2020年03月22日

【行ってきた】 海響館 後編:フンボルトペンギン特別保護区

2月のペンギン行脚,2番目の目的地・市立しものせき海響館 完結編です!

前回の「亜南極ゾーン」を抜けて,再び1階に上がると,屋外の「フンボルトペンギン特別保護区」がすぐ目の前に
200322_01海響館0209o (10)フンボルトペンギン特別保護区.JPG
(エスカレーターで上がって回れ右する必要がありますが)。

または,海響館のエントランスから右手前に進む「亜南極ゾーン」への進路よりも
やや前寄りを右に進むとすぐに「フンボルトペンギン特別保護区」に出られます。


200322_03 海響館0209p (4)フンボルトペンギン特別保護区.JPG

200322_03 海響館0209p (927)フンボルトペンギン特別保護区_えさやり.JPG

200322_12 海響館0209p (105)フンボルトペンギン特別保護区_水中でえさやり.JPG

200322_02 海響館0209o (11)フンボルトペンギン特別保護区 掲示.JPG
日本でフンボルトペンギンを飼育するのは単なる見世物ではなく,
種の保護・保存のため。ということで,海響館はチリ国立サンチアゴ・メトロポリタン公園
メトロポリタン動物園と相互協力し,飼育技術や野生地でのフンボルトペンギンの保護に
貢献する研究・教育活動を行っています。

ということで,この「特別保護区」も,
フンボルトペンギンの生息域外重要繁殖地として指定を受けており
生息地を再現したつくりになっています。

200322_05 海響館0209p (106)フンボルトペンギン特別保護区.JPG

200322_06 海響館0209p (394)フンボルトペンギン特別保護区_巣とペア.JPG

このエリアにて飼育されているのは40羽。
だいたいペアになっていて,毎年のように産卵・孵化育雛が行われています。

【ペンギン4コマ】3人合わせて…(3)聖なる娘?! 
  https://www.pixiv.net/artworks/71174973

「穴掘りペンギン」(holly penguin)ことフンボルトペンギン属の仲間は
巣穴をほって繫殖を行いますが,その穴は足で掘るんですね。

200322_08 海響館0209p (110)フンボルトペンギン特別保護区_ひながいる巣.JPG
今年ひなが誕生しているのはこの巣。
来館者が通る木道からはちょっと見づらい位置・角度に(;^ω^)
200322_09 海響館0209p (111)フンボルトペンギン特別保護区_ひながいる巣.JPG


200322_11 海響館0209p (5)フンボルトペンギン特別保護区_えさやり.JPG


200322_07 海響館0209p (397)フンボルトペンギン特別保護区_巣とペア.JPG

歩いて2〜3分くらいで1周できるくらいの大きさのこの特別保護区,
通常のイベントとして,飼育スタッフの方が解説しながら案内してくれる「ペンギンツアー」を毎日開催。
個体が識別できるよう,名前とバンドの色をまとめた一覧を貸してくれます。
200322_20 海響館0209o (79)ペンギンツアー_保護区の個体名リスト.JPG

個体識別用の色バンドは,性別によってつけるフリッパーを右左で分けたりしますが
ここ特別保護区では,ペンギンツアーのお客さんが見やすいように
どの個体も両翼にバンドがつけられています。
この日は,グレーかと思ったバンドは実は色褪せたピンクだったなんてことがあったりして
スタッフの皆さんは基本,個体の外見で区別がついて,さらにどの子がどの子とペアで
どんな性格で,他の個体とどういう関係か頭に入ってるんですよね。すごい。



海響館は,屋外フンボルトペンギンの施設がほかにもあり,こちらも合計40羽弱が飼育されています。
(海響館全体で80羽弱ですね)

200322_40 海響館0209o (95)ペンギン_ふれあいエリア遠景.JPG

こちらのペンギンプールではペンギンのお食事が
「ごっくんタイム」として解説つきのイベントとして公開。
200322_54 海響館0209o (325)フンボルトペンギン_ごっくんタイム_.JPG

200322_55 海響館0209p (805)フンボルトペンギン_ごっくんタイム_.JPG
ペンギンのえさはアジやカラフトシシャモなどです。

200322_56 海響館0209p (892)フンボルトペンギン_ごっくんタイム_.JPG

200322_56 海響館0209p (822)フンボルトペンギン_ごっくんタイム_投入.JPG
栄養不足がないよう,どこの園館も個体1羽1羽が魚を何匹食べたか記録をつけますが
健康に問題ない分食べたことが確認できたら,あとは自由競争タイム

200322_57 海響館0209p (883)ごっくんタイム水中.JPG
来館者は,下の段でガラスの間近から水中のペンギンの様子を見ることも
後ろの上の段で上から地上組のペンギンの様子を見ることもできます。

200322_59 海響館0209p (926)フンボルトペンギン_ごっくんタイム_えさ終了.JPG
「お魚もうないよ」 終了のサイン。

このプールの隣には「ふれあい広場」。
200322_70 海響館0209o (288)フンボルトペンギン_ふれあい広場.JPG

このエリアにいる15羽のペンギンたちは
すべて来館者とのふれあいが可能なレベルでトレーニング済みの個体たち。
(もちろんさわれるのは特定の催し時に参加枠の範囲のみですが)

繫殖から上がるクラス(個体番号1ケタ)のベテランもいますが
みな普通にペアをつくり繫殖もしています。

200322_71 海響館0209p (383)フンボルトペンギン_ふれあい広場_巣とペア.JPG

200322_81 海響館0209p (955)フンボルトペンギン_クルミ_恍惚のディスプレイ.JPG
このクルミ(♂)はさっさとエサを食べて,奥さんに「巣に帰るぞ」と
ひっきりなしに鳴いて呼んでいたのですが,奥さんのほうもマイペースで
なかなか応じず。飼育スタッフさんの説明を聞きながら観察していると
1羽1羽の個性や関係性がおもしろく,親近感を感じます。

タイミングがよければトレーニングをしている様子も
見ることができますよ
200322_84 海響館0209p (981)フンボルトペンギン_ふれあい広場_トレーニング.JPG

200322_85 海響館0209o (335)フンボルトペンギン_トレーニング.JPG

200322_86 海響館0209o (335)フンボルトペンギン_トレーニング.JPG


海響館は2010年に「ペンギン村」が開設されて今年で10周年,
この3月に記念イベント・企画が開催される予定でしたが
新型コロナウイルス感染症の問題で
3月2日より休館,催しは延期となりました。
流行が世界的なものとなり,先がまだ見えない状況ですが
早く 皆がここで再び生き物との出会いを楽しめる日が戻るよう願います。


200322_90 海響館0209p (912)フンボルトペンギン_えさ待ち.JPG

200322_91 海響館0209o (282)ふれあい広場_フンボルトペンギンえさやり.JPG

200322_92 海響館0209p (807)フンボルトペンギン_6羽のうち1羽がキャッチ.JPG



市立しものせき水族館 海響館 公式サイト
http://www.kaikyokan.com/















posted by ドージマ・ダイスケ at 15:46| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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