2017年03月25日

【行ってきた】【科博】 モアが!始祖鳥が!お宝たくさん!大英自然史博物館展

『山田五郎・中川翔子のリミックスZ』(TOKYO FM系)にて,科博(国立科学博物館)で特別展「大英自然史博物館展」が始まると聞いて,行ってきました!

1703大英自然史博物館展_00記念写真看板.jpg

開幕日は3月18日(土),土日休の人には3連休となる18・19・20日には各日先着1000人に特製ピンバッジがもらえるとな。
う〜ん…この三連休は名古屋・京都に帰省はしごする予定が前々から入ってたんだけど…
9時開場?!土曜はお昼に東京を出れば間に合うから,午前中に見れば,行けるじゃん!
土曜の午前中って水族館でも動物園でも意外と比較的空いているし,そんなにテレビなどでも事前報道見かけなかったから,早いうちに行ったほうが,春休みやゴールデンウィークよりむしろ混んでないかも!

と思って初日に行きましたよ〜!
このために,切らしていたリピーターズパス(1年1030円)を事前に買い直しておきました。
※大人1600円の入場料が980円になります。

科博には8時半頃には着くつもりだったのですがちょっと遅れて9時10分前。
このタイミングだと,,,,行列,できてました…。同じ上野の東京国立美術館で開催された鳥獣戯画展や伊藤若冲展に比べれば楽勝の長さでしたけど,開門から会場に入るまでぴったり1時間。
新幹線の指定席時刻から残された持ち時間,2時間弱ということで(私は写真を撮りながらなのでめっちゃ時間がかかる),極力サクサクと回りました。

1703大英自然史博物館展_01切符バッヂ.JPG
先着1000人には入れました(^_^)。初日のピンバッジは始祖鳥化石♪


1703大英自然史博物館展_02.JPG
序盤から雰囲気ありますね。

1703大英自然史博物館展_03アジア水牛の角.JPG
アジアスイギュウの角。
超でかっっっっ!
今この文章をタイプしている私の部屋では対角線上に置いて入るかどうかというサイズです。

こんな大きさのものを頭に載せて生活していた動物が,喰って寝て歩いてたんだなあ…

でかい角というと,この後もまだ登場するんですけどね。

1703大英自然史博物館展_04モア.JPG
モア!
ドラえもん最盛期(80年代)世代には,後の恐竜ブームより素朴な古生物ブームで絶滅動物の代表みたいな感じで印象に残っている人が多いんじゃないでしょうか。
大きさ的にはダチョウとどっちが大きいかなというくらいの化石ですが
足の骨太さが迫力!

モアといえば,絶滅した鳥というとあと,あの鳥とあの鳥が連想されますが…
出てきますよ〜。

※モアのクレジット,「ニュージーランド,完新世 約500年前」 とありましたが違ってますよね…?
 出土が500年前ってのも,1877年撮影の写真と合いませんし


このコーナーでは,あの自然科学史上初の「恐竜」,イグアノドンの化石(骨盤,頸骨と歯)も展示されています!!!

ウイリアム・スミス,メアリー・アニングらの地質学的研究のコーナーを経て,
次はチャールズ・ダーウィンゆかりの標本たちが!

ダーウィンがビーグル号航海などで採集したフィンチやカメノテ,甲虫などの標本,ペットにしていたガラパゴスゾウガメの子亀の剥製など。

このコーナーにさしかかって「キサントパンスズメガ,あるかな?!」と声を弾ませる小学生くらいの女の子が。
現課程になって高校教科書にも載るようになった(共進化の例として)このスズメガ,キサントパンスズメガっていうのか(知らなかったのかよ)。
1703大英自然史博物館展_05-1キサントパンスズメガ.JPG

このスイセイランの蜜(花の細長く伸びた部分にたまっている)を吸うため,口が体長以上の長さに進化したんですね。
1703大英自然史博物館展_05-2スイセイラン.JPG


さらに進むと,超目玉といえばこれでしょう!
始祖鳥化石!

1703大英自然史博物館展_06-1始祖鳥の前.JPG
人だかっております。
列に並ぶ義務は全くないのですが,確実に見ようと思うと順路の手前である向かって左側に並んでしまう日本人の習性。ガラスの一番そばからでなくても2列目からでも見えるので適当に後ろから適宜入れ替わって見るのが吉。

そうして見えてきた始祖鳥様は…
1703大英自然史博物館展_06-1始祖鳥展示.jpg
まぶしいくらいの存在感!(リアルに光量激しいw)
そしてダブル! ツー化石!ツー化石!

どちらの化石も大英自然史博物館所蔵なので「ロンドン化石」というんですかね…
と思ったら,これ,同じ化石のカウンターパート(反対側)なんですね。
片面が削れて化石が現れたんじゃなくて,見事にうまいこと2枚に分かれたものですね…

1703大英自然史博物館展_06-3始祖鳥化石.JPG
始祖鳥 Archaeopteryx  
…2011年に「サーモポリス標本」が来日している※ので,既視感ありなブツですが(それでも6年前かよ),これまで11個しか化石が見つかってないんですよね(それも「ロンドン標本」とか「ベルリン標本」とか「ミュンヘン標本」とか「サーモポリス標本」(アメリカワイオミング州)とか呼ばれていますけど,出土はドイツでばかり)。超レア。まじレア。
※「恐竜展2011」ですね(→関連エントリ)

スコット探検隊のテラ・ノバ遠征で採取されたコウテイペンギンのひなとか
ロスチャイルドコレクションからヒクイドリ剥製やアルビノのキウイとか
日本から送られた標本としてニホンアシカとか,
このほか数々の昆虫や鉱物など,まさに博物といった展示物が続きます。

7割がた進んで折り返し,最後の第4章・第5章。
ここでもけっこう大物が残っていました!

1703大英自然史博物館展_07サーベルタイガー.JPG
サーベルタイガー!

1703大英自然史博物館展_08オオナマケモノ.JPG
オオナマケモノ!
軽自動車くらいあるんじゃない?これ。

1703大英自然史博物館展_09オオツノジカ頭骨.JPG
オオツノジカの頭骨!
先に出てきた,スイギュウの巨大角もすごかったけど,
これも,空を飛ぶのかってくらい超巨大!!

そして…

1703大英自然史博物館展_10ドードー模型.JPG
ドードー!!!

1703大英自然史博物館展_11リョコウバト.JPG
リョコウバト!

モアと並んで3大絶滅鳥類といえば,この2種でしょうねえ。
ドードーは完全な剥製が現存しなくて(ミイラ化した頭部はオックスフォード大学自然史博物館に存在)模型ですけど,見たらテンション上がる!もりもりしてる!
こんだけもっこりもりもりしてるのに,当初考えられていたよりずっと細い,直立した姿に改められたバージョンだそうです。

渡りに遭遇すると空が埋め尽くされるほど北米にたくさんいたのにアメリカン・ジェノサイダーたちによってたった1世紀でこの世から消滅した鳥ですね。罠で1日に2000羽捕れるほど捕りまくり,一方ですみかとなる森林が減少したことが絶滅への圧力になったとのこと。

このほかにも,タスマニアンタイガー(フクロオオカミ)とかオオウミガラスといった
今はもう完全に幻となった動物・鳥が,剥製ですがババーンと間近で見られて
すごいっすね!

最後の第5章ではあのピルトダウン人(イギリス人が現生人類の起源「ミッシングリンク」はヨーロッパにあることを証明しようとして捏造した化石)の骨(現代人とオランウータンの頭骨と歯,顎を着色した物)と「復元」や,火星の隕石,ネアンデルタール人のゲノムなどを展示。

売店手前の第2会場では,博物誌を飾る本の数々を展示。

売店では例によってオリジナルグッズが所狭しと並んでいて,いいなあってため息。
レジが5つくらい並んでいたにも関わらず長蛇の列ができていたこともあり,移動時間の都合も考えて図録とクリアファイルを速やかに手に取り購入へ。
科博の特別展は基本的に毎回図録を買っていますけれど,近年2千円台後半に値上がりしていってる割に満足度,コスパは下がっているなあと感じていたのですが,今回は,2千円ジャスト(税込)で236ページハードカバー。すばらしい!
1703大英自然史博物館展_30図録0.jpg

内容はまさに「図録」で,読み物的なページは少ないのですけど,製本も本がきれいに開く糸かがり綴じ。
1703大英自然史博物館展_30図録.JPG

展示品の写真が1点1ページきれいに大きく載っていて,ここに来て見て感じた大きさや質感の記憶と,会場の明るさやガラスの反射,混雑,実物が小さいなどでよく見えないけど写真でははっきり見える細部の形を統合して,解説を読み直すことで追体験できる,必買の一品ですね。

ほかの入場客の人たちも,初日の開場時間に並んで来られている熱心な人たちなのである程度当然かもしれませんが,図録,飛ぶように売れていました。


国立科学博物館 大英自然史博物館展
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/daiei/

大英自然史博物館展 混雑情報 ツイッター
https://twitter.com/nhm_konzatsu

会期は2017年6年11日(金)まで。
次の特別展は「深海2017」(7/11〜10/1)

 大英自然史博物館の《至宝》250
 国立科学博物館 (監修), 大英自然史博物館 (編集)
 創元社(2017/3/3)

posted by ドージマ・ダイスケ at 13:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆イベント・生物オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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