2017年07月09日

【内覧会行ってきた】リニューアルOPEN!サンシャイン水族館「マリンガーデン」攻略法

けっこう近年多い気がしますが、梅雨といっても、局地的に極端な大雨がある一方で雨の少ない日が続いてもう夏といってもいい天気・暑さが始まっている感があります。ここ2週間ほどレタスがかなりお安いなあ…

さて、東京池袋はサンシャイン水族館で、来る7月12日(水)に屋外エリア「マリンガーデン」がリニューアルオープンします。この8日9日の週末に年間パス所有者を対象にオープン直前の内覧会が行われるということで、早速行ってまいりました!

1707サンシャイン水内覧会_1.JPG
超開放感!
都心ビルの屋上という立地を活かした、空を覆うものが全然ない構造。
(右側奥に、通路の雨除けになるくらいの屋根「天空パス」はありますが、上を歩くペリカンたちを下から見られる完全シースルー)

ほんとうに水族館の設計プロデュースといえばこの人以外の名前を聞かないくらい全国総なめ状態の中村元さん、その地の特性を100%前面に押し出してがんがんアピールしてきますねえ。

では早速動物たちの展示を見ていきましょう。

入って一番手前にあるのが「カワウソたちの水辺」
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ舎.JPG
6頭在籍しているコツメカワウソのうち家族単位など3頭ずつくらいがローテーションで出ています。

内覧会に来ている人は年パス会員ということで水族館に詳しい人も多く、「思ったより小さい」という声も。たしかに活発なときのコツメカワウソはすごく動き回りますから複数のコーナーを設けて行き来できるようなつくりになっている動物園や水族館も多いですが、リニューアル前に6月まで行われていた「マジカワペンペリガーデン」での仮設展示や、その前の常設展示でキンカジューやコアリクイ、アルマジロ、ワオキツネザルやショウジョウトキ、スッポンモドキなどと一緒に飼育されていた頃に比べると格段に見やすくなって素直にうれしいです。

向かって左側のスペースがすごく深い水の水槽になっていて、ここにカワウソが入っているのは一度も見ませんでしたが、ここにカワウソが上がってくると、カワウソの顔を至近距離で見られるのでこちら側にはあまり人がこない割によく見える穴場です(背が低い方は見づらいですが…)
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ(297).JPG
かわいい顔してます♪
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ(310).JPG

えさの時間には潜水するなど活発な姿も。
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ_潜水.JPG

ですが、基本、寝ている時間帯が大部分ですね…。
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ(12)寝.JPG
抱き合って眠る様子も、寝顔もかわいいです。



つづいて正面に進むと
世界初!南アフリカ・ケープタウンの草原にすむケープペンギンの生活を再現したという「草原のペンギン」
1707サンシャイン水内覧会_草原のペンギン1.JPG
現在、サンシャイン水族館に在籍する57羽のペンギンのうち16羽がこちらに所属。
一番奥に爆発コントのような汚いペンギンがいますが、まだ換羽中のせいです(;^ω^)。

1707サンシャイン水内覧会_草原のペンギン(346)えさタイムミスト.JPG
アフリカがルーツのケープペンギン(ほぼ大陸の最南端にあるケープタウンは南緯33度)も東京の炎天下はさすがに暑いということでミストで気温ケア。

ここで来る人来る人、思わず口にするのが
「近ーい!」

そう、私は先月まで仮設の「マジカワペンペリガーデン」でアクリル柵のすぐ向こうにペンギンがいる状態に見慣れていたので気が付きませんでしたが、水族館や動物園のペンギン展示って、手前に水が張られていることが普通ですから2〜3m以上離れたところからしか見られなかったんですよね(京都水族館などではアクリル板越しに超至近距離で見ることも可能)。泳ぐペンギンと地上のペンギンを分けるという発想、展示方法はすばらしいと思います。

1707サンシャイン水内覧会_ 2015ペンギンbefore.JPG
サンシャイン水族館のペンギン展示BEFORE(2015年3月撮影)

近いのでこんな写真も撮れました。
1707サンシャイン水内覧会_草原のペンギン開口.JPG


そして、もうひとつの「世界初」
このアクアガーデンの一番の目玉といっていいでしょう、
幅12mの水槽でペンギンを下から見上げることができる「天空のペンギン」
サンシャイン水族館_マリンガーデン内覧会p170708 (207)天空のペンギン.JPG

ペンギンを下から見る展示自体は、サンシャイン水族館自身が夕方などの一定時間帯に今もある空中チューブをペンギンが泳ぐ企画を2013年などにやってますけど、一日中大勢で見放題、ペンギンが立体的に泳ぎ回る様子を見られるというのはとても楽しめますね。
1707サンシャイン水内覧会_ 2013ペンギン空中チューブ.JPG1707サンシャイン水内覧会_ 2013ペンギンin空中チューブ.JPG

(2013年8月撮影。空中チューブの枠が邪魔ですけど、そこそこのいい写真ならけっこう撮りやすい展示でした)

1707サンシャイン水内覧会_天空ペンギン&ビル.JPG
高層ビルをバックに泳ぐペンギン

この「天空のペンギン」、これまでの水中ペンギン展示では見られなかった角度や距離で見られることに加え、光量に恵まれることなどから格好のフォトスポットになると思います。
ですが、これがけっこういい写真撮るの難しい。
実際に撮ってみて、こうやってみたらいい写真を撮れるのではというポイントを紹介したいと思います。

I.ポジションは右寄りで。
「天空のペンギン」、38羽のペンギンたちが配属されています(残り3羽は療養中個体とそのペアなど)が、1日中ずっと泳いでいるわけではなく、上がって休んだりもします。その陸地が向かって右側。えさを与えるときも基本そちら側からなので、ホームポジションは右側となります。
何羽かの集団で端から端まで周回することもなくはないですが、あまり左端まで来ることはなかったので、写真を撮るために左側で待ち構えるのは効率が悪いと思います。
サンシャイン水族館天空のペンギン_分布.png
あと、ペンギンにとっても潜るより水面を泳いでいるほうがはるかに楽ですから、水面にいるほうが基本となります。

で、そのホームポジションにいるペンギンを普通に撮ると
どうなるかというと、
1707サンシャイン水内覧会_天空のペンギン(79)首なし.JPG
水面を泳ぐときのペンギンは、水中を見ようとするとき以外は顔を上に出しているので、下から撮ると首なし写真になってしまいます。

また、とにかく潜ったペンギン、手前に来たペンギンを撮る、とやっていくと、アクリルガラス面を通して左右斜めや下斜めに見ることになり、ゆがんだ写真になってしまうパティーンもあるあるです。
1707サンシャイン水内覧会_ 天空のペンギン (99)歪み.JPG
↑干物か?!

サンシャイン水族館天空のペンギン_写真いまいち.png
あと、いくら水槽の水がきれいでも、奥のほうの被写体は水のフィルターを通した分、色がくすんで青みがかってしまいますので、白黒くっきりしたペンギンの写真を撮るには、手前に来ている個体を狙いましょう。


II.正面奥からこちらに向かってくるペンギンを狙う
そこで、いい写真を撮る確率を上げるにはどうすればいいかと考え、思いついた1つの方法が、「こちらに向かってくるペンギンを待って、そのペンギンが上を通り過ぎるところを撮る」です。
サンシャイン水族館天空のペンギン_写真ねらい目.png
最初から上にいるペンギンはほとんどが前述の「水面上に顔を出しているペンギン」になりますし、そこから遠ざかっていくところを撮ってもフォトジェニックにはならない(資料としてはあってもいいですけど)。
そこで、こちらに向かってくるペンギンを待つ作戦がけっこう有効ではないかと考えます。水槽の構造上、横のほうから上がってくることはあまりないですし、いったんこちらに向かってきたペンギンが手前で止まったり横に方向転換したら普通にそれを撮ればいいわけですし。

そうやって撮った一枚がこちら。
1707サンシャイン水内覧会_天空ペンギン(164).JPG


基本的には、
(1)手前にいるペンギンほど白黒くっきり写る 
(2)斜めに向かって撮ると歪むので、正面にいる個体を撮る

の2点さえ気を付ければいいかなと思います。

あと、名古屋港水族館のペンギン水槽には、「泳いでいるペンギンが寄ってくるかも?」と、手にもってペンギンに見せるためのおもちゃが置いてありますが、ハンカチでもカードでも、手に持てる小さなもの(えさの魚などは水中で白っぽく見えるので白っぽいものがよいかも)をひらひらさせるとペンギンが寄ってくることがありますので、自力でペンギンを呼び寄せて撮影する(or他の人が呼び寄せたところに便乗する)のもありだと思います。



ガーデンの住人は、リニューアル前から継続してモモイロペリカンさんたちもいて、「天空のペンギン」にてフィーディングも行われました。
1707サンシャイン水内覧会_ペリカンえさやり(331).JPG
ペリカンがこんなふうにエサをとる姿、見てみたいですよね(^_^)。

1707サンシャイン水内覧会_ペリカンえさやりペンギンget(332).JPG
しかし、水中に投じられたお魚を捕る能力はペンギンさんたちのほうがはるかに上なわけでして。
(これはペリカンのフィーディングタイムでペンギンのお食事タイムではありません)

柄のついたネットに魚を入れて、ペリカンのそばまで伸ばして魚を投入するなどの方法がいろいろ試されておりましたが、もしかしたらここでの水中フィーディング、ちょっと無理かも…と予感されました。

しかたないので直接あげようということになったらペリカン勢、あらぶるあらぶる。
1707サンシャイン水内覧会_ペリカンえさやり_噛み(336).JPG



このマリンガーデン、中央には円形の水槽が配置されておりまして、これも忘れずに紹介しておきましょう。
1707サンシャイン水内覧会_きらめきの泉(217).JPG
アロワナとドラドが泳いでおります。

1707サンシャイン水内覧会_きらめきの泉_アロワナジャンプ(242).JPG
アロワナといえば、小魚を食べるほか、水中からジャンプして木の枝にとまっている昆虫などを食べる食性がありますが、えさやりの時間にそのジャンプを見ることもできます(その日の魚の気分によって見られない可能性もあります)

ところで、リニューアル前のサンシャイン水族館を知っている人(というかかなり前に来て以来ご無沙汰の人)は、屋外スペースに巨大ピラルクやコロソマ、パールムなどが泳ぐ水槽があったのを覚えているかもしれません。あれがなくなってしまったことを惜しむ人もおられましたが、あの水槽は国際水族館時代にマンボウを展示した水槽を転用したもので、古いということと、光の映り込みなどの見づらさ軽減が難しいこともあって巨大魚たちには移籍してもらって完全に淡水魚水槽はリセットすることになったそうです。

で、ペンギンもカワウソも草を生やすなど自然感を演出しているのにこの水槽は中に倒木や石などもない、上に木陰もない、きわめて人工的で無機質なデザインになっています。
これは、夜になるとペンギンもカワウソも寝てしまって見どころが減ってしまうため、ガーデンの中心でここをライトアップすることで、空間の美しさを楽しめるようあえてこのようにデザインされたのだそうです。

1707サンシャイン水内覧会_きらめきの泉_夜(470).JPG
この水槽の名前は「きらめきの泉」といいます。

ということで、
「草原のペンギン」も夜バージョンはこんな感じ。
1707サンシャイン水内覧会_草原のペンギン_夜(477).JPG

「天空のペンギン」の夜
1707サンシャイン水内覧会_ 天空のペンギン_夜(461).JPG
ペンギンは夜泳ぎながらは寝ませんから夜遅くなるといなくなっちゃいますね。

「カワウソたちの水辺」も夜バージョンはライトアップされます。
1707サンシャイン水内覧会_コツメカワウソ_夜.JPG
すやすや…

あと、場内を流れるBGM。
屋外ですがけっこう力を入れていて、森をイメージした環境音や海の環境音が流れているのですが、ハイレゾ音源なんだそうですよ。川のせせらぎや草木の葉が風に吹かれる音などはリラックス・リフレッシュ効果があるといいますが、CDではカットされる周波数の音が重要だそうですものね。


サンシャイン水族館はもともと人出の多い観光スポットでしたが、今年の春以降は特に週末はいつも混んでいる感じですね…。1階からエレベーターに乗るのに20〜30分待ち、当日券を買う人はさらに同じくらいの行列、館内も大水槽前が水中パフォーマンスなどのアトラクションがなくても人でいっぱい…。
これから暑さが増していっても屋内エリアは冷房が効いていますし、混雑が緩和されることは当分ないかも…。12日から9月3日までは21時までやっているそうですから、平日(の夜)がねらい目かな…?
サンシャイン水族館
http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/index.html
営業時間・入場料金
http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/info.html

サンシャイン水族館のリニューアル大作戦 (このプロジェクトを追え!)
深光 富士男
佼成出版社(2012年8月)
 
常識はずれの増客術 (講談社+α新書)Kindle版
中村元 (著)
講談社


posted by ドージマ・ダイスケ at 17:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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