2019年11月03日

【行ってきた】南紀白浜2019(2) アドベンチャーといえばペンギンじゃ!

10月下旬,南紀白浜へ行った話の続編♪

その(1)…白良浜・千畳敷・三段壁・京大白浜水族館

南紀白浜&生き物といえば,なんといっても世界レベルの展示動物がいる
白浜アドベンチャーワールドですよね。
20191025_白浜アドベン00-1020o (1)自動車入口.JPG

アドベンチャーワールドといえば,
上野動物園なんか目じゃない繫殖実績と現飼育頭数を誇るパンダ

という人が多いと思いますが,
ペンギン推しの私としては,まずはここにしかいない
エンペラーペンギン(コウテイペンギン)のひなを見て,他のすべてはそれから
という行程になります。

エンペラーペンギンがいるのは国内では名古屋港水族館とアドベンチャーですが
繁殖に成功しているのはアドベンチャーのみ
20191025_白浜アドベン1020-1o (11)エンペラー生れました.JPG
しかも2004年の初繫殖成功からの16年で13羽目,
今年で5年連続というすばらしい実績。

エンペラーペンギンがいる動物園・水族館というと
世界で見ても米国サンディエゴのシーワールドと
中国の南京海底世界,上海海昌海洋公園くらいでしょうか。

20191025_白浜アドベン01-1020o(3)エントランスドーム.JPG
エンペラーのひなが展示されているのは入場門からほど近い「ペンギン王国」ということで
そこへ直行!

と,思ったら,入場から100mも進まないうちに
ウェルカムペンギンのサービス^^♪
20191025_白浜アドベン21-1020p (8)ウェルカムペンギン_ケープペンギン.JPG
日本の常温でも平気なケープペンギン
これには思わず誰もがニッコリ

そして本チャンの「ペンギン王国」に到着すると
下の1階へ(反対側の入口から入るとそのまま1階に通じます)
20191025_白浜アドベン10-1020o (8)ペンギン王国.JPG

いました。エンペラー赤ちゃん
20191025_白浜アドベン1020-2o  (86)エンペラーペンギンのひな_保育器.JPG

20191025_白浜アドベン1020-3o  (48)エンペラーペンギンのひな_保育器.JPG
ときおり顔を出す姿がかわいい…しかし光量が少ないととたんにカメラのAF能力やシャッタースピードが落ちる…しんどいつらい(;^ω^)。


このエンペラーの隣にはキングペンギンのひなが。
「でかっ!」の声を頻繁に浴びてました^^(
孵化20日目のエンぺひなと7月生まれで生後3か月のキングひなの違いは大きいw
20191025_白浜アドベン1020-4o (55)キングペンギンのひなと飼育スタッフ.JPG

アドベンチャーでは,適切な体重に成長するまで
親から離して人工飼育する手法を確立してエンぺひなをこれまで確実に育ててきました。
この人工期間に見に行く以上,見どころはなんといってもえさやりタイム

イベントではないので時刻は告知されていませんでしたが1時間あまり粘った甲斐あって
お昼の給餌タイムに無事 居合わせることができました。
20191025_白浜アドベン1020-6o (128)エンペラーペンギンのひな_えさやり.JPG
保育器?から明るい机上へ。かわいい^^


飼育スタッフを親と間違えないよう,自分をペンギンと自覚できるよう
刷り込み(インプリンティング)防止のため,
スタッフはエンペラーペンギンのコスチュームでひなに接します。
20191025_白浜アドベン1020-5o (124)エンペラーペンギンのひな_えさやりの準備.JPG

親ペンギンを模した手袋を近づけると
首をしゃくり上げてピイピイ鳴くおねだりのサインを出すエンぺひな。
ひなへの給餌シーンでは ほかのペンギンでも同じようなしぐさを見せますね。
親とひなが互いにかぎ刺激を発して相手の行動を促すわけです
(最近の高校教科書では「本能行動」って言い方をしなくなって
 固定的動作パターンと言われたり単に生得的行動と呼ばれたりしていますね)

ピストンに入れた流動食が全部入るのもすごいですが,
20cm近くあるカテーテルをほぼ全部突っ込んで飲ませるのもすごかった
20191025_白浜アドベン1020-7mov (16)エンペラーペンギンのひな_えさやり.JPG

ふ化した時点で体重300gだったエンぺひな(鳥のひなとしては超でかいですね…),
生後20日目のこの日は727g。
この3日後(休園日の翌日)に成鳥のいる「海獣館」での展示に移る
ということで駆け込みで見に行った感じでしたが

翌日にはもう人工飼育展示終了していました。あっぶねー。
20191025_白浜アドベン1020-8o (39)エンペラーペンギンのひな_1021.JPG

ただ,その後,ひなを返された親カップルが順調に給餌してくれなかったので
人工飼育に戻されました。
11月3日時点で公式ツイッターから移動のアナウンスがされていないので
今も人工飼育展示は続いていると思われます。


■■

アドベンチャーワールド といえば,国内トップクラス8種類のペンギンがいますが,
入場口から最初に目にする建物「ペンギン王国」にいるのは
キング・ジェンツー・キタイワトビの3種類。
20191025_白浜アドベン10-1020o (91)ペンギン王国.JPG

20191025_白浜アドベン11-1020o (95)キングペンギン.JPG
キングペンギン

20191025_白浜アドベン12-1020o (176)ジェンツーペンギン.JPG
ジェンツーペンギン

20191025_白浜アドベン13-1020o (225)イワトビペンギン_ペア.JPG
イワトビペンギン(キタイワトビペンギン)

キング・ジェンツー・イワトビの3種は,亜南極というか,南米大陸の南部などで
見られる種。大西洋のアルゼンチン沖にあるフォークランド諸島(マルビナス諸島)で
キング・ジェンツー・(ミナミ)イワトビが見られるというと生息域がイメージできるでしょうか。

キングペンギンのひなはこの下の1階であの巨大な2羽が飼育されていたわけですが
キタイワトビ,ジェンツーも複数のペアが順調に繫殖しているようです。
20191025_白浜アドベン10-1020o (159)ジェンツーペンギンの巣・キタイワトビペンギンの巣.JPG


あと,ときどき,ピャッと飛び回って
「ペンギンって飛ぶの?!」という驚きを巻き起こす鳥がいますが,
それはペンギンではなくインカアジサシですのであしからず^^
20191025_白浜アドベン15-1020p (114)インカアジサシ.JPG

どこの水族館でもそうですけど,基本的に寒いところのペンギンは
ガラス越しにしか見ることができなくて(キングを冬の季節屋外展示する園館は
けっこうありますけど),さらには至近距離で見るとなると冬の旭山や海遊館などでの
キングペンギンパレードくらいしかないわけですけど
ここではレクチャータイムの「ペンギンアカデミー」
キングペンギンが手が届くくらいの距離まで来てくれます。

20191025_白浜アドベン33-1020p (131)キングペンギン_ペンギンアカデミー.JPG
ペンギンの登場から,トークが始まるポジションまで,めっちゃゆっくり
ペンギンのペースで歩いてきてくれます^^

20191025_白浜アドベン33-1020o (197)キングペンギン_ペンギンアカデミー.JPG
飼育スペースや資料が展示されているポイントなどを5か所くらい移動しながら
飼育スタッフがペンギンに関する知識をレクチャー。

こういうのはネタバレとかきらいな人もいると思いますし
逆に,行ってみたら聞いてたのと違ったということで気に入らない人も
いたりすると思うので難しいところですが,
私が行ったときには,レクチャーの内容と関連して
キングペンギンとアデリーペンギンの卵の実物殻の実物重標本
ペンギンとペリカンの骨(ペリカンの骨のほうが大きいのに軽い!)や
羽毛をさわらせてもらいました。
20191025_白浜アドベン33-1020o (186)キングペンギンの卵とアデリーペンギンの卵_ペンギンアカデミー.JPG

20191025_白浜アドベン33-1020o (191)ペンギンの骨とペリカンの骨_ペンギンアカデミー.JPG

そして,レクチャーが終わった後は,なんとキングペンギンとのふれあいタイム!
20191025_白浜アドベン34-1020o (204)キングペンギン_ペンギンアカデミー_ペンギンふれあい_おさわり.JPG
背中とフリッパーをさわらせてもらいました。

いくら冷房がガンガン効いているとはいえ,亜南極のペンギンで
なかなかこんなことできるもんじゃありません。
また,コウテイペンギン属で性格が温和なキングペンギンとはいえ
ペンギン同士でふつうにもめたりしてますから,
このキングさん,特におとなしい個体なんですよね。

アドベンチャーではさすがに個体数が膨大なので,
ペンギン個体の名前は番号で呼ぶ制度
20191025_白浜アドベン33-1020o (209)ペンギンの名前_バンドの色の意味_0.JPG
フリッパーにはめるバンドの色にペンギンの種と3ケタの番号が
対応していて,今回のキングさんは「271」さんでした。


おつかれさまでした^^ノ
20191025_白浜アドベン33-1020o (174)キングペンギンを抱えて運び出す(ペンギンアカデミー用).JPG


■■

キング・ジェンツー・キタイワトビの3種がいる「ペンギン王国」を後にして
残りの5種は隣にある建物「海獣館」に。

というか海獣館に行けば,エンペラー・キング・ジェンツー・
キタイワトビ・アデリー・ヒゲ・ケープ・フェアリー全部います


20191025_白浜アドベン14-1020p (289)エンペラーペンギン.JPG
エンペラーペンギン(コウテイペンギン)

1階から2階へのらせん通路沿いにはプールを泳ぐペンギンたちの水面下の姿を見られます。
突然出くわすエンペラーの大きさには圧倒されます。

「ペンギン王国」でキングペンギンを見ると,これぞペンギン(人鳥)!って感じで
鳥としてはかなり大きく堂々とした姿なわけですけど
エンペラーと比べるとその体格差は歴然としてます。
エンペラーとキングを見比べることができるのは
たぶん世界でもここだけ


20191025_白浜アドベン15-1020p (312)ジェンツーペンギン&キングペンギン_水中_群れ.JPG
ペンギンの仲間で泳ぐ速さが最速といわれるジェンツーペンギン。,
キングといっしょに泳いでいますが,日本で飼育されているペンギンの中では
一番泳ぐのが好きって感じですね。
(2番目は長距離の渡りを行うマゼランかな?野生では
イワトビの類は1年の大半を南太平洋やインド洋で過ごしている種が多いですけど)

20191025_白浜アドベン17-1020o (254)ヒゲペンギン.JPG
ヒゲペンギン

20191025_白浜アドベン16-1020p (275)アデリーペンギン_水中.JPG
アデリーペンギン

エンペラーを飼えるレベル(南極なみ)の極寒・清浄環境が求められる
ヒゲペンギンアデリーペンギンは飼育のハードルが高く
アドベンチャーと名古屋港水族館以外では
アデリーは大阪海遊館と八景島シーパラダイス,
ヒゲは長崎ペンギン水族館でしか見られません。

エンペラーペンギンの繫殖に5年連続成功しているということは
去年もひなが生まれ育っているということで,
今,エンペラーの亜成鳥が見られるのもアドベンチャーだけ。これもけっこう貴重だと思います^^
20191025_白浜アドベン18-1020o (288)エンペラーペンギン_亜成鳥.JPG

■■

アドベンチャーワールド のペンギン って8種類もいるのに
国内で最もポピュラーなフンボルトペンギンがいないんですよね。
かわりに同じ属で2番目にポピュラーなケープペンギンがいるんですけど,海獣館での扱いがしょぼいw

20191025_白浜アドベン19-1020o (241)海獣館_2階.JPG
※左クリック→別タブでの表示を右クリック→別ウィンドウで表示 を選ぶと拡大で見られます

代わりに,園内の複数個所に分散してて
合計羽数はいったい何羽…???というくらい,合計ではたくさんいます^^
入口すぐに登場したウェルカムペンギン(←私が思いついた仮称です)のほか

ペンギン王国の1階入り口横
20191025_白浜アドベン20-1021o (31)ケープペンギン_ペンギン王国1階入口横.JPG

ここは,「かみます」という表示が出るくらい手の届く距離まで近づけます。
20191025_白浜アドベン22-1021o (111)ケープペンギン_集合.JPG
というか,ガラス柵の上まで普通にくちばし届きます^^

フラミンゴやチンパンジー,ウサギやモルモット,コンゴウインコやマーラ
コツメカワウソなどがいる「ふれあい広場」 の一角にもケープペンギン。
20191025_白浜アドベン24-1020o (386)ケープペンギン・カピバラ展示.JPG
カピバラと同居していて,この組み合わせは なかなかのオリジナリティ。


動物ショー「アニマルアクション」が行われるアニマルランドの横にもケープペンギン。
20191025_白浜アドベン23-1021o (525)ケープペンギン_アニマルランド横.JPG
8つくらい巣箱が置かれていてすべて卵を温めているっぽい腹ばいの個体で満席。
繫殖ペア用のスペースかもです。

このスペース横のアニマルランドでおこなわれる「アニマルアクション」にも
ケープ登場。
20191025_白浜アドベン31-1021p (584)アニマルアクション_ケープペンギン.JPG

パフォーマンスの後,ふれあいタイムもありました
20191025_白浜アドベン31-1021o (519)ケープペンギン_ふれあい_おさわり.JPG

さらには,「アニマルカーニバル」にも登場。
ちなみにカーニバルの出発地点までペンギン王国から徒歩移動。
20191025_白浜アドベン25-1020p (172)ケープペンギン_カーニバルへ移動.JPG

もしかしたら,ほかにもケープペンギンスポットあるかも…???^^

といった具合に,ペンギンだけでも軽く半日過ごせるアドベンチャーワールド。
特に国内にいて長崎ペンギン水族館で見られないエンペラー・アデリー・キタイワトビの3種が
全部見られるのでペンギンマニアは絶対一度は詣でるべき聖地といえるでしょう

ADVENTURE WORLD 公式サイト
https://www.aws-s.com/

入場料は1日券が大人4500円。サファリライド「ケニア号」は込み。遊園地フリー券は別。
ウェブ購入や,地元宿泊施設での割引券(および駐車料)サービスなどありますが
2日券(7900円)や年パス(15800円)は現地の入園券売り場での購入のみになります。


関連記事
【行ってきた】ペンギンが9種!長崎ペンギン水族館(2018年08月05日)

【行ってきた】今回の八景島シーパラダイスは ふれあい・ヤバい・ペンギンの3本です(2018年05月05日)

ペンギンを見られる動物園・水族館まとめてみました。(2017年06月03日)

今ごろ2018年を振り返る(2019年01月14日)
 ※名古屋港水族館にも行っていたのに単体でエントリーを上げていなかったですね(;^ω^)

Always Together ― いつも一緒に ―
アドベンチャーワールド


posted by ドージマ・ダイスケ at 22:14| 東京 ☁| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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