2017年04月01日

【行ってきた】種数No.1!ジュゴンは来館30年!鳥羽水族館

先日upしました大英自然史博物館展,その日に名古屋に移動しまして,翌日,鳥羽水族館に行ってきました!
過去に鳥羽水族館に行ったのは,学生時代に合宿の帰りに寄ったのと,社会人になってからの計2回。

1703 鳥羽水族館01.JPG

1703 鳥羽水族館02入口.JPG
Wikipediaを見ると今の建物が完成したのは94年(平成6年)とのことで(公式サイトの「変遷」に平成24年(2012年)という年が出てくるんだけど何の年なのか説明なし。…このページを更新した日?),その後に1度来ているはずなのだけれど,今回来た鳥羽水族館の様子はなぜか当時の記憶と全く重ならなくて,でけえ!豪華!という印象が新鮮な1日でした。行き帰りの都合で滞在できたのは5時間半で,その間めいっぱい見て回りましたけど,例によって最後のほうは駆け足で回らざるを得ず(;^_^)。飼育種数が約1200種で日本一,6時間いたとしても1時間で200種になる計算。今回1300枚以上写真を撮りましたけど,種数としては全体の2,3割くらいしか撮れていないんじゃないかしら

そんな鳥羽水族館,じっくり書いていくと何週間かけてもupできないので,
本当にざっくりとですが,紹介していきたいと思います。

1703 鳥羽水族館03.JPG
1階は基本的に入場券売場のみで,館の観覧は2階から。
エントランスホールはサンゴ礁の海の大水槽。鳥羽水族館は順路のない,自由に好きなところを見て廻る方式の水族館なので,ここを起点に,帰るときもここに戻ることになります。おみやげショップもここに。
奥へ抜けて左側に進めば,この大水槽の裏側,さらに上下左右に魚たちの青い世界が広がる世界最大の人工サンゴ礁「コーラルリーフ・ダイビング」(Dコーナー)が楽しめます。
1703 鳥羽水族館04_Dコーラルダイブ.JPG

右側に進めばEコーナー「伊勢志摩の海・日本の海」
1703 鳥羽水族館077_イカ水槽.JPG
TBS『林先生の初耳学』でやっていましたけど,水族館でイカの飼育は難しいんですよね。水質に対してデリケートなのと,共食いをするのとで。私にとってイカ水槽はサンシャイン水族館でおなじみなのですが,ここのアオリイカ水槽も今現在2匹(生体を2杯って数えるのは違和感が(;^_^))しかいない状態で維持する(補充も含めて)大変さを感じる今日この頃。
ここ鳥羽水族館のイカ水槽(アオリイカ&コウイカ),照明抑えめの青い水槽の中をいい感じの数のイカがめいめいの角度でゆったり泳ぐ様子は,全国の水族館に定着してきたクラゲ水槽みたいな癒やしスポットといえるかも(目玉とかあったり輪郭がはっきりしている分,雰囲気はちょっと違うでしょうが)。

Eコーナーの目玉,スナメリ!(finless porpoise)
1703 鳥羽水族館146 スナメリ.JPG
インド洋から東シナ海を経て日本近海にも生息する白い小形イルカ。伊勢湾ですとまれに名古屋港あたりにも顔を出すことがあるので,伊勢志摩ではもう地元のイルカといってもいいでしょう。

この水槽は上から見ることもできます。
1703 鳥羽水族館146 スナメリ上から.JPG

Eコーナーは「黄金のヒラメ」が住む水槽があったのですが,クリーム色っぽい個体からかなり濃い黄色の個体まで,1匹や2匹じゃないレベルで,A3の紙くらいの大きいやつがゴロゴロいて笑えました。
それと,伊勢エビ水槽のイセエビの数www

マナティ! 
Fコーナー「ジャングルワールド」
1703 鳥羽水族館425_マナティー.JPG
マナティといえば人魚のモデルとよく言われる海獣ですが,この先にあるHコーナー「人魚の海」ではなく,この「ジャングルワールド」で飼育展示。ジュゴンと区別する一番のポイントである尾びれ,ジュゴンは半月状(スピードが出せる),マナティは丸い(小回りが利く)といいますが,ここで見たアフリカマナティの尾びれ,畳半畳くらいある大きさで,ぺらっぺらに薄くて驚きました。

このコーナーはカピバラさんやデンキウナギ,エンゼルフィッシュやアロワナ,ピラルクなどが見られます。

そして,お隣 Hコーナー「人魚の海」の主役,ジュゴン!
日本では唯一ここでだけ飼育されている超希少動物であります。
1703 鳥羽水族館549_ジュゴン.JPG
ここで飼育されているジュゴンのセレナ,今年が入館30周年ということで,4月16日までパネル展やバックヤードツアーなど関連イベントを開催中。エントランスホールからすぐのインフォメーションセンターでは先着100名に記念クリアファイルをプレゼントしているということで,だめもとで行ってみたら開場1時間経っていたのに無事ゲット♪小さいポスターや看板で告知してあっただけなので見落としている人が多いようです(^_^)。

1703 鳥羽水族館556_ジュゴン.JPG
ときおり水面に浮かんでは,巨大水槽の底と行き来していたセレナですが,どこにいてもずっと水草をもぐもぐ食べていた印象。
尾びれの形,半月形ですね(^_^)。


H「人魚の海」の向かいにあるのは I コーナー「極地の海」
ここの目玉はなんといっても,ラッコ!sea otter
1703 鳥羽水族館611_ラッコ.JPG

1703 鳥羽水族館670_ラッコ食事タイム.JPG
ちょうど食事タイムを見ることができましたが,立ち上がって旗を持ったり,食べ終わった貝の貝殻を飼育員のお姉さんに返したり,観客のほうまで泳いできて貝をアクリルガラスにガンガンガンガン打ち付けたりと芸達者(^_^)。
このお食事タイムがなんと30分も続いていました。極寒の海に住んでいるので大食なんですね…。
これ,1日3回もあるんだwww

同じく I コーナーで見られるのがパンダイルカの呼び名でも知られるイロワケイルカ
1703 鳥羽水族館605_イロワケイルカ.JPG
以前来たとき,ガラス越しに1頭がなついてくれるようなしぐさをしきりにしてきて,すっごく好きになったんですよね。今回は小さな子どものイルカと,両親と思われる2頭の成体が仲良く泳ぐ姿にほっこり。

そして,バイカルアザラシ
1703 鳥羽水族館767_バイカルアザラシ.JPG
淡水のアザラシとして知られるバイカルアザラシ,(国内では8水族館で飼育。中部地方ではほかに南知多ビーチランドで飼育),ここでは広めのプールで明るい環境で泳ぎ回っていますね。
1703 鳥羽水族館779_バイカルアザラシ.JPG

そして,おおっ,と思ったのが,クリオネの展示。
1703 鳥羽水族館787_クリオネ展示.JPG
1匹1匹の個体が大きいのと,このやたらに強い照明!
これ,写真を撮るのにすごく助かるんですよ。
ただでさえ小さくて,泳いで動いているクリオネ,接写可能で感度の強い(シャッタースピードを速くすることができる)カメラでないとまともに写らないのですが,光を強くしてくれることでピントも合いやすく,シャッタースピードも速くできて,クリオネをここで初めてうまく撮れたという人,多いんじゃないでしょうかね。

1703 鳥羽水族館805_クリオネ.JPG
泳ぎと水流で移動するだけでなく,ひれで羽ばたく反動で頭も体も揺れ続けているため,私のカメラではこれが限界でしたが,これまでに挑戦した数々の機会の中でも格段にきれいに撮れました!

この,Hコーナー,I コーナーに隣接して特別展示室(クラゲの特集をやっていました)や
Kコーナー「へんな生き物研究所」が。
棘皮動物や節足動物を中心に,一般のセンスからすると奇妙な姿形をした動物たちを,けっこうな数の種類,展示しています。
ウミケムシ,ウコンハネガイ,スベスベマンジュウガニ,アデヤカキンコ,フリソデエビ,アルビノマナマコ,コンペイトウ・フウセンウオ・ナメダンゴ…

何年も食べないことで話題となったダイオウグソクムシの水槽もここにあるのですが,あまりに普通にいたので(コーナーの薄暗い一角に,壁に設置された水槽ではない置き水槽に「webで話題」とだけ書かれてた)写真2枚だけ撮ってほぼスルーしてました(;^_^)。あのダイオウグソクムシブームの火付け役,ここだったのか!


順路を進むと,外の光がさわやかな Lコーナー「水の回廊(アクアプロムナード)」
トド,セイウチ,ミナミアフリカオットセイ,ハイイロアザラシ,ビーバー,コツメカワウソ,フンボルトペンギン,ペリカン3種といった水の動物たちが。
1703 鳥羽水族館509_アシカトレーニング.JPG
若いアシカのトレーニング(^_^)。

1703 鳥羽水族館461_ペンギン散歩.JPG
ペンギン散歩やセイウチふれあいタイムは大人気。(ペンギンは写真撮影のみでタッチは不可)
1703 鳥羽水族館1006_セイウチふれあいタイム.JPG

これで2階の端までひととおり進んだことになりまして,
ここから3階に進むとJコーナー「日本の川」,ワニコーナー,
Gコーナー「奇跡の森」があり,このまま反対側の端に進むと2階と3階にまたがる
Aコーナー「パフォーマンススタジアム」,Bコーナー「海獣の王国」

「日本の川」は渓流から清流の淡水魚たちが清冽な山の川・滝を再現した大水槽を中心に,1コーナーにコンパクトにおさめられていました(光量などの都合でいい写真が撮れなかったので写真は略)
「奇跡の森」は,主に両生類と爬虫類のコーナーなのですが,目玉は,泳ぎができて魚をとる(漁る=すなどる)ネコことスナドリネコ。こちらは,回を改めて紹介しますね。

パフォーマンススタジアムのアシカショーは見られずに帰ることになりましたが,
Bコーナーではちょうどアシカ類の食事タイムを見ることができました。
1703 鳥羽水族館1217_アシカ類食事タイム.JPG

1703 鳥羽水族館1214_トドダイブ.JPG
ここまで登って,餌を食べては,ダイブ!を何度も見せてくれたトド。

2階に戻ると,このBコーナーを館内から見る廊下を通り,Cコーナー「古代の海」
肺魚類,チョウザメ水槽(シロチョウザメ,コチョウザメ,ベステル),サメ水槽,オウムガイとオオベソオオムガイ,巨大アンモナイト化石

この近くには「ザリガニコーナー」があり,ウチダザリガニやニホンザリガニのほか,普通のアメリカザリガニや真っ白なザリガニ,真っ青なザリガニ「マロン」などが見られました。

こんな感じで,駆け足で紹介してきましたが,動物にあふれた鳥羽水族館のすごさの一端でも伝われば幸いです。
いやあ…人間なみの大きさの動物だけで,スナメリ,ジュゴン,アフリカマナティ,ミナミアフリカオットセイ,ハイイロアザラシ,ゴマフアザラシ,バイカルアザラシ,トド,セイウチ,イロワケイルカ と10種類からいるんですよね(このほかラッコやアオウミガメなども)。それぞれの水槽を用意するだけでどれだけのスペースがいるかと思うとスケールでかいです。

海遊館や美ら海水族館のように超巨大水槽を構える水族館あり,
名古屋港水族館のようにシャチ・イルカ・ベルーガそれぞれとイルカトルネードの大水槽を設け,人の観覧スペースをゆったりとる延べ床面積の大きい水族館あり
八景島シーパラダイスのようにテーマパーク的スペースにタイプの異なる水族館エリアをおさめるところあり
大きな水族館は数々ありますが,たくさん海の生き物が見られるというボリューム感では鳥羽水族館はまさに種数1位,1日じゃ見尽くせた気が全然しない,すごい見応えの水族館です。


鳥羽水族館 公式サイト
http://www.aquarium.co.jp/index.php


鳥羽水族館,公式ガイドブックがないんですね…
もし作るとしたら,すごくボリュームのある本になりそう
驕るなかれ―鳥羽水族館・夢とロマンの半世紀
中村幸昭
中部経済新聞社(2005年)

posted by ドージマ・ダイスケ at 09:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/448626146

この記事へのトラックバック
記事検索
 

ケイン 基礎生物学
東京化学同人