2016年07月21日

【行ってきた】 北の丘のおたる水族館で北の魚と海獣を愛でる

「そうだ,北海道へ行こう」。ということで7月の第2週末に行ってきました北海道。
2日目の日曜日,午前は雨の中,札幌・円山動物園を回った後,午後は小樽・おたる水族館へ。

小樽市街から車で10数分,海を見下ろす小高い山の上におたる水族館はありました。
160710 おたる水族館 00入口.JPG

入場券を購入して入場,マスコットキャラや巨大サメの顎など記念撮影スポットが並んで独特の雰囲気を醸し出すエントランスホール。
160710 おたる水族館 01 エントランス.JPG

サメやエイが合わせて10種類以上泳ぐ長い水槽を見ながら順路を通ると,
ネズミイルカが泳ぐ「ほのぼのプール」が出現。
160710 おたる水族館 03 ほのぼのプール.JPG
(屋外部分がある水族館で)イルカのプールが屋内に,それも順路のだいぶ早い地点に配置されるというのはけっこう珍しい気がします。そしてネズミイルカという種類も水族館であまり見ないですね。
160710 おたる水族館 03 ネズミイルカ.JPG
ネズミイルカは北半球の広い範囲で見られるイルカで,沿岸部の冷水域をけっこう好むようです。
姿をほとんど水面に現さないので海で観察するのは難しいようです。


おたる水族館,北海道ならではの数々の展示が見られました。
ここまでの順路ではエゾサンショウウオ,キタサンショウウオ,エゾトミヨ,エゾホトケドジョウ,ヤチウグイ,イトウ,オショロコマ…
160710 おたる水族館 05 イトウ成魚.JPG

海水魚,食材として,ホッケやポピュラーなカレイの一種マツカワ,そして,北海道ではフサギンポも食べられるんですね。
160710 おたる水族館 04 フサギンポ.JPG
本州でもヨコハマおもしろ水族館などフサギンポを見られる所は少なくないですが,全身を見せるところはほとんどなかったです。そしてこの魚,けっこう大きくなるんですね…。フサギンポはこの後進む2階でもフィーチャーされていました。


地元の魚が見られる「冷たい海」水槽,北の海の魚を展示する水槽はたいていの水族館でもやっていますけど,北海道で見ると地元感がほかと違って感じられる気がしました。
160710 おたる水族館 06 冷たい海.JPG
160710 おたる水族館 06 タラ.JPG160710 おたる水族館 06 オオカミウオ.JPG
160710 おたる水族館 06 冷たい海ニシン.JPG160710 おたる水族館 06 冷たい海ケガニ.JPG

大洗ではホッケやタラの水槽はなぜかすごく暗かったですし,アクアマリンふくしまでは超巨大水槽の親潮側で逆にすごく明るい外洋イメージだったり。ここの,毛ガニがさりげなくいたり,ヒラメ・カレイ類がアクティブだったりする感じがなんかよかったです(^_^)。


北の海から温かい海へ移っていく順路の間に忽然とあるコツメカワウソの飼育展示。
160710 おたる水族館 07 コツメカワウソ.JPG
入場者通路の上と下をまたぐように設けられたカワウソの移動通路,ちょうどカワウソたちがサービス精神を発揮してくれたタイミングのようで,上を下へと行き来して人々を沸かせていました。
160710 おたる水族館 07 展示上.JPG

160710 おたる水族館 07 展示下.JPG


「南の魚たち」温かい海,サンゴ礁の海の水槽や,ピラルクなど淡水巨大魚の水槽を経て
1階を通った最後に鑑賞するのが,「オホーツク海・ベーリング海の魚」360°水槽
160710 おたる水族館 08 オホーツク海・ベーリング海の魚360°水槽.JPG
雰囲気としては地味で,行く人たち皆短時間で通り過ぎてしまうんですけど,
60センチクラスのヒラメやタラ,サケマス類,ハタ類,オオカミウオなどがゆったり回遊するこの大水槽はかなりゴージャスなものですよ。
160710 おたる水族館 08 360°水槽タラ.JPG
160710 おたる水族館 08 360°水槽サケ類.JPG
館全体の雰囲気や順路としての人の流れとの兼ね合いもありますけど,ゆったり座れる椅子を置いたり内装・照明の演出を工夫してリッチ感を出したら,けっこうしばらくの時間くつろいで楽しめる水槽だと思うんですけど…基本,手すりに寄って立って見る設計だから難しいかな。座ってじっくり見せる形にしている所としては,葛西臨海公園のマグロスタジアムとか美ら海水族館の大水槽などがありますよね。
160710 おたる水族館 08 360°水槽カレイ類.JPG
「鯛やヒラメの舞い踊り」って行ったりしますけど,でかいヒラメが何匹も何匹も泳いでいく姿というのは他で見られる所はなかなかないですよ。


何ギャラリーがあるのか微妙な表示を見ながら2階へ。
160710 おたる水族館 09 階段.JPG

2階も北ならではの展示,クリオネやムロランギンポ,ナガガジ,クダヒゲガニ,ホッカイエビ,フサギンポ,ダンゴウオ,コンペイトウなどなどや,サケビクニンなど深海魚(他の水族館と同様,暗いうえにアクリルガラス表面が水滴で覆われて見づらい…(;^_^)),ブルーカラージェリーフィッシュなどクラゲ,ミナミトビハゼなどマングローブコーナー,カクレクマノミやニシキテグリなどサンゴ礁コーナー,オオサンショウウオとメキシコトラフサンショウウオの両生類コーナーを経て,本館最後のコーナーはタッチングエリア・さわってEZONE(エーゾーン/蝦夷)」
160710 おたる水族館 10 タッチプール.JPG
でかいタコへのふれあいが可能(^_^)。放っておくと逃げちゃいますしあまり他では見られません。
160710 おたる水族館 10 タッチプールミズダコ.JPG

「北海道の深海水温を再現した日本一水が冷たいタッチ水槽」。テヅルモヅルとかかなりオリジナリティのある生物に触れますが,けっこう水深があるので触るのはちょっとハードルが。冷たい海水を触らせるのがこの水槽の主旨かな(;^_^)。
160710 おたる水族館 10 タッチプール冷水.JPG
160710 おたる水族館 10 タッチプールユムシ.JPGユムシのタッチ水槽ってのもけっこうレアだと思います(^_^)。
160710 おたる水族館 10 タッチプールユムシ2.JPG

このほか「絶対触ってはいけない」オニダルマオコゼやガンガゼの展示,ドクターフィッシュことガラ・ルファのタッチ水槽も。


この本館2階から,渡り通路を経た離れの「イルカスタジアム」ではオタリアショーとイルカショー。
160710 おたる水族館 11 オタリアショー.JPG
算数パフォーマンスなどを見せてくれました。大きい個体になると400kgにもなるんですね。

160710 おたる水族館 11 イルカショー.JPG



そして,海辺の高台にある本館から見下ろす海岸沿いに,本館やイルカスタジアムを合わせたより広い敷地に広がるのが「海獣公園」
160710 おたる水族館 12 海獣公園.JPG
降りた後,帰ってくるための上り道にはエスカレーターがあります。

海獣限定だけに見どころが少ないかなと思いきや,なかなかどうしてここだけでちょっとした動物園ですね。
160710 おたる水族館 12 海獣公園フンボルトペンギン.JPG
私が行ったときはもう営業時間の最後になっていたのでペンギンショーやアザラシショーは終わっていましたが,フンボルトペンギンやアデリーペンギン,トドやセイウチといった海獣の飼育エリアがずらり。
160710 おたる水族館 12 海獣公園セイウチ館.JPG
セイウチはこの6月に赤ちゃんが産まれたそうです(このときは見られず。残念(;^_^))

160710 おたる水族館 12 海獣公園アゴヒゲアザラシ.JPG
160710 おたる水族館 12 海獣公園ワモンアザラシ.JPG
アザラシは定番ゴマフアザラシのほか,アゴヒゲアザラシ,ワモンアザラシ,ゼニガタアザラシ,クラカケアザラシ。日本で見られるアザラシ5種が一通り所属しているわけですね。特にアザラシ館のワモンアザラシはかわいいかわいいと評判でした(^_^)。

160710 おたる水族館 12 海獣公園トド.JPG
160710 おたる水族館 12 海獣公園保育プール.JPG

この日に行った円山動物園でもそうだったんですけど,この時期ちょうど夏のいろいろな企画が始まる直前で当時見られず,今開催中なのが「特別展 知床」「夜の水族館」(夜間延長営業 〜8/6の金土限定),イルカショーにおけるイルカとトレーナー共演のパフォーマンス。
今回見た以外にもショーやイベントが行われていて,2階のレストラン(眺めよし)や隣接の遊園地など楽しみ方いろいろですね。


国定公園の自然に囲まれた水族館
おたる水族館
http://otaru-aq.jp/


posted by ドージマ・ダイスケ at 03:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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