2007年09月04日

NHK『ダーウィンが来た』No.68「ミツバチお家騒動!」

毎回ユニークな生き物の話題を扱い,30分間内容の濃い情報を
伝えてくれる『ダーウィンが来た!生き物新伝説』。

9月2日(日)の放送では,ニホンミツバチの「結婚式場」の初撮影を目玉に
春に起こる,新女王の誕生から代替わりして新しい巣の営みが始まるまでの
一族の存亡をかけた一連の出来事が紹介されました。

ダーウィンが来た!第68回「ミツバチお家騒動!」
NHKトップページ(http://www.nhk.or.jp/

今回の放送では,女王バチそのものが雄バチと交尾する
「結婚」そのものは撮影できなかったわけだけど,
「世継ぎ争い」で負けた新女王候補の死体を風船で飛ばして
雄バチが集まってくる「結婚式場」を発見することはできたのよね。

それにしても,一度に10数匹の雄と交尾するってすごいですね…。

ナレーターのアナウンサーさん(女性)が「何か問題でも?」
と言ってたのには笑っちゃった。

特殊な方法で撮影に成功してるヨーロッパのセイヨウミツバチの
交尾映像,なんつーかテラシュールだったな…。
飛んでるのに雌は画像の中で固定されてやたらでかく映ってるし
雌に雄がつかまると,腹が割けて交尾器が飛び出し,
交尾が成功すると同時に雄は即死って…。がく〜(落胆した顔)
カマキリも雄が交尾すると同時に雌に頭を食われて死んじゃう
(それが刺激になって精子の送り込みが進むともいう)とか,
昆虫の雄って,えげつなー運命のが多いよな…。
それでもやりたくて自分からやってんだからすげーよ…。

今回撮影された丹沢山麓のニホンミツバチも,
新女王が「結婚」する映像は撮れなかったけど,
天敵に襲われる危険な「結婚式」雄の交尾器がついた
状態で無事生還してきてたわね。けど,あれで
どうやって何十匹の雄と交尾するのかしら?
ムササビなんかだと,雄は自分が精子を送り込んだ後
他の雄との交尾を防ぐため栓をするんで,後から
「結婚」を申し込む雄はその栓を取るらしいけど…。

複数の新女王候補の中から殺し合って1匹が勝ち残ったのに
命がけで「結婚式」に行かないといけないって大変ですね。
女王は3年長生きするけれど,働きバチは30日間しか生きられないので
新女王はすぐ卵を産んで前の代の女王が残した働きバチ(新女王の姉妹)
がいなくなる前に次の働きバチを“生産”し続けないと巣が絶えてしまうんですね。
あと,たくさんの雄の精子を体内に取り込むのも,
巣作りや子育て,蜜集めなどの多くの仕事に向いたいろいろな
タイプの遺伝子を持った働きバチを生み出すためとか…。

まさに「産む機械」だよな。
人間の女性のことを頭数でそう呼んだ大臣はバカだけど
ハチやシロアリの女王だと冗談抜きで産むのが仕事の
一生なんだよな…。

養蜂業をやっててミツバチを飼っている人は,
産卵するスピード,つまりまさに生産性が落ちるからと,
1年くらいで女王を交替させるそうです。厳しいです…。ふらふら

ここでちょっと注意しないといけないんだけど,
働きバチの仕事の役割分担って,1匹1匹の得意不得意で
仕事を割り振りするんじゃなくて,蛹から羽化した後,
巣の掃除→送風→幼虫への給餌→飛行練習→巣の修理
→蜜の受け取り→門番→花粉集め・蜜集め
というふうに1匹の働きバチがそれぞれ年齢(日齢)に
応じた仕事をしていくようになってるから勘違いしないようにね。
もちろん,門番の仕事を個体によっては1日で終わったり
何日も続けたりするとか,巣の中には仕事せずに休んでる
働きバチもけっこう多いから,個体ごとに仕事の得意不得意が
あるのは当然あるでしょうけどね。

関係ないですけど,
女王バチって,体から「女王物質」を分泌して他のハチを従わせたり
他に女王が誕生するのを阻止したりするわけですが,
わざわざ他のハチが女王バチの所になめに来るってことは,
おいしいんでしょうか…?

なめてみたいの?w

興味はありますw


日本在来種みつばちの会

藤原養蜂場

※日本在来種みつばちの会(事務局・藤原養蜂場=藤原誠太氏)が番組に全面協力



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posted by ドージマ・ダイスケ at 15:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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