梅雨というのは季節の変わり目に雨が続く時期ということで,夏を前に日中の日差しはかなり強くなってきましたね。
温かくなってくるとメダカの飼育は繁殖期間に突入していろいろ楽しくなってくるわけですが
そのへんを,先日描いた漫画(1)(2)に続いてUpしたいと思います。
どうぞ(^o^)/



前年に生まれて成長したメダカは,4月くらいからほぼ毎日卵を産むようになります。
その卵は親メダカと別の水槽に移すようにしないと,食べられてしまいます。
卵は指の腹でつまんでもつぶれないくらい丈夫で,大きさ的にもメダカの口に入るぎりぎりで表面に毛が生えていることもあって卵のうちはなかなか食べにくいのですが(ときどき口の横に卵をぶら下げながら泳いでいるメダカがいたりしますね),孵化して稚魚になるとパクッとひとたまりもありません。
メダカが卵を産み付ける水草,小学校理科の教科書などではオオカナダモがポピュラーですが
そんなに付着しやすくなかったりするんですよね。
十数cmの長さにポツポツとしか卵がついていないのにこれをまるごと別の水槽に移すというのは非効率なんだなぁ…。条件がよければ枝分かれしたところからどんどん伸びてくるので卵のついたところだけむしって移せばいいとしても,都合良く成長の終わったところを選んで産卵してくれるわけでもないですし。あらかじめ短くして水槽に入れておくとかしても,それはあまりメダカにとって価値がないですし。
そういう卵移動の意味からいうと,水草の中ではフロッグピットが便利です。
葉状体1枚7mmくらい,1株2cmくらいの浮き草なので,根に卵が産み付けられたものだけ移せばいいですし,温かい季節には間引きが必要なくらい勝手に増えてくれるので補充も楽ですし。
3コマ目の産卵の場所となるいろいろな道具,300円台くらいが中心でしょうか,スポンジ素材(食器とか洗う側の固めのほう)のやつがお値段的には一番手頃ですかね。ペットショップではシュロ素材のものが本格的っぽくて店頭で見る機会が多い気がします。
これらの道具,水草と違って増えないですけど使い回しがききますし,必要なら消毒が可能なのが意外といいんですよね。
というのが,今,うち,水槽にミドロがわいてしまう問題に悩まされていまして,
すごく魚を育てるのに邪魔なんですが,一度これが起こるとほぼ根絶が無理なんですよね。水質が適度な状態で落ち着くと抑制されるんですが…。
しかも一番卵がよく付くのがこれだという。なので卵を卵&稚魚用の水槽に移したらそこでどんどんはびこってしまうんですよね。ミドロがそれほど増えてない水槽と比べると明らかに稚魚が孵って育つ数が違う。
うちでこれが発生するきっかけになったのが購入してきたフロッグピットに付着してだと思われるんですよね…。
水草だと消毒できないから,水草を卵の移動に使うと目に見えなくても必ず付着しててミドロを媒介してしまうという。
で,4コマ目。
そもそもがメダカの卵,全部を水槽に産み付けるんじゃなくて,水底にこすりつけたり,次の卵が出てくる際に落ちたりしてけっこうな割合で底に沈んでいくんです。
10匹くらいのメダカを数日放置している間にこれだけの卵がたまってるようなこともあるのですが,このときも髪の毛を芯にして卵がまとまった感じですね。
わざと髪の毛を落としておくかどうかは好き嫌いが分かれると思いますが
抵抗のない方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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