白黒のケリというわけですが,
この日は一緒に小さなひなを見ることができました。

子供のころは保護色カラーで,この鳥との親子だよね?と迷う姿。
鶏卵くらいの小さな姿でもう歩き回ることができます。
そんなこんなで,たしかに「こども」動物自然公園なのですが
行ってる間はそんなことを感じない,充実した動物園でした。
埼玉県こども動物自然公園
http://www.parks.or.jp/sczoo/■過去の動物園行ってきた
【行ってきた】埼玉県こども動物自然公園(1)さいたまのフンボルトはヒルズ族(2019年05月04日)
【行ってきた】 ペンギン見やすくなった!東山動物園(2019年1月3日)
【行ってきた】佐世保のペンギンは山にいた!森きらら(2018年8月16日)
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【行ってきた】【動物園】 すごーい!サーバルがいる羽村市動物公園(2017年03月13日)
こうして振り返ってみると,2017年はけものフレンズ効果で
火が付いたように動物園に行きまくっていましたね(^_^)。
2018年以降は動物園が減った分,水族館に行く比率が増えました。