2018年08月15日

【行ってきた】科博特別展・昆虫!

今年7月から始まっておりました国立科学博物館の特別展「昆虫」。
先日行ってきましたが,夏休みに入ったこともあって大盛況でした。

7月13日にスタートして8月6日には来場者10万人突破の人手。
平日午前の入場でしたがかなりの混みよう。

180814科博_昆虫_02 巨大模型.JPG
そのかなりの部分はお子様来場者。

入って早々、クワガタやミンミンゼミ,オオムラサキやカの巨大模型でつかみはOK!

180814科博_昆虫_03 巨大模型カ.JPG

この巨大模型にも実物大(というか実物)の昆虫標本が
そばに展示されていて見比べながら学習できます。

それこそ無数の数々の標本が展示されていましたが
1点1点は小さくて近くからでないとよく見えないことと、
来場者が大勢つめかけている中では
じっくりディテールまで観察というのは難しいかもですね。


でかっ!
180814科博_昆虫_05 メガスティック.JPG


美しい昆虫、かわった形の昆虫
昆虫の生態・昆虫の能力・昆虫の感覚…

昆虫という生体を管理しやすい展示対象の特別展ですが
膨大な数の展示物はほぼすべて標本で、これに模型や映像が加わる構成。
生きている昆虫が展示されていたのは、このコーナーだけでした
↓↓↓
180814科博_昆虫_08 Gの部屋.JPG


お子様が多いテーマ・開催時期の特別展とはいえ、
学術的内容をしっかり扱っているわけで、解説は大人レベル。
180814科博_昆虫_11 吸う.JPG

180814科博_昆虫_12 吸う標本.JPG

逆にお子様はほぼ解説をスルーってことになりますけど
そこをカバーしたい人・親御さんは音声ガイドを利用することになりますかね。
180814科博_昆虫_01 音声ガイド.JPG
(声はもちろん、オフィシャルサポーターで”昆活”マイスターの香川照之さん。)

180814科博_昆虫_45.JPG
フォトスポットでも大人気


そんなアカデミックな内容の特別展、
イグノーベル賞で話題となったあの昆虫の標本も。
180814科博_昆虫_15 トリカエチャタテ.JPG
数mmの大きさの個体を液浸標本にした瓶を横倒しにした底を
虫眼鏡ごしに見るという…私が行ったときはかなり見づらい位置・角度のセッティングでした(^_^;)


アリやシロアリとかかわって生活する昆虫
好蟻性昆虫・好白蟻性昆虫のコーナー。
180814科博_昆虫_20 アリとの関わり.JPG

180814科博_昆虫_21 アリとの関わり4コマ.JPG
この左の虫、「アリサライギングチ」っていうのですが
カタカナの字面にインパクトがあってどこで区切るのか迷いました^^;
※ギングチバチの一種だそうです。


そして、昆虫のにおいを体感できるコーナーも。
フェロモンとか昆虫固有のにおい(化学物質)も
十分な量があれば人間が感じることができるんですね。
180814科博_昆虫_25臭.JPG
正直、ゴキブリのにおいをいい匂いに感じてしまった…
3つめのカメムシの臭いは、答えを見なくてもさすがにわかりました。


このほか、昆虫の採集に関する知識や道具の展示などがありつつ、
クライマックスはこちら。

ずばり、標本のコーナー。
標本の作り方や道具、そして、
数々の名だたる収集家の標本コレクションが一堂に会した標本展示!

180814科博_昆虫_30コレクション.JPG

180814科博_昆虫_31コレクション.JPG

180814科博_昆虫_32コレクション.JPG

180814科博_昆虫_35甲虫標本.JPG

180814科博_昆虫_36蝶標本.JPG

180814科博_昆虫_37蝶標本.JPG

180814科博_昆虫_38蝶標本.JPG

180814科博_昆虫_39甲虫標本.JPG

すっご…

昆虫の形状を生体や標本から記録するための技術、
かつてのスケッチや写真といった2次元記録から
3D映像を読み取る技術についての展示もあり、
大画面で展開される昆虫の画像は圧巻でした。

また、新種の発見・記録について
ヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本や
今回、種名を一般募集する、マダガスカルで発見された
セイボウ(青蜂)の未記載種の実物などが展示され
第1部は終了。

第2会場への移動ではジャポニカ学習帳の表紙の歴史と
長さ17mの捕虫網とはどんな長さかわかる実物展示。
180814科博_昆虫_46ジャポニカ&捕虫網.JPG


第2会場ってけっこう地味なパネル展示だけだったりとかして、第1会場やグッズショップが混雑したときのクッション的な存在だったりしたものですが、最近の特別展では見どころのある展示が増えてきましたね。
今回のテーマは「昆虫がつくるモノづくり」。

GFPをカイコガに導入してつくられた光るシルクヒカリ展でも緑色に光るドレスが展示されていましたね。あれからもう4年か…)
モルフォチョウやタマムシなどの構造色を応用した「モルフォテックス」
ガの眼の表面の微細形状を応用した、透明板の手前が写り込まない「モスアイ」技術などなど。

180814科博_昆虫_50モスアイ技術.JPG
この写真だとあまりよくわかりませんが、
左のパネルでは、香川さんの顔のまわりに白いものが写り込んでいます。

水族館や動物園で写真を撮るとき、透明板越しの動物に
いろいろ写り込むのが邪魔でやっかいなんですよね…
全部の水族館でやってほしい^^

そんなこんなでざっくり紹介してみました。

あと、恒例として特別展を見に行ったときは公式図録を
買っていくんですけど、今回の図録、オーソドックスにまとまっていて
写真が豊富で(さすがにあの膨大な標本からするとごく一部ですが)
解説について抜け漏れなく収録されていて184ページ2000円は
お買い得だと思います。

特別展「昆虫」
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2018/konchu/

◆過去の科博特別展行ってきた
【行ってきた】科博特別展 人体(2018年04月30日)
【行ってきた】オンデンがおんねん・ちきゅうも見どころ!科博特別展・深海2017(2017年07月15日)
【行ってきた】【科博】 モアが!始祖鳥が!お宝たくさん!大英自然史博物館展(2017年03月25日)
【行ってきた】 科博の2016夏は海のハンター展(2016年08月06日)
【行ってきた】スピノサウルス登場!科博「恐竜博2016」(2016年04月04日)
【行って来た】 科博特別展「生命大躍進」(2015年07月10日)
【行ってきた】国立科学博物館「大アマゾン展」(2015年03月29日)
【科博】「ヒカリ展」行って来ました(2014年10月29日)
【10/5まで】 科博「太古の哺乳類展」行って来ました(2014年08月12日)
科博『大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異』 行きました(2014年02月10日)
国立科学博物館特別展「深海」【行ってきた】(2013年07月12日)
【2013.7.16〜10.6】国立科学博物館 特別展「深海」(2013年05月01日)
恐竜博2011(2011年09月23日)

posted by ドージマ・ダイスケ at 13:18| 東京 ☀| Comment(0) | このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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