2017年05月27日

【メダカ】鑑賞メダカ展示会2017行ってきました

5月に入り、恒例の行事にいくつか行ってきました。

その1つが5月14日に千葉県松戸市で行われた鑑賞メダカ愛好会による展示会。
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年々盛んになって、品種の多彩さもさることながら展示水槽の見やすさも進化。特に横見用の水槽はすごく写真が撮りやすくてすごく嬉しい!
この日は天気もほどよく曇って暑くならず、メダカのコンディション的にもいい開催になりました。
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今回見られたメダカは次のような品種たちでした。

トレンドとしては、やはりヒレ長と光る黒メダカの2つの流れが大きいですね。

まずはヒレ長体型の品種。

松井ヒレ長幹之
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幹之(みゆき)…背中が青または白くメタリックに光る革命的な品種。
    今はポピュラーになりすぎて比較的安価に入手できます。

松井ヒレ長幹之光.
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光(ヒカリ体型)…腹部の遺伝子が背中に発現し、背中にパール光沢が生じて
     背びれが尻びれのように大きくなる品種。

松井ヒレ長全身体内光幹之
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体内光…体内が透けて見え、その体内が輝いて見える

松井ヒレ長黄金ラメ
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松井ヒレ長ブラック
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そして、黒くて光る系統はこちら。

黒幹之
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黒ラメ幹之
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ヒレ長で黒く光る、両方兼ね備えた品種も。

松井ヒレ長黒幹之
1705メダカ品評会 松井ヒレ長黒幹之.JPG


ヒレ長はほかにもまだ色々な品種が。

松井ヒレ長オレンジ
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松井ヒレ長アルビノ
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アルビノ…色素を欠く形質。色の薄い形質と区別する特徴は、目が赤い。


次は、私が初めてこの展示会を見に来て衝撃を受けた、幹之のシリーズ。
この革命的な形質は今の鑑賞メダカの人気を築いた起爆剤といってもいいと思います。
2010年頃にはネオンテトラみたいな青いラインが出れば幹之と呼ばれ、体の半分以上出れば強光、四分の一出れば弱光、頭から尾びれまで出れば「スーパー光」と呼ばれていたのが、今では全身光るのが当たり前になってますもんね。


幹之ヒカリ
1705メダカ品評会 幹之ヒカリ.JPG

幹之体内光ヒカリ
1705メダカ品評会 幹之体内光ヒカリ.JPG

マリンブルー幹之
1705メダカ品評会 マリンブルー幹之.JPG
青体色でヒレや背中が光り、白い容器に入れると腹膜部分が真っ青になる

月虹(げっこう)
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ヒカリ体型のメダカで幹之と螺鈿光の遺伝形質を発現、独特の輝きを見せます。

オーロラ幹之
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オーロラって、ちょっと調べてみても透明鱗のような特殊な体色というくらいの説明しか見つからなくて、自分としては謎です。雄が生まれにくいとも。

アルビノ幹之
1705メダカ品評会 アルビノ幹之.JPG

全身体内光幹之
1705メダカ品評会 全身体内光幹之.JPG


青ラメ幹之ダルマ
1705メダカ品評会 青ラメ幹之ダルマ.JPG
ダルマ…見ての通り体長が短く丸っこい体型の品種。

青ラメ幹之
1705メダカ品評会 青ラメ幹之.JPG

天花
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シルバー体色・ヒカリ体型。ヒレや背中が光る幹之・螺鈿光の形質が出て首元付近に螺鈿細工のような光が見られる。

深海
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マリンブルーとの違いは背中の光が現れないことのようです。


そして、2〜3年前頃には鑑賞メダカのひとつの極地と思わせる
盛り上がりを見せていた紅白、三色。
私が飼っているメダカは、数年前に自然発生したぶち柄(錦)が世代を重ねて生き残ってメイン勢力になっているんですけど、錦っていうだけだとここでは展示のステージに上がれない感じですね(;^ω^)

紅白
1705メダカ品評会 紅白.JPG

三色
1705メダカ品評会 三色.JPG

三色ラメ幹之
1705メダカ品評会 三色ラメ幹之.JPG

アルビノ紅白
1705メダカ品評会 アルビノ紅白.JPG

朱赤透明鱗アルビノ
1705メダカ品評会 朱赤透明鱗アルビノ.JPG

朱赤ブチスワロー
1705メダカ品評会 朱赤ブチスワロー.JPG
スワロー…ひれの一部が長く伸びた品種。


赤ブチラメ
1705メダカ品評会 赤ブチラメ.JPG


白ブチラメ幹之
1705メダカ品評会 白ブチラメ幹之.JPG



ちょっと目新しく目に留まったのがこちらの品種。

黒竜姫
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飴色の体色で鱗の縁が黒い(クリアブラウン透明鱗のブラックリム)品種。
なんかこんな感じのメダカ、どっかで見たような気もするけれど新しい、竜の名が似合う品種ですね。



ここ最近、あまり見なくなっていましたが
セルフィン(サムライ)が登場していました。
1705メダカ品評会 サムライ(セルフィン).JPG
セルフィン…背びれが前後2つに分かれ、前のほうはトゲウオのとげのようなとげ状になったもの。このとげは自由に動かせたりする。


幹之が登場する前には鑑賞メダカの品種で誰が見ても鑑賞用の特別な品種だと納得させる代表的な品種といえばこの楊貴妃でしょうね。金魚のような赤さがすばらしい。

楊貴妃
1705メダカ品評会 楊貴妃.JPG

楊貴妃ラメ
1705メダカ品評会 楊貴妃ラメ.JPG

楊貴妃ヒカリ
1705メダカ品評会 楊貴妃ヒカリ.JPG

楊貴妃光ラメ
1705メダカ品評会 楊貴妃光ラメ.JPG

楊貴妃錦.
1705メダカ品評会 楊貴妃錦.JPG

楊貴妃パンダ
1705メダカ品評会 楊貴妃パンダ.JPG

楊貴妃半ダルマ
1705メダカ品評会 楊貴妃半ダルマ.JPG

楊貴妃ダルマ
1705メダカ品評会 楊貴妃ダルマ.JPG

楊貴妃出目
1705メダカ品評会 楊貴妃出目.JPG

楊貴妃から、さらに赤いメダカとして「紅帝」というメダカも出ていました。



そしてそれ自体の体色を愛でるとともに、品種改良にて新たな体色を生み出す親としても重視される
ブラックメダカたち。

オロチ
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尾びれの芯まで黒く、周り(容器)が明るくても明るい色に体色変化しない新しいタイプのブラックメダカ。

ブラックスワロー
1705メダカ品評会 ブラックスワロー.JPG

黒出目
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オールブラックパンダ
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黒蜂
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強い黒体色でヒレが黄色い透明鱗メダカ。



先月下旬の江戸川区観賞魚フェアで金魚の「キラキラ」に対しても絶賛の感想を書きましたけど、黄金色に輝く魚体って惹かれるのですが、メダカの体色としての黄色は、楊貴妃の赤の陰であまり顧みられてこなかったんですよね…。
その黄色がメダカでも段々脚光を浴び始めてきたようで、私も注目です。

黄幹之
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黄金
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黄金透明鱗
1705メダカ品評会 黄金透明鱗.JPG




アルビノシースルー
1705メダカ品評会 アルビノシースルー.JPG
黒色素と虹色素の欠損により内臓が透けるほどの透明感の体色

出目パンダ
1705メダカ品評会 出目パンダ.JPG

若草ラメ
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全身体内光横体外光.
1705メダカ品評会 全身体内光横体外光.JPG



基本品種の中で根強く重視される体色のひとつが琥珀。
それでも誕生は2004年と今世紀のことなんですね。
琥珀色の体色とオレンジ色の尾びれが特徴。ほかの品種が入っていない純粋な琥珀は逆に貴重な存在とも。

琥珀ヒカリ
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琥珀透明鱗錦
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琥珀スワロー
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琥珀ラメスワロー
1705メダカ品評会 琥珀ラメスワロー.JPG



■この展示会、参加者のブリーダーが出品する即売会も好評で、開場前から購入目当てで待ち構える愛好家もいるほど。展示会に出展されたメダカもいくらかは現物販売され、松井ヒレ長幹之や黒幹之など先端の品種も普通に買える状況。


また、1回300円(持ち帰りなしなら100円)のメダカすくいも毎年人気で、けっこう見事な色とりどりのメダカが泳ぐ水槽にポイを入れて追っていく遊びはわくわくするもの。私も久しぶりに挑戦してみましたが、本当にGETしたいメダカだけを選んで捕まえにいって戦果は9匹♪そこから上限の5匹を厳選してお持ち帰りしました。
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1705メダカ品評会 90メダカすくい収穫2-1キラキラ.JPG1705メダカ品評会 90メダカすくい収穫2-2青幹之.JPG
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透明鱗っぽい尾のほうの色が抜けたオレンジ錦
黒竜姫っぽい鱗の縁取りがくっきりしたオレンジメダカ
螺鈿のようにキラキラした光をもった幹之系のメダカ
小ぶりながらも真っ青にきれいな幹之
そして今流行の先端・ヒレ長のパンダメダカ(体色は地味だけどw)

ブリーダーとしては形質が中途半端だったり、親の血統がわからなくなって繁殖に使えないとか、普通に余ったとかでメダカすくい行きになったんでしょうけど、素人が飼って眺めたり、卵を産ませてそこそこの2世ができないか期待する分にはかなりお得なメダカだと思います(うちにはオレンジも錦も幹之もいますから形質を維持できる交配相手は大丈夫)。メダカは丈夫ですから、この5匹、2週間たつ今でも全員ぴんぴんしてますからね。


■こちらの愛好会、毎年秋にも展示会を行っていて、昨年は9月13日に開催されましたので、次回開催もその頃にはあると思います。実際の日程は同会Facebook等参照ください(他地域の日本メダカ協会支部品評会情報なども発信されています)

鑑賞メダカ愛好会
 Facebook 


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メダカ展示会行ってきました【千葉県松戸2016】(2016年05月22日)


2017年度版最新メダカカタログ
大場 幸雄
めだかの館出版




posted by ドージマ・ダイスケ at 20:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆イベント・生物オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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