秋に入ってぱったりと更新が止まっておりました当ブログ。振り返ってみると,最新が天津向氏の本の感想かよw 9月の上〜中旬はけっこう更新していましたね。それ以降もノーベル賞とかチンアナゴの日とか(すみだ水族館今年も行きました)話題はあったはずなのにスルーしてしまった私。
そんな私が2か月ぶりにupするエントリは,
おお!「漫画高校生物」のタイトルに違わぬ高校生物参考書の書評!!
![]() | 生物基礎ゴロゴ |
| 信定 邦洋 | |
| スタディカンパニー |
なんとゴロ合わせの本!
あのゴロゴシリーズから生物ものが出たかー。
当ブログでは過去にも文英堂『ゴロまんが生物T+U』とか学研から出た「生物1」本とかのゴロ合わせ本を紹介していて,私自身もゴロ合わせによる覚え方のエントリを何本か上げておりました。
生物って物理化学とくらべて覚える用語が多いので暗記科目としての性格が強いですよね。なので文系で理科を最低限必要とする受験生も「生物基礎」を選択する,その内容をてっとり早く暗記したい―という需要に応えた本なわけですね。
そのゴロ合わせの新刊,著者の信定邦洋先生から,献本のオファーをいただきましたので,遠慮なく「ぜひお願いします」と,送っていただきました!
紹介記事は好き放題書いてかまわないということですので遠慮なく書かせていただきますね。
まず,言いたいことは,「ゴロ合わせは自分で考えるのが一番」ということです。
本に頼るな! m9(^Д^)w
でもまあ,本っ当に生物基礎の内容が,授業を受けても全然頭に入ってこないという高校生・受験生は現実にいるんですよね…(私にも身近に…)。そういう人は誰が作ったゴロでもいいからとにかく頭にぶち込みたいわけで,英単語や歴史の年代をゴロ合わせで覚えるのがけっこう有効なように,生物基礎の用語や学習事項も語呂合わせにすると,あんなに難儀していたのがするっと覚えられたという場合もありますよね。
(英単語も接頭語や接尾語には意味がありますから慣れてくればある程度は単語から意味を類推できたり1つの単語から関連語をまとめて覚えたりできますけど)
というのは,暗記法というのは,インパクトがあるほど印象に残りやすく覚えやすいという性質がありまして,体にぶっ刺さるイメージを頭に思い浮かべるとか,有名人とか裸とか下ネタとか爆発とかいったイメージと関連付けると覚えやすいんです。
で,売れているゴロゴシリーズの既刊本(古文単語など)はまさにそこを押さえていて,だからこそ長年にわたって実績を残しているわけですが…
実在有名人や他作品の人気キャラを勝手に使うの,抵抗があるんですよ私。
自分が描いた『マンガ生物学に強くなる』でも,講談社の担当編集の方(現編集長)に,
・ギャグは好きなだけ入れてOK。ただし…
・有名人や既存作品をネタとして使うのNG
・メタ(登場人物が読者の存在を意識して行動する)ネタNG
と条件を出されておりまして,自分もそれはそうでしょうと納得100%で描いたわけです。
(私が漫画に入れた笑いネタにはほとんどNG出なかったなあ…ほんと感謝です)
まあこのブログやtwitterなどwebで流す漫画とかでしたら
わかる人がわかればいい程度に有名人のネタを混ぜたりしますけど
商品として出すものに,勝手に人のキャラを持ってきていじるってのは
いやらしいなあ,って思っちゃうんです。
なまじ品がないほど学習効果があるだけに。
何本もサザエさんネタが入れてあったり「坂下千里子小賢しい」とか
リスペクトのかけらも感じないわクソ!そんな本で売れやがって稼ぎやがって云々かんぬん…と下種い嫉妬な感情なども渦巻きつつw
そんなゴロゴシリーズから出ましたこちらの本!
やはり生物の先生は品がいいですね。(偏見)
有名人ネタは「寛平師匠,放出抑制」くらいですかね。
下ネタも,生物だから内容的に多くて当然なのですが
「海難事故で冷めた影響?尿そっと漏らす」など尿関連の事柄で尿が出てくるくらいですかね(このゴロ,けっこう好きですw)。尿って響きも面白くて本能的に笑いを誘うウンコシッコワードなので多用されがちだったりするんですけどね。
インパクトという点では
「右翼に告ったん?チクるぞ!」が秀逸なんですが
イラストは野球の右翼(ライト)だったりして
いろんな意味でぼかされているのが惜しいというか
逆に面白かったり
👓で,手にとってまず気になったのは先行本とのネタ被りですが,
やはり日本語は幅が広いというか,見事に全然被ってませんし
どれもきちんと成立していますね。
最初に「フック船長はサイボーグ」ときたのにはちょっとざわッとしましたが(;^ω^)
その後も「細胞性免疫」をサイボーグにかけてきて,
ここはお笑いの定石テクニック「天丼」(同じネタを繰り返す)
ということで,ありだなと思いました。
「ヘモグロビン 酸素が多いと 結合し」
「肺動脈 流れているのは 静脈血」
みたいに
語呂合わせというより語呂をよくしたただの川柳じゃないかとか
いうのもありますが(すみませんね,話のネタにしようとすると
わざわざこういうのをピックアップしてしまう性分なんです)
無理やりゴロにした結果「普通に覚えた方が早いやんけ!」というものも
多々世の中には見られますので(考え方は人により異なります)
覚えやすければありじゃないでしょうか。
![]() | ←ヒロインの七々子ちゃん,めっちゃかわいい♪五七五の筆談でしか喋れなくて,元不良のエイジとのぎこちない両片思いがめちゃくっちゃ笑えて大好きw |
📖紙面はスタンダードに「ゴロ」+「イラスト」+「解説」の構成。
理系科目だけに,1つのゴロで解説2ページというものもあるなど
解説にしっかりスペースをとっています。
ゴロの意味は赤字で書かれているので付属の赤フィルターで消して暗記確認しながら読めますし,
章末にチェック問題のページを設けてあるのでそちらでも
知識の確認ができるようになっています。
ゴロの1個1個の冒頭に丸番号で@マル1,Aマル2って大きく表示してあって
1が定期試験対策レベル,2がセンター試験レベルとのことですけど,
これはあまり意味ないと思いますよ。
フォローになっているかどうかわかりませんが,気持ちはわかるんです。
教科書レベルというか学習指導要領的にはほとんど消滅(生物基礎の範囲外扱い)しているけれど受験的にはまだ定番という内容がけっこうあって,冒頭の細胞研究史とかその典型なんですよね。浸透圧とか。
ただ,センター試験となると教科書の範囲から出るのが大前提なので
理屈からいくと定期試験と知識の面では区別はないんです。
それに教科書の重箱の隅をつつくような細かいところから出す問題も,
教科書会社によって出る出ないのばらつきがあったりとか
平均点がとたんに下がってしまうなどの問題があって出せない。
見る人が見ればレベル1と2の分け方は概ね妥当で,そこは文句言う人もあまりいないと思うのですが,「20時間で即暗記!」をうたっている本なら全部ひっくるめて覚えちゃえばいいじゃんという話で,そんなレベル分けを各ゴロの頭に大きく目立つ形で入れるのはデザイン的に邪魔という感じです。
表紙カバーに「パーフェクト暗記 センター試験生物基礎の秘伝 ルート56(ゴロ)」って書いてありますが,収録されているゴロは56個じゃなくて108個なんですよね(本には一切書いてなくて,ゴロゴNETやAmazonなどのページの書籍紹介のところに書かれている)。
こういう知識情報本って,数をこなした達成感や漏れなく網羅している安心感が売りになるんで,個々のゴロのページには普通に1から108まで番号をつければよかったんじゃないでしょうか。レベル1・2の表記はその下にでも小さく入れればよかったのでは。(こうしなければいけない事情があったのであればごめんなさいね)
上記で挙げたゴロの実例なども「何番の…」と言えたほうが説明しやすくてよかったのになあと思いますし,その番号まで覚えることはなくても,番号があると読み返す上で,今どのあたりまで読んだのかがわかるかどうかは学習上便利さが全然違うと思いますよ。
うん,本の紹介よりもくだらない自己主張の部分が異様に長い気持ち悪いエントリになってしまいましたね。ここから推敲するのはちょっと時間がないのでこれでupします。
◇◇◇
このブログの読者ほんとうに少ないんですけど応募者いるんでしょうか?全然いないかもしれないですよと信定先生には念を押したのですが送ってくださいましたので,3名様に!お送りいたします。
既に発売されていますので募集期間を長くとるわけにもいきませんね。2017年12月2日(土)の23時59分までにd_d-生物mail.goo.ne.jp(※生物を@に置き換えてください)のメールアドレスに件名「サイン本希望」でメールをお送りください(この段階では個人情報は書かなくてけっこうです)。当選者3名の方に返信メールをお送りしますので送り先をご連絡ください。応募者が当選枠に達しないときは応募期間を延長して先着順で当選者を決定します(;^ω^)
※サイン本プレゼントのほう,受付終了して,12月上旬に当選者の方に発送しました。
ご応募ありがとうございました!







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