2007年09月08日

Z会「参考書の参考書」を斬る(4´) 旺文社『解説が詳しい生物I・II頻出重要問題集』

木原アイコン
夏休みも終わって,生徒諸君も完全に2学期モードに
頭のほうも切り替わってきたと思うけど(最近は授業時間の不足で
2期制に変わってる学校が多いんだよな…区切りが悪いったら
ありゃしない),2年で生物IIをやるクラスも3年で生物IIをとる
受験生もそろそろ生物IIをやっとこうかなという時期だと思うので
そろそろ,7月にやった生物Iの問題集の紹介に続いて,
生物IIについても紹介していきたいと思う。

生物Iで紹介した本についていうと,
『トライアル生物』,『頻出重要問題集』とも生物II対応版が出ている。
ただし,『頻出重要』のほうは「I・II」の合冊版。
「II」単独の問題集となると,『トライアル生物II』
文英堂の『シグマ基本問題集生物II』『生物IIの必修整理ノート』
くらいということになる。特徴や使い勝手についてはIに準ずると
考えてもらってよい。
学校採用専用なら,東京書籍の「ニューグローバル」(→詳細)
実教出版の「エクセル」(→詳細)
数研出版の「リードα」(II,I・IIの両方あり。→詳細)
啓林館「センサー」(I・IIのみ)
などがある。
IIの問題集はあまり改訂しないから2〜3年前の本でも今売ってる本と
変わらない(指導要領改訂により2004年以前の「生物II」だと違ってくる)
ので,採用見本として送られてきていていらなくなったやつを1冊
先生からもらって使うって手もあるけど(邪道!出版社泣かせ!),
改訂しないってことはあまり見本を渡さないってことでもあるから
余ってるってことはほとんどないと思うけどな(ふつうは生物の先生の
人数より見本のほうが少ない)。英語なんかだとたくさんの出版社から
毎年ドバドバ送られてきて,1年前の見本が段ボール詰めになって
職員室前の廊下に「希望者は持って行ってよい」なんて置かれていることも
多々あるけど…。英語は商売になるんだな(ケッ!)

これだけだと全然本の紹介になってないので,
書店で買える「生物II」を含んだ本を1冊紹介しておこう。

    
解説が詳しい生物I・II頻出重要問題集

朝霞 靖俊(2004/02)
旺文社 (¥924税込)
→amazon

「II」を含んだ問題集,大学入試対応の問題集となると,旺文社が複数出していて,さすが『入試問題正解』の会社だと思わせる。この本以外では,後で紹介するが『入試に出る生物苦手問題113題の解き方』などがある。
生物の問題集というと各章あるいは単元ごとに「まとめ」が入っていることが多いが,この本は,本冊には解説がなくて問題だけがみっちり載っている(別冊解答に各問題の解説があるのみ),本冊が1色(別冊解答は2色)という形式で,値段的にも安いというところが『113題の解き方』とのおもな違い。

近年バイオ技術が目覚ましく進展して世の中の注目も著しい発生のところが全体的にやや端折り気味に感じられたりとか,動物の行動で,これから急速に廃れるであろう動物の分類と行動の種類の関係を示した図が最初に大きく扱われてたりとか,動物の集団では気候と群系の関係を示した図がほしい,生態系のところでは自然浄化や植物網・生物濃縮はほしい…など,あら探しをするつもりで見れば物足りない点は見つかるけれども,全体的には1つ1つの問題が各項目の範囲をよくカバーしている。Tとは著者が違い,問題も重複しない。一通りこなせば身に付くものが多い,内容の濃い1冊といえる。

それでは今回はひとまずこのへんで。


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Z会「参考書の参考書」を斬る(1) サブノートvs必修整理ノート
Z会「参考書の参考書」を斬る(2) 数研出版『フォトサイエンス生物図録』
Z会「参考書の参考書」を斬る(3) 文英堂『理解しやすい生物I』
Z会「参考書の参考書」を斬る(4) 数研出版『トライアル生物I』vs旺文社『解説が詳しい生物I頻出重要問題集』vsもう1冊


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  〔河合出版 2005/5〕 860円 (本体819)→Amazon
駿台受験シリーズ 理系標準問題集 生物 改訂版
  〔駿台文庫 2004/12〕 1050円 (本体1000)→Amazon
実力をつける生物 〔Z会 2005/4〕 1,470円 (本体1,400) →詳細
大学入試の得点源 生物I[要点]必出ポイント110の攻略で合格を決める
  〔文英堂〕 630円 (本体600) →Amazon
 ※生物IIもあります。…630円 (本体600) →Amazon
改訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス 生物図録
  〔数研出版 2007/2〕 924円 (本体880)→Amazon
  ※「高校コース高校基礎科」でも紹介。
大学入試にでる 生物[遺伝]が面白いほどわかる本 新出題傾向対応版
  〔中経出版 2006/9〕 1,260円 (本体1,200) →Amazon
  ※「高校コース高校基礎科」でも紹介。

生物事典 四訂版
  〔旺文社 2003/2〕 1,575円 (本体1,500) →Amazon
  ※三省堂『生物小事典 第4版』も紹介。

posted by ドージマ・ダイスケ at 05:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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