2008年03月07日

●REC! サイエンスZERO「iPS細胞で再生医療を目指せ」

既にご覧になった方も大勢いらっしゃるかと思いますが
1日夜にNHK教育で放送された『サイエンスZERO』
「iPS細胞で再生医療を目指せ」が今日19時から
再放送されます。

sciencezero 山中伸弥教授
京都大学の山中伸弥教授のグループが、“万能細胞”の一つ「iPS細胞」を皮膚の細胞から作り出すことに世界で初めて成功した。神経や筋肉など体のさまざまな細胞に変化することができる万能細胞を人の皮膚の細胞から作り出せたことは、受精卵を元に作られる万能細胞「ES細胞」に比べて倫理的な問題が少なく、画期的な成果として国内外で大きな注目を浴びている。
 iPS細胞の誕生以来、世界中で研究が盛んに行われるようになり、アメリカでもiPS細胞の研究が加速して日米の研究競争が激しさを増している。
 iPS細胞の誕生には、理化学研究所で行われていたES細胞の遺伝子研究の成果など日本の生命科学の水準の高さも背景にある。
 番組では、iPS細胞の生みの親、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授をスタジオに招き、誕生に至る経緯にも触れながら、新たな万能細胞「iPS細胞」のもつ可能性とその最新情報を伝える。

【出演】 キャスター/安めぐみ 熊倉悟アナウンサー
  専門家ゲスト/山中伸弥(京都大学再生医科学研究所教授)
  コメンテーター/大島まり(東京大学生産技術研究所教授)


これまで当ブログで
ヒトの皮膚から万能細胞作製に成功!(2007年11月21日)
皮膚由来の幹細胞で貧血症のマウスの治療に成功!(2007年12月08日)
チーム山中,肝臓や胃からがん化しにくいiPS細胞(2008年02月19日)
と紹介してきました,いわゆる「万能細胞」の
最先端候補,iPS細胞ですが,
今回,山中伸弥教授がフル出演でその分野の解説,
研究現場の現状について語ってくれています。

ここで問題。
Q1 「万能細胞」を生むために組換えが必要な遺伝子の候補が24個にまで絞られました。24個すべてを遺伝子組換え(導入)すればiPS細胞ができることはわかっていますが,そのうちどの遺伝子とどの遺伝子が必要なのか,何個必要なのかすらわからないので,その候補の組み合わせは膨大な数に達し,そのそれぞれについて遺伝子組換え実験を行えば途方もない時間が必要となります。ところが,当時学生だった研究員が「先生,そんなに難しく考えるkとないですよ」と出したアイデアによって検証に必要な実験の数を大幅に減らし,3ヶ月後に候補の遺伝子を4つに絞り込むことができました。どのような実験を行ったのでしょう?

Q2 からだの各臓器・器官に分化させることができ,これからの再生医療の研究になくてはならない「万能細胞」ですが,現在高校の教科書にも書かれている「ES細胞(胚性幹細胞)」は,そのまま発生させれば1人の人間に成長できる能力をもっているヒトの胚を使うことから倫理的問題があるとされてきました。これに対し,皮膚の細胞からつくることができる「iPS細胞」はこういった倫理的問題はまったくありません。これは正しいでしょうか?

答えは,番組の中で山中教授が語っています。

急な話ですけれど,まだ見ていない人はぜひ今夜7時から
テレビの前で視聴いただくか,今から録画予約を。
「永久保存版」というにはまさに日進月歩,
研究の更新が目まぐるしい分野ですが録画の価値はあると思いますよ。

なお,次回(本放送:8日(土))は
「脳の働きを守る グリア細胞に迫れ」です。

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山中伸弥教授の研究室ホームページ
京都大学再生医科学研究所 再生統御学研究部門
 再生誘導研究分野






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posted by ドージマ・ダイスケ at 05:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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