植物の調節は生物Iの中では各社教科書でも最後にくる,あまりメジャーな分野ではありませんが,扱われる項目が限られているだけに押さえておくと点を拾える可能性が比較的高いお得な範囲。
今回も基本的な内容のおさらいになりますが,現時点で即答できない人も,簡単だという人にも役に立つと思いますよ。

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このグラフは植物体内の濃度を示しているんじゃないんだけど,根と芽の最適濃度を比べると2ケタ,根と茎だったら6ケタも違うから実質的に細胞の伸長成長を促す濃度と同じと考えてもいいと思うわ。
オーキシンが「茎の先端で作られて上から下に移動する(逆さにしても逆へは移動しない=極性)」物質だってことからすりゃ,根の濃度が一番低いAだってことは考えるまでもないんだよな。
〔5コマ目〕入試で出るかどうかだけど,2007年には京都府立医科大で出題されてたわ。グラフのどの線がどの器官かを選ぶどころか,茎と根についてグラフを描けというもの。根を低濃度,茎のグラフを高濃度よりに描くということと,さっき史絵が言っていたように,マイナスになるのはオーキシンが最適濃度より多すぎるときだけで,グラフの山の左側が0の線より下にいくことはない点もおさえておく必要があるわね。
あと,関西学院大では,与えられた表のデータをもとにグラフを描かせる問題を出していたんだけど,こちらは根のデータがすべて最適濃度より高いので,答のグラフが山形にならなかったわ。「オーキシン濃度のグラフはこういうもの」と思っていいかげんに答えずに,きちんと与えられた数値をプロットしないといけないわね。
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