2019年09月01日

【行ってきた】ドキッ!外来魚だらけの京都花園教会水族館

今年も未訪問未体験の動物園・水族館にいくつか初訪問・初体験させていただいている私ですが,その1つが,京都市にある花園教会水族館。

京都の太秦安井の住宅地にある「花園キリスト教会」が運営する私設水族館。
どんな環境の子どもであっても笑顔になれる【入場無料】をモットーにする小さな水族館。
(公式HPより)

環境省&農水省→水族館認定。国連主催『生物多様性アクション大賞』入賞。
NHK、毎日/朝日/京都新聞、KBS京都、関テレ・毎日放送、eoネット、じゃらん等各メディアで話題。
(Twitterアカウントプロフィールより)

大阪海遊館・須磨水族館・京都水族館と並ぶ関西四大水族館(?)とも称されるこの水族館はどのようなものなのか行ってきました!

190830 花園教会水_01_0722 (3)全景.JPG

京都水族館最寄りのJR梅小路京都西駅から10分弱,
最寄りのJR花園駅から徒歩約500m
ということで,京都水族館とハシゴするのに便利な立地なのですが
原則土日の午後2〜5時のみの開館(予約制。短縮や休館もあり)なのでどちらを先にするか迷うところです。

190830 花園教会水_02_0722  (4)入口.JPG

教会の下階にあるのが水族館。
入口から情報量が多い!

190830 花園教会水_03_0722  入口tile.JPG
私は7月下旬に京都に行く機会があり,その際にうかがったのですが,
その日は平日。
原則開いていないところ,予約・問合せメールでお願いして調整していただきました。

通常の開館時には牧師の篠澤俊一郎先生がガイドをしてくださるのですが
当日は不在とのことで代わりに水族館ボランティアの小河瞭太さんが
案内してくださいました。
190830 花園教会水_04_0722(328)小河瞭太さん(17).JPG
若い方だなあ学生さんかなと思っていたら
17歳の高校生!それでいてボランティア歴7年のベテラン(^^)
ほんとうに館内の生き物についてすみずみまで知りつくしていて
一言一言丁寧に説明してくださいました。

190830 花園教会水_05_0722 (290)館内.JPG

面積的には観賞魚に力を入れているペットショップくらいの規模なのですが,
密度・情報量が高い!

190830 花園教会水_06_0722 (292)館内.JPG

1つ1つ見落とさずに見ていこうとすると時間があっという間に過ぎていくところですが
ガイドは目ぼしい一般の方にもわかりやすいポイントを紹介してくださるので
普通に聞くだけならさくさく進みます。

わかりやすい生き物というと,例えば…

190830 花園教会水_07_0722 (294)館内.JPG

こちらのアルダブラゾウガメ!
190830 花園教会水_10_0722  (116)アルダブラゾウガメ1.JPG

190830 花園教会水_11_0722  (25)アルダブラゾウガメ2.JPG
前の飼い主にも大事に育てられていたのでしょう,
栄養状態がよかったことを思わせる立派な甲羅。
人が来ると近寄ってくる人懐っこさ。

190830 花園教会水_12_0722  (15)アルダブラゾウガメ3.JPG
頭や首をなでても首を引っ込めたり噛みついたりしません。
このおだやかな性格やさらさらした肌の様子から今も大事に
飼育されていることがわかります。

こちらで飼育されている爬虫類,グリーンイグアナなども皆
馴れていてお触りOKのものだらけ。

190830 花園教会水_13_0722  (11)アルダブラゾウガメ4.JPG
こちらの水族館,ガイドつきでの見学はまさに他の水族館での
バックヤードツアーのようなサービス。
えさやり体験も普通にさせてもらえます。

ブタバナガメ(スッポンモドキ)のえさやりも体験させてもらいましたが
スッポンモドキって草食性なんですね。知りませんでした。

このアルダブラゾウガメさんをはじめ,館内の生き物には名前はついていません。
さまざまな問題(環境・社会・生き物自体)を抱えている外来種を集めていて
見てもらう場である意義からも,来た人にはそれぞれの種を意識して,
できれば覚えてほしいからとのことでした。

アルダブラゾウガメを紹介した流れで,
こちらにいた他のカメたちも紹介しますね(単純に写真が撮りやすかった)
190830 花園教会水_15_0722 (240)アカアシガメ.JPG
アカアシガメ

190830 花園教会水_15_0722 (70)中国セマルハコガメ.JPG
中国セマルハコガメ

190830 花園教会水_15_0722 (98)ガルフコーストハコガメ.JPG
ガルフコーストハコガメ

190830 花園教会水_15_0722 (215)エロンガータリクガメ_上る.JPGエロンガータリクガメ

190830 花園教会水_15_0722 (317)ジーベンロックヘビクビガメ.JPG
ジーベンロックヘビクビガメ

190830 花園教会水_15_0722 (96)ナイルスッポン.JPG
世界三大スッポンの1つ,ナイルスッポン

190830 花園教会水_15_0722 (107)ミドリガメ_アカミミガメ.JPG
全国各地で在来のカメを駆逐していることで周知のアカミミガメ。
小さいとき(通称ミドリガメ)はこんなにきれいでかわいいんですよね…

190830 花園教会水_15_0722 (322)マタマタ_カメ.JPG
変わったカメとして図鑑や水族館で取り上げられる代表格
マタマタ!
えさを食べる様子,すごかったです!!
一気にのどの奥(胴体)まで吸い込むのか,口に入れた後,飲み込んでのどを通過させる様子がまったくなし^^

190830 花園教会水_20_0722  (54)カミツキガメ(休演中).JPG
そして,土日に篠澤先生がいらっしゃる際には“出演”があるという
ザ・特定外来生物のカミツキガメ。
190830 花園教会水_21_0722 (53)ブラックバスのアレクサ(AIスピーカー).JPG
唯一というブラックバスのアレクサ(AIスピーカー)も稼働するそうです。

この他にも爬虫類・両生類としてヌマヨコクビガメ,カブトニオイガメ,マルギナータリクガメ,アカメカブトトカゲ,アフリカウシガエル,ヒメツメガエル,ウーパールーパーなどを飼育。

水族館なのですからお魚も紹介しないとですね。
本当に種類が多いのと,海外の魚で名前の長いものが多いので,
ほんの一部を。
190830 花園教会水_31_0722 (156)スポッテッドナイフフィッシュ.JPG
スポッテッドナイフフィッシュ

190830 花園教会水_31_0722 (58)アミアカルパ.JPG
アミアカルパ

190830 花園教会水_31_0722  (111)モトロ(オレンジスポット淡水エイ).JPG
モトロ(オレンジスポット淡水エイ)

190830 花園教会水_31_0722 (165)ロングノーズガー.JPG
ロングノーズガー

190830 花園教会水_31_0722 (202)スネークヘッド.JPG
スネークヘッド

190830 花園教会水_32_0722 (144)オスフロネームスグラミーエクソドン_.JPG
オスフロネームスグラミーエクソドン

190830 花園教会水_33_0722 (80)デンキナマズ.JPG
国内最大個体?!のデンキナマズ。
デンキウナギも大きいのがいました。

このほか,ピラニアナッテリー,レッドコウタイ(ラメ入りスネークヘッド),ヴィエジャア・アルジェンティア,ポリプテルス・セネガル,ポリプテルス・バルマス,ポリプテルスデルヘッジタイガーバンド,ポリプテルスピキールラプラディ,ハンバラバルブ,セルフィンプレコ,ロングフィン・オスカー,テトラオドン・スパッティ,テトラオドン・ムブ,ネオケラトゥドゥス(オーストラリアハイギョ),ダイヤモンドポルカ,アロワナ,メチニス,クラウンローチ,アステリアスパクー,ポリプテルスウィークシー,カンボジアタイガーバルブ,アイシャドードラド,ターポン,トロピカルジャイアントガー,スポテッドガー,フロリダガー,サウスアメリカンシクリッド,レッドテールキャットフィッシュ,アルビノコロソマ,ピラプタンガ,キクラオリノコエンシス,オキシドラス,オスフロネームスグラミーエクソドン,パーカーホレッドフィンセミショート,ブラックコロソマ,パロットファイアー,ガラルファ(ドクターフィッシュ)等々


これら観賞魚として日本にやってきた数々の外来魚のほか,
川や湖に持ち込まれたニジマスやタウナギなどの外来魚,
そして,「99%が外来魚」というこの水族館における残りの1%として
日本在来の魚もいましたが
その数少ない在来魚が,
ビワコオオナマズ,トビハゼ,
そしてこちら
190830 花園教会水_51_0722  (221)アカメ.JPG
アカメというレアな顔ぶれ。

190830 花園教会水_52_0722 (220)アカメ_赤目.JPG
アカメの由来は光を当てると目が赤く光るからというもの。
たいていの水族館は常識としてフラッシュ撮影禁止ですが,
ここではフラッシュも全然OKとのこと。

また,さらにここにはヒアリ研究の第一人者・坂本洋典先生の人脈で
貴重なヒアリ標本の展示も。
190830 花園教会水_61_0722 (49)ヒアリ.JPG

190830 花園教会水_62_0722 (228)ヒアリ_標本.JPG
190830 花園教会水_63_0722 (231)ヒアリ_標本.JPG

坂本洋典先生来訪と国立環境研究所の五箇公一先生記念
190830 花園教会水_78_0722 (56)坂本洋典先生_五箇先生.JPG

この花園教会水族館,
ニコニコ動画で毎月配信されていた生番組『けものフレンズpresentsどうぶつ図鑑』に
篠澤先生が出演されたことも。
190830 花園教会水_71_0722 (59)けものフレンズ_どうぶつ図鑑色紙.JPG
その縁で,けもフレファンのフレンズたちも聖地的に来訪,
手作りグッズやイラストの差し入れが祭壇のようになっていました。
190830 花園教会水_72_0722 (258)けもフレ・ちくたむ祭壇.JPG
花園教会ではお子様向けの環境クイズなども行っていて,
その景品となるグッズにもフレンズからの差し入れが
たくさん寄せられていました。

また,花園教会水族館にて
推薦図書でありコラボ(飼育生物の解説に一部使用)しているのが
ウラケン・ボルボックス著『外来いきもの図鑑』。
190830 花園教会水_75_0722 (51)外来いきもの図鑑_ニホンイシガメ.JPG



花園教会水族館の観覧はこれだけ至れり尽くせりの
ガイド付きで無料なのですが
当然些少ながら寄付をさせていただきました。
190830 花園教会水_80_0722 記念品.JPG
記念品にピラルクのうろこ付きフックをいただきました^^

篠澤先生直々のガイドだとまた新たな学びがたくさんありそうです。
この水族館の取り組みがメディアに取り上げられるなど注目を集め
一方で入場者が増えることで難しい問題も生じているようですが
またおじゃましたいと思います^^

京都花園教会水族館
https://www.kyotohanasui.com/

ブログ 花園教会 in 京都 
http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Category/26/

来場者の増加に伴い,9月から入場制限がかかるそうです。事前にご確認のほど。
またボランティアスタッフも募集中とのこと。

twitterアカウント
99%外来種の水族館【公式】花園教会水族館:寄付型《外来いきもの図鑑》コラボ展示:SDGs推進
@mokusokai

予約・問合せフォーム
https://www.kyotohanasui.com/contact

バックヤード・キモカワ系花園教会水族館さんへの匿名質問箱
https://peing.net/ja/mokusokai?p=auto

はなぞのきょうかい情報館
https://www.facebook.com/hanazonochurch/

電気システム充実のためクラウドファンディング中
http://kyotohana.blog.shinobi.jp/Entry/1529/
posted by ドージマ・ダイスケ at 18:12| 東京 ☀| Comment(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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