2022年06月12日

鑑賞メダカ展示会2022春in松戸

前のエントリで触れた東大五月祭の2日目と被る5月15日,松戸市の愛好会が毎年春秋鑑賞に開催しているメダカ展示会に行ってきました。

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今回は屋根と壁に囲まれた会場が設営され,雨も日差しも避けられて,上見の展示もテーブルの上に置かれていたためとても見やすく,写真を撮りながら見て回るのに助かりました。
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販売は毎週やっているようですね。

去年も一応販売は行われて,風の吹きっ晒しの中まず感染の心配はない状態だったものの足を運ぶ人は少なく,人が途切れるか途切れないかくらいの人手だったのですが,2年のブランクをはさんでの展示会開催となった今年はほとんど告知なかったのに新型コロナ禍前まで年々膨らみ続けてきた盛況が戻ってきていました。

そして肝心の,展示されていたメダカたち。
ほんの1,2年で大きくトレンドが動いたというか,上見で全面的にメタリック光沢が入っているとか全面的にラメが入っている品種がすごいという傾向ですね。
数年前まではラメといえば側面から見てちらちら見えるくらいのものが普通で,背中に下手に入ると色が抜けて見えてしまうものだったんですよね…。背中にびっしりカラフルな宝石をちりばめたような品種は特別な名前をつけられて超特別な存在だったのですが,完全に大きなジャンルの1つに発展してきました。

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サファイア

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白虎ラメ

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レモンティアラ

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シャンパンゴールドラメ

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女雛ラメ

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天界

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グランブルー

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SMHサンセットみゆきヒカリ

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プラチナブルージェイ

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乙姫

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オーロラ黄ラメ

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東天紅

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秋桜(コスモス)

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紅玉
今は紅白の品種もビッカビカの光沢がメインストリームなんですねえ。

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紅玉には今映画『シン・ウルトラマン』上映で注目の初代ウルトラマンを彷彿とさせる個体も。

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三色ラメ

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陶三彩

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すみれラメ

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五金

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陽炎(かげろう)

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黒ラメ黄みゆき体外光


■長らく主流ジャンルの1つを占めていたブラックメダカ,今年はぐっと数が減りました。
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サタン
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五式

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深海

■なめらかなやわらかい色合いの品種もいいですよね
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雨露の糸

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黄金百式

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スーパーオパールヒレ長

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はてな

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銀箭


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モルフォ

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黒ラメみゆきサファイア

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エメラルドフィン

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鬼ラメ

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ユリシス

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ブラックダイヤ体外光

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黒百式

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ホログラム

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黒衣

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結芽(ゆめ)

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緑光全身体内光

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天帝


■これらのきれいな形質にヒレ長が加わった品種はほんと映えますよね。

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白ミユキリアルロングフィン

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サンセット極龍

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マリンブルー

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ブラックリアルロングフィン

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星河リアルロングフィン


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ブラックドラゴン

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銀炎

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蒼穹(そうきゅう)

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黄リアルロングフィン

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ヒレ長ミユキダルマ

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銀箭(ぎんせん)リアルロングフィン


■展示会のトレンドは販売とも連動していて,基本となる品種がほとんど姿を消しましたね…。楊貴妃(赤いメダカの)はありましたが普通の「みゆき」(幹之)が全然出ていないのには驚きました。
「ヒカリ」(腹側の遺伝子が背中に現れ,)
「琥珀」(ひれの端の筋がオレンジ色になる)
「スワロー」(ひれの一部が伸びる) とかは新たな品種の形質の一部として見かけるほかは表舞台から姿を消して久しいですが,楊貴妃と並んで幹之はスタンダードとして誰でも手に入る形でずっと残してほしいですね。
「ダルマ」(体形が丸い)も今年は少なかったですね。

※楊貴妃:赤いメダカの代名詞といえるスタンダード品種の1つ。
※幹之:背中に強い光沢の入った,鑑賞メダカのエポックメイキングとなる品種。
十数年前には体の後半分に光沢の線が入っていれば品種として成立していたものですが,今は背中全体,あるいは口先まで銀光がつながっているのがざらにいて,そこからさらにひれまで光沢の入っている品種まで発展している状況。

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毎年いい幹之を補充するのがお目当ての1つだったりしていた(昨年から越年した稚魚もいるのですがなかなかいい形質の子が次に子を残すまで育たなくて…)のですが,今年はシンプルな幹之が出なかったとのことで,緑光ラメの個体を買ったほかは,1回300円のメダカすくい(5匹まで持ち帰り可)で,狙いに狙ってきれいな幹之を確保。ひれまで光るすばらしい個体もいて,なんとか卵を,そして次の世代につながる子を育てたいものです。










posted by ドージマ・ダイスケ at 14:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆イベント・生物オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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