2008年01月08日

イヌの嗅覚・識別能力って

今回は,ニュースといえばニュースですが
科学ニュースではなく一般ニュースから思うことを。

散歩中の飼い犬が、落ちていた”から揚げ”食べ死ぬ
(ANNニュース1/7 18:57)

 甲府市で、散歩中の飼い犬が落ちていたから揚げを口にした後、死んでいたことが分かりました。

 6日午後3時ごろ、甲府市の荒川の河川敷で、近くに住む女性が飼い犬の2歳のボーダーコリーを散歩させていたところ、落ちていたから揚げを犬が口にしました。この犬は、数時間後に中毒症状で死んだため、不審に思った飼い主の女性が警察に届け出ました。警察が、河川敷を捜索したところ、犬が散歩していたルートに、青い粉末が付着したから揚げが2個見つかりました。調べたところ、野菜の消毒などに使われる殺虫剤の成分が混入していたことが分かりました。警察は、殺虫剤の成分と犬の死との因果関係を調べています。

自転車道脇の空揚げ食べた犬が死亡 青の粉末付着 甲府 〜アサヒコム


悲しい話ですけれど,飼い犬が落ちている物を食べて
死んでしまうって事件・事故はしばしば耳にする,
けっして珍しい出来事ではないですよね。

飼い犬のしつけという問題もあるのかもしれませんけど,
子どもの頃,シートン動物記などを読んで
わなを仕掛ければ金属のにおいで察知して決してひっかからない,
毒エサをまいても決して食べないといった
野生の動物の注意深さに感銘を受けてきたものとしては
人間に飼い慣らされて今に至った動物の警戒心のなさ
鈍さにさびしい思いがすると同時に,そういったものを
捨てることで人間との共存に適応してきたんだと
複雑な思いを抱いてしまうのです。

まあ,動物記にしたって主役の動物がすごすぎるというか
ふつうの個体はわなや毒エサにひっかかるんですけどね。
それに,逆に人間を見たことのない動物は人を恐れないといって
警戒心どころか平気で人やカメラに近寄ってくる動物の
話や映像がよく紹介されます(たとえば1/11放送サイエンスZERO
再放送で紹介される南硫黄島の鳥など)から考えれば,
「野生だから敏感で警戒心が強い」と決めつけること自体
正しくないといえます。

ただ,ヒトの何万倍も嗅覚が鋭いといわれるイヌだけに,
体にわるい食べ物はかぎ分けられないのだろうか
と思うと,いろいろ調べたり考えたりするポイントが
ありそうです。
今回付着していたというカルバメート系の殺虫剤は
この手の動物殺傷事件でよく使われているようで
かぎわけられるもの・忌避できるものとそうでないもの
の違いはどこにあるのでしょうか…?


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ロボ―カランポーのオオカミ王 (シートン動物記)(単行本)
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posted by ドージマ・ダイスケ at 22:42| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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