2008年04月12日

ビックリ!肺無し完全皮膚呼吸カエル

これは驚きました。
こんな四足動物っているんですかねぇ…。
とにかく,見てみたい!

インドネシアで発見の「肺のないカエル」、進化論に新たな光


ふつうカエルって■■
体の体積の大部分は肺の空気じゃないですか。
本に載ってるカエルの解剖図なんか見ると
胃やら腸やら肝臓やら脂肪体がぎっしり詰まっているような
感じがしますけど,実際に解剖をされた人はわかりますよね?
メス(あるいはハサミ)を入れて肺に穴が開くと
プシューっと空気が抜けて体がぺしゃんこの細身になってしまい
カエルのまるまるとふくれたお腹はほとんどが空気だったんだって。
(ある童話で,カエルのおとうさんが
 牛がどのくらい大きいかを子どもに教えるために,
 自分の腹を膨らませて表現しようと無理しすぎて破裂してしまう
 という話がありましたが,空気で膨らむという点では生物学的に
 正しいわけですね)


この肺無しカエルは確かに胴体が小さく,手足の比率が大きい。
で,目玉の本官さんに似てるとか小錦顔だとか言われているようですが
けっこう小顔だったりします。
↓全身写真(正面)
「肺」がないカエル発見、完全な皮膚呼吸と インドネシア(CNN 4/10)
凄い!!皮膚呼吸するカエル???? ボルネオで肺を持たないカエル発見、皮膚から酸素吸収か(BookDAQ 4/10)元記事はロイター

ボルネオのジャングルで肺のない成体のカエルが発見(Technobahn 2008/4/8 16:41)

今回リンクを貼ったニュースの中ではTechnobahnが最も
日付が早くて記事も詳しい。
トップに貼ったAFPBB Newsは日付が遅い分,一番詳しいですね。

Technobahnではビックフォード氏のコメント
 「まさかこのカエルが肺がないとは思っても見なかったと」
AFPBB「クッキーのように平べったく、水中から取り上げてすぐ、
 それまで見たことのない生物だとわかった」
と,ちょっとニュアンスが違ってますけどね。
30年前に1匹見つかっただけのこの幻のカエルを再発見するまでは
こんなことがあると思わなかった,でも,後から取材を受けて
捕まえたら違うとすぐわかったと主張してみたって感じでしょうか?

カエルである以上,いったん肺のある祖先から肺が退化する
方向へ進化したってことなんでしょうね。
記事中のコメントのように,急流で流されないよう肺を退化させた,
温度が低ければ溶存酸素も増すので皮膚呼吸に向いている
というのは理にかなっていますね。

しかし,代謝量の小さい両生類とはいえ,体を扁平にして
体表面積を増やしたくらいでは水中の皮膚呼吸だけで
得られる酸素は相当限られると思うのですが
(魚類のえらと比べても表面積は相当小さいのでは)
どうやって皮膚と血液の間でガス交換をしているのか
興味がありますね。

そして,AFPBB Newsでは本題のニュースとは別に
記事末尾の“ちなみに”的な一文がいつも
気になったりしてますw

> 環境保護団体WWFによれば、カリマンタン島ではこれまで、
> 昆虫・哺乳(ほにゅう)動物・植物を含め数百種の新種生物が
> 発見されている。平均するとほぼ毎月1種の発見ベースだ。
>  直近では、毒を持った「トゲガエル」や、陸上を短距離だが
> 移動できる「歩行性ナマズ」、からだが透けている
> 「ガラスナマズ」といった珍種が発見されている。


行ってみてぇ〜〜〜!!

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  ※写真・図つき手順解説。

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posted by ドージマ・ダイスケ at 15:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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