さて,もう2か月前のことになりましたが,今年も東京大学の五月祭に行ってきました。
報告というか忘備的にさらっと写真等うpしておきたいと思います。
まずは恒例の水圏水族館。
今回は午前中に劇場版アニメ ゴジラ3部作の第2作(舞台挨拶つきの回)を見に行っていて,東大に来たのはその後なうえに順路的に農学部は後のほうに回ったので,名物の「うな丼」の行列はとっくになくなっている状態。
ここ最近,レゴ部に行列ができるようになりましたが,今年は土曜日から折り紙サークルの「折紙美術館」にも長蛇の列が。時間がなかったので今回はパスしました。
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今回,けっこう滞在時間が長かったのは医学部棟。
体験企画(血圧測定・手術・白衣),臓器パズル,精神疾患VR体験,
自分の細胞・常在菌観察,アルコールパッチテストといった診断企画,
救急車の中身,講演会に自主作成映画などなど…
医学部の企画(今年のタイトルは「医学フェスタ」)だけで独立したパンフレットを発行するくらい企画が盛りだくさんで,テーマが体・健康に関するものだけに
老若男女問わず大勢の来場者でごったがえしていました。
そんな中,3階の大講堂で行われたのが
「東大医学部生とクイズ対決!」
超満員の150人余りが集まり,東大生(と東京外大生)5人との
団体戦形式で4択クイズ対決イベントが行われました。
「医学の父と呼ばれる古代ギリシャの医師は?」(ヒポクラテス)
「医学部本館の正式名称は?」(2号館)
「広島カープのCマークは次のうちどれ?」
といった知識問題5問と,テレビの「東大王」や「頭脳王」にも
出演されている徳永海さん(医学部3年)作成の思考クイズ5問で
なかなか面白かったです。
ただ,勝敗の判定は東大生チームと来場者の正解率で競う形だったのですが
それだと東大生5人全員が正解したら来場者チームは
勝ちようがないんですよね。
前半は東大生チーム5人のうち1人がオチ担当として
ウケ狙いの解答をすることで(結果として正解することも)
勝ったり負けたりのいい勝負になっていたんですが
四択でもかなり難しい問題で小学生くらいの子からお年寄りまで
集まった一般の人たちが6〜7割の正解率を挙げてたのも相当すごいのに
(最後の3問は正解者が155人中88人,109人,147人)
それで勝てるチャンスが0というのはイベントとしてちょっと惜しい。
来場者は1人1点,東大生チームは1人20点として
割り算じゃなくて足し算で点数を競うようにしたら
いいハンデになってゲームバランスがよくなったのになあと思いました。
一昨年2016年に「折紙美術館」を見た際に「作品が複雑ですごすぎて本当に1枚の紙からできているのかわからないので解説とかつけてくれたらいいのに」と感想を書いたところ,奇しくも翌年2017年には展開図をつけてすごさが伝わる展示に変わったんですよね。
2016年→ http://ddaisuke.seesaa.net/article/438098609.html
2017年→ http://ddaisuke.seesaa.net/article/450349870.html
この東大医学部クイズイベントも,問題の面白さに加えて東大生に勝てるかもというわくわくが味わえるバランスで来年も開催されたらなあと思いました。
たぶん「東大王」的クイズ番組の人気は来年あたりも続くでしょうし。
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駆け足でいろいろ廻ってきたのですが,
理学部系の出し物が減ったように感じました。いきもの博物館は2,3年前から見られなくなりましたし(東大生主体のサークルという感じではなかったですが),へんないきもの展とかかなりの来場者を集めていた展示も今年は見つからず。
230以上ある団体(模擬店は別)の企画が収録されているパンフの中から好みの企画を見付け出すのかなり大変ですけど見落としてはいないはず…
地球惑星物理学科とか地球惑星環境学科とか生物化学科といった,ちゃんとしたアカデミックな展示はあったのですが,場所と行き方が妙にわかりにくい上階で,内容も本格的で理解するのがなんとなく止まりでくやしいw
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一方で,ここ2,3年,屋外パフォーマンス系の勢いがすごいと感じます。
アカペラサークルとか縄跳びダブルダッチとか民族舞踊,フラダンス,
フラメンコにジャグリング,軽音バンド…
そしてアイドルグループのコピーパフォーマンスが
異様に存在感を増していること,現地に行かれた人は
たいてい感じられたのではないかと思います。
ここでサイリウムを振っている人たちは,出演するグループのファンなのか
この“箱”なら盛り上がれるだろうってことで集まってきているのか
この半端ない楽しみ方に圧倒されます。
学術からスポーツ・サブカルまでなんでもありのごった煮感と毎年少しずつトレンドが変わっていく様が,ある意味,日本の縮図というか,動きを感じさせる半日間でした^^。
■過去の記事
2017年→ http://ddaisuke.seesaa.net/article/450349870.html
2016年→ http://ddaisuke.seesaa.net/article/438098609.html
2014年→(1)水圏水族館 http://ddaisuke.seesaa.net/article/397329976.html
(2)いきもの博物館 http://ddaisuke.seesaa.net/article/398073289.html
2013年→(1)水圏水族館 http://ddaisuke.seesaa.net/article/363618031.html
(2)いきもの博物館 http://ddaisuke.seesaa.net/article/363714772.html