2017年06月25日

【4コマ】ペンギンなんでもランキング

ペンギンの雑学について描いていたマンガ、前作を描いてから1か月以上が経ち、5月から6月に入っても週末はあちこちに出かけて写真の整理とかしている間に、6月23日発売の『けものフレンズ』BD付き公式ガイドブック4巻の「大図鑑」が「みずとつののけもの」としてペンギンのフレンズも収録される・しかも新フレンズが2体も含まれるということで、本家にこれまで描いたオリフレを否定される前に続きを1ページでも描いておかねばということで焦って描きました。

どうぞノ

PPPランキング550px.png
pixiv版(これより大きい画像で見られます)

ペンギンの泳ぐスピードで一番速いのはジェンツーペンギンだと、東武動物公園のやまだおにいさんによるペンギンガイドでも紹介されていましたね。
ではどのくらいの速度なのかというと、上は時速30q以上から10km、数qと、諸説ある状態。野生動物のスピード関連データはなかなかmaxの数値としてあてになる数字が得られなくて、データロギングで得られる自然状態での数値は、ペンギンに限らず多くの海生動物において時速2qくらいに収束するとのこと。


ツイッターverやpixiv ver.では入れていない、「イワトビペンギンはほぼ世界一周の島々に生息する」話、イワトビペンギンはミナミ(ショートクレステッド)・キタ(ロングクレステッド)・ヒガシの3亜種に分けられますが、生息範囲の広さ・遠さからもそりゃ分化するわなと。
では生息域が南北方向で広いのは何ペンギンかというと、南緯42度のチロエ島(チリ)から赤道にほど近い(500qくらい)南緯5度のフォカ島(ペルー)までに及ぶフンボルトペンギン。

フンボルトペンギンは、日本国内で異様といってもいいレベルでたくさん飼育され親しまれていますけれど、野生の生息個体数はペルーとチリの調査結果を合計して推定1万〜3万個体とかなり少ない部類。
推定個体数は同じ種類でもかなり数字の異なる調査結果が出たりしているので比較のしようがないなあと思ってるのですが、ホシザキ電機さんの「ペンギンライブラリー」(下記にリンク張ります)で見ると、多いペンギンではアデリーペンギンが約1500万繁殖つがい、マカロニペンギンが900万繁殖つがい、その他エンペラーが22万つがい、キングが164万つがい、繁殖地がマッコーリー島1か所だけで厳重に保護され、当然日本にいないロイヤルペンギンも85万±10%つがいいることと比べても相当少ないと言えるのではないでしょうか。飼育下でも繁殖に苦労している施設がほとんどで、増えすぎを抑制するために偽卵を抱かせているという日本の現状は非常に特別なもののようです。

コウテイペンギンの潜水記録はデータロギングで得られたマジなデータ。
下記にリンクを貼っていますが、野生動物の潜水記録を収集したPENGUINESS bookというサイトでも1994年に計測された564mという記録が今も突出した輝きを放っています。


けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (4)
KADOKAWA
BDは第7話「じゃぱりとしょかん」、第8話「ぺぱぷらいぶ」を収録。ガイドブックはPPP座談会や「パークの人々」ラッキービースト等の設定、大図鑑は「みずとつののけもの」

※公式ガイドブックのほうは、収録されていたペンギンのフレンズはPPPの5人に加え、アプリ既出でCD収録ドラマにも登場するジャイアントペンギン(絶滅種)と東武動物公園とのコラボ開始時に吉崎先生が描き下ろされたキングペンギン、そして完全新規でヒゲペンギンアデリーペンギンの2種、合計9人が登場していました。
初登場の公式アデリーペンギンフレンズ、私の描いたアデリーとほとんど真逆の「地味で不愛想」キャラでオーマイガー。これでジェーン(ジェンツーペンギン)の属するアデリーペンギン属は3種すべて出そろったことになりますね。
マゼランペンギンのランとケープペンギンのケイはとりあえず生き残ったことになりますが、ケープペンギンは国内24施設、マゼランペンギンも19施設で飼育されているポピュラーなペンギンなので、動物園コラボなどでいつ公式が投下されることになるか…(このほど夏のコラボが発表された大阪府みさき公園のペンギンはフンボルトペンギンですけど、先日まで商品コラボしていた4動物園のうち千葉市動物公園はフンボルトペンギンのほかにケープペンギンも飼っていましたし)アデリーペンギンのデザインがここまで違うとなると、公式でマゼラン・ケープ(アフリカン)が公表されたら共存は厳しいか…。



関連サイト

■ペンギンライブラリー
ペンギンのマークでおなじみ、製氷機メーカーのホシザキ電機さんのペンギンHP。
http://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/index.html
このサイトの「ペンギン図鑑」はフラッシュによりカード形式でも見られます。
 http://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/flash.html
現生18種に加え、ジャイアントペンギンのページも…

飼育施設の紹介「ペンギンレポート」やペンギン関連のニュース、ペンギンに会える施設の検索も備えています。

※ペンギンに会える施設の検索、ここでフンボルトペンギンを検索すると65件がヒット。私の調べでは74施設ありますから私の勝ちだ(^^)
(私も知らない所があるでしょうし、一度調べたらそんな頻繁に更新するものでもないでしょうから仕方ないですけどね)



■PENGUINESS book(英語サイト)
http://penguinessbook.scarmarbin.be/index.php
ペンギンというより海生動物全般について潜水深度と潜水時間の記録を集めたサイト。
BOOK→BROWSEから、検索窓にpenguinと入れれば18種のペンギンがヒットします(潜水記録の収録されていない種もありますが)。

■ナショジオ「研究室に行ってみた」
東京大学大気海洋研究所 コウテイペンギン 研究者:塩見こずえ
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20121107/329657/


関連記事
(04/29)【オリフレ】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)

(05/11)【4コマ+おまけ3】 フルルの後輩(マゼランペンギンとケープペンギン)2

(06/03)【オリフレ4コマ+資料】トボガンとアデリー!!PPPのデザインと生息地の関係


(06/03)ペンギンを見られる動物園・水族館まとめてみました。

やっぱりペンギンは飛んでいる!! (知りたい!サイエンス)
技術評論社
※2007年の本ですが、ペンギンに関するデータ的なものは意外と更新されてないので、今もなかなかよくまとまっていい本だと思います


ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ〜ハイテク海洋動物学への招待〜 (光文社新書)
佐藤克文/光文社
※こちらは常識のウソが次々と覆される研究の面白さ、その現場の難しさやおもしろさが存分に盛り込まれた、動物学者を目指すひとたちに読んでほしい1冊
posted by ドージマ・ダイスケ at 10:48| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ★生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
記事検索
 

ケイン 基礎生物学
東京化学同人