2017年12月29日

【3コマ】北極vs南極 #けもフレ #オリフレ

【3コマ】北極vs南極 #けもフレ #オリフレ

年末ですね。寒いですね!
京都にいる頃は,12月に出かける機会があったときも東京・南関東の冬はけっこう暖かいというイメージだったのですけど,転勤して関東暮らしも早10年,京都の冬を忘れてしまったのか普通に今年が寒いのか,めっちゃ冷えますね!今月に入ってお野菜もますます高いし。

さてまいど久々の更新ですが,
漫画自体はTwitterとpixivで以前に上げておりました「北極vs南極」。
こちらではちょっと説明をつけてupしたいと思います。
どうぞノ

171229 北極vs南極-01.png

171229 北極vs南極-02.png

171229 北極vs南極-03.png

pixiv版

ファミリーマートとけものフレンズのコラボ企画で,ホワイトフレンズ15種があしらわれた缶バッジやクリアファイルがお菓子や日清どん兵衛の景品となり,私もいくつかゲットしたのですが,
その中心メンバーである北極四天王(ホッキョクギツネ・ホッキョクオオカミ・ホッキョクウサギ・ホッキョクグマ)に対抗して南極軍団が結成?!
ということで描いた漫画です。

ホワイトフレンズ(2017年末)15種
ホワイトサーバル,ホワイトライオン,シロクジャク,イエイヌ(来年の干支ですね),トナカイ,シベリアオオヤマネコ,キングペンギン,オコジョ,ホッキョクウサギ,ホッキョクグマ,ホワイトタイガー,イエネコ,アルパカ・ワカイヤ(毛並みの違いでアニメに登場したアルパカ・スリと区別されますが,飼育種としてはこちらのほうがより一般的),ホッキョクウサギ,ホッキョクオオカミ


ホッキョクと名の付く動物にはここに登場するように
クマ・キツネ・オオカミ・ウサギといった,おなじみで人気のある動物が何種類もいるのに対して,
ナンキョクと名の付く動物はいないの?

と思って調べてみたら,まあいない。
独立した大陸である南極には哺乳類がいないんで,人気とれるようなフレンズが生まれるわけないんですけどね(;^ω^)。

※今年のエイプリルフールにWWF(世界自然保護基金)が「ナンキョクグマ発見」というネタ記事を流してたのですが,マジほんといませんw
https://www.wwf.or.jp/activities/2017/04/1362601.html

それじゃあ他とつながっている海と空の生き物,鳥や魚,無脊椎動物などはどうかと思ったのですが,ほんといない。
魚で「ナンキョクカジカ」というのがあるのですが,これは科とか亜目の名で,種のレベルになると加工食品の食材として知る人ぞ知る深海魚のマジェランアイナメ(メロ)とかライギョダマシなどとなって,ナンキョクの名のかけらも見当たらない。
他に「ナンキョクダルマハダカ」という魚もネットで見かけたのですが,見かけただけで具体的に説明のあるページが見つからず,深海系の本とかで裏を取ることもできず。
そんな感じ。

やはり「ホッキョク」「ナンキョク」の名前がつくにはやはりいくつか条件がそろっていないと難しいんですよね。

つまりは,
他の地域にも近縁種がいて,かつ北極(または南極)に1種だけいるもの
でないと難しい。

南極にしかいない生物ならわざわざナンキョクと名前につける必要はない。
そして南極に複数種いる動物だと,ナンキョクとつけてもそれが
ペンギンにナンキョクという名前がついている種はいませんよね。

「キツネ」「ウサギ」といった大きな分類群でなくても「サバクネズミカンガルー」「サバクトビネズミ」みたいに「トビネズミ」「ネズミカンガルー」みたいな細かめのカテゴリーにつくパターンはなかろうかと思ったのですが
いやー,ナンキョク生物,いないですねえ…(;^ω^)

ガラパゴス諸島で進化論の題材になったガラパゴスフィンチには「オオガラパゴスフィンチ」「ガラパゴスフィンチ」「コガラパゴスフィンチ」「ハシボソガラパゴスフィンチ」がいるんですよね。
ガラパゴス諸島にいるガラパゴスフィンチ類はダーウィンが目を付けたガラパゴス諸島のフィンチ類全体ではなくて,「ダーウィンフィンチ類」の一部なんですけどね。

それはさておき。

171229 ナンキョクオオトオゾクカモメ500px.png
数少ない「ナンキョク」つきの動物の1つナンキョクオオトウゾクカモメ
南極について紹介するサイトなどでもよく登場していますが,
正しい種名は「オオトウゾクカモメ」
南極近辺で繁殖していますが日本近海でも見られるほど世界中で広く見られるオオトウゾクカモメと同じ鳥だそうで。
(英語ではSouth Polar Skua,旧名MacCormick’s skua)

しかしこの鳥,「ナンキョクオオトウゾクカモメ」としてフレンズ化しても人気が出なさそう…。
カツオドリなど魚を獲るのが上手な鳥が魚を巣へ持ち帰る途中を襲って,驚いた鳥が落とした獲物を横取りする,まさに盗賊の鳥なんですよね。
さらには,ペンギンなどのひなを襲うとか。

本家けもフレでは
元動物の性格を巧みに活かして弱肉強食の世界をジャパリパークのやさしい世界に変換していましたねえ。
私もいちおうこのイラスト,盗賊につきものの武器を持たせていないなどの配慮はしているんですけどね。本家だったらこの盗賊鴎をどう変換するかなあ…(初代アプリ版はバトル要素があったのでフレンズ化の対象にすることは不可能ではなかったと思いますが)


そして,本当に「ナンキョク」がつくこの生き物!

171229 ナンキョクオキアミ500px.png
ナンキョクオキアミ

オキアミの中で最大の種で,体長約6cmにも達するそう。
南極などの極地の海中では生息する種が近縁種より明らかに大きくなる「ポーラー・ジャイガンティズム」(極地巨大化現象)という現象が知られているのですが,その原因の1つとして水温が低いために溶存酸素が高くなっているからではないかという説があるそうです。

この大きなオキアミ,たった一種でヒゲクジラ類やペンギンなど数多くの動物のエネルギー源を担う超重要生物。高校「生物基礎」で習う「キーストーン種」,教科書に出てくるのは北米西海岸のラッコや「ペインの実験」のヒトデなど高次消費者のことが多いですけど,南極海ではこのナンキョクオキアミなんですね。
エネルギー源のほとんどを占めるということは,南極圏におけるエネルギーの流れの多くがこのナンキョクオキアミを経由するということ。生物量的に膨大な量で,地球でもっとも繁栄している生物とも言われています。

ペンギン以外にはかわいいとか人気になりそうな動物が皆無に近い南極ですが,海の中にはけっこう奥深い生物の生き様が展開されているようですよ。
posted by ドージマ・ダイスケ at 19:17| 東京 ☀| Comment(0) | ★生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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