ペンギンヒルズのフンボルトペンギンたちや
国内で唯一飼育しているプーズーやグンディなど
すくすくと元気に育ち繫殖も進んでいます。
※このエントリでは
◆フンボルトペンギン
◆プーズー
◆グンディ
◆マヌルネコ,ナマケモノ,鳥3種,昆虫,トカゲ 等について紹介します
本格的な暑い夏の始まりとともに遮光ネットも展開されたペンギンヒルズ
ヒルズの入口を入ると,いきなり人気者の1羽「ペンペン」が。
人間好きのペンギンで,現在パートナーはなし。人恋しくて出張ってきたのかしら
→換羽が始まっていたようですね。
https://www.facebook.com/saitamazoo/posts/1702479703234584

新型コロナ禍の中,ソーシャルディスタンスの意識は欠かせませんが
フンボルトペンギンもソーシャルディスタンス
かと思えば密。
ペンギンは年に1回換羽を行うので,初夏から夏頃に古い羽毛が浮いて
ぼろぼろに見える個体がいる一方
ぴっかぴかの子もいていろいろな姿が楽しめます。
3羽いる亜成鳥,名前が決まっていなくて「赤」「青」「黄」の仮の名前ですが
この青ちゃんが抜群にフォトジェニックでした^^
そして,「ペンギンヒルズ」最大の特徴,ペンギンたちが来場者の通路も含めて
広いスペースを自由に歩き回れるわけですけど,その中にある,まさに丘の斜面に
ペンギンたちのホームタウン(正式には「営巣地」)が。
今年生まれのひながしっかり顔を出すまで成長していて
ちょうど見ることができてよかった♪
ピーピーと高いかわいい声で鳴くのはこどものうちだけですからね。
●このペンギンヒルズの手前にあるのがプーズー舎。
世界最小のシカにして,世界でも野生ではチリのチロエ島にしかいない超希少種。
2016年から国内で初,唯一の飼育になります。
今,全国,というか世界的にも「国内唯一」という肩書はけっして喜ばしいものではなくて
その個体がいなくなったら国内からその種は消滅してしまうということ,
繫殖させたくても他の園からパートナーを連れてくることができないということなので
クオッカにしてもこのプーズーにしても,
動物に快適な環境を提供して自然と同じように繫殖してもらう,
他に飼育できる(それによって連携できる)園を増やせるようにする責任があるんですよね。
サイ♂ リオ♂ ピナ♀ スミレ♀ の4頭でスタートしたプーズー飼育,
現在は
2017年生まれのサクラ♀,2019年令和元年生まれのレイ♀,
そして今年5月13日生まれのゼル♂,7月生まれの女の子と
着実に実績を重ねてきました。
子どもらしく元気に走り回る姿やしぐさがかわいらしかったです。
小さい分逆に,あと屋外は塀の窓から見ることになるのでゆっくり見られないせいもあって
現地では人気の盲点になっている感もありますが,ぜひお見逃しのないようチェックしてほしいです。
●園内の一番奥(クオッカのいる「カンガルーコーナー」の反対側)にある
ペンギンヒルズとプーズー舎の手前にあるのが
前回来たときにはなかった「ecoハウチュー」。
今回も新型コロナ対策で屋内施設は開いてないのではと勝手に思っていたら,開いていました。
中に入った感じでは,かなり換気が強化されている印象。
ハダカデバネズミを展示している「夜の世界」のコーナーは展示休止となっていました。
※こども動物自然公園 日本初公開の動物たちが仲間入りして小動物舎リニューアルオープン!
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2019/0719-09.html
キボシイワハイラックスも,パンパステンジクネズミも
けもフレ界隈では「きすけ」が有名なデグーもかわいらしかったですが,
今回はこちらを紹介したいと思います。
グンディ。
アフリカの砂漠に生息するげっ歯類。
こちらも国内唯一の飼育でJAZAの動物検索では2020年8月12日現在ヒットしません(;^ω^)。
最初見たときには動きがすごく小さくゆっくりしていたので,これがこの動物の生存戦略なのかな?
と思ったら,けっこうすばやく走り回ったりもして普通でした^^
帰ってからこのブログを書くのにグンディのことを検索してみたら
今年初めの頃のこの子たちの写真に比べてなんか太ってきてるような…(;^ω^)
●そのほかに出会った動物たちを何種かピックアップ。
マヌルネコ。
NHK『ダーウィンが来た』のマヌールとか,アニメなどで知名度が上がっているマヌルネコ。
はじめて東山動物園にやってきた頃はすごくデリケートな扱いをされていましたが
那須どうぶつ王国など,かなり見やすい展示をするところもありますね。
しかしここでは動物ファーストで暗めの環境で公開。興味深いところです。
【行ってきた】けものフレンズとコラボの那須どうぶつ王国はちょうど20周年でいろいろ充実!
(2017年07月24日)
http://ddaisuke.seesaa.net/article/452087317.html
レッサーパンダも,この暑さへの対応ということで屋内展示のみとなっていました。
コアラ舎の屋外エリアにいるけれどなかなかしっかり見るのが難しい動物が…
フタユビナマケモノ。
動かないから天敵に見つかりにくいみたいに言われていますが,
よく絵に描かれるような,前足と後足で木の枝にぶら下がっている恰好じゃなくて
ぼろのかたまりみたいな見た目になっているので生き物に見えないというのが本当のところだと思います。
この日は動いているところ,前足や顔が見られてよかったです。
(けっこう高くて離れた場所だったのと逆光だったので,肉眼では
よく見えなかったですけどね(;^ω^))
●個人的に印象に残った鳥シリーズ
身近な存在ではあるもののここまで間近で見ることはなかなかできない
ハシブトガラス(名前は「ブト」)
キボシイワハイラックスの放飼場に同居していた
ツキノワテリムク。
おいおいめっちゃきれいだな。あと,なんか埼玉zooは「テリムク」好きな印象
存在感の強いヤシオウム。
熱帯原産のため,寒い季節は非公開となるそうです。
●あと,多くの人にはどうでもいい話ではあるのですが
動物園って自然の豊かな森林の中の立地につくられることが多いので,普通の生き物も
抱負なんですよね。家族連れも多いこともあって,昆虫などを見つけて盛り上がる様子も幾度と見られました。
先日,千葉市動物公園で「人生2度目か3度目」と言ったナナフシが
普通に視界にw
入場前の行列で,駐車場沿いに植えてあった木に小さいセミが飛びついて
なんだろう?と思ったのですが,園内でニイニイゼミを頻繁に目にして納得。
子供のころ(愛知県在住)よく見かけたセミですが,最近は公園とかでもあまり見なくなりました。
そして,普通の昆虫なのにめっきり見ることが少なくなったカマキリも
園内ではたくさんいて,
こういう状態が普通であってほしいのだけど…今現在,身のまわりにある程度の緑化じゃ
昭和の頃に身近だった生き物のバラエティは維持できないのかな
それから,ルリタテハ
これもけっして珍しいものではないですけど,小学生のころ毎年近所の公園
(敷地内に開発前の丘・林の一部が遺されている)でアカタテハとともに捕まえていたのを
なつかしく思いだしました。
●そして,最後に
普通に見かけた小動物の代表格,ニホントカゲ。
子どもが「あ!」と見つけて追いかけようとしたり,それをお母さんやおばあちゃんも笑顔で見守ったり
いい世界だ…と思いつつ,子ども以上にトカゲを追いかけていたおじさんがこちらになります。
おや君,しっぽが二股だね。たぶん一度自切して再生エラーしたのかな。
あと,君が食べているのはどう見ても木の枝(葉っぱの軸?)だ。結局全部飲み込んでたけど。
コツメカワウソも葉っぱ食べてたけど,
けっこう雑食なんですかね。
埼玉県こども動物自然公園ホームページ http://www.parks.or.jp/sczoo/ 「世界一しあわせな動物"クオッカ"が来園!」 http://www.parks.or.jp/sczoo/news_special/detail/000245.html 「ベネットアカクビワラビーの成長記録」 スタッフブログ 2020年8月5日 http://www.parks.or.jp/sczoo/blog/entry/000553.html ※今回は「カピバラ・ワラビー広場」を押さえられてませんでした… 赤ちゃん,もうすっかり大きくなっていますけど見られたらよかったな… |
●前回の訪問は昨年春の大型連休時でした
【行ってきた】埼玉県こども動物自然公園(1)さいたまのフンボルトはヒルズ族
(2019年05月04日)
http://ddaisuke.seesaa.net/article/465504316.html