2016年05月21日

【行ってきた】 きれいな目黒寄生虫館はいかがですか

前回のエントリでは先週末,東大五月祭に行ってきた話をUpしましたが,
当日,もう1つの場所もはしごしていました。

そう,マニアックな生き物大好きなのに,東京近郊に来て未だ行っていないってありえないだろうというあの場所…
160514 目黒寄生虫館 tweet0409.jpg
“とある高名な寄生虫学者の論文に使われた寄生虫の超細密原画を特集展示”企画を紹介する記事を見た」とかいうきっかけがあったらもう飛びつかないと,いつまでも行かずじまいできりがないですからね。

というわけで,東大を出ると地下鉄根津駅から1つ乗り換えを挟んで目黒駅へ。
そこからバスで2つ先(「大鳥神社前」下車),徒歩で約15分(駅出口から)とのことで迷わず歩き。

160514目黒寄生虫館 (1).JPG こちらのビルですね。

入ってまず思ったのが,きれい!
160514目黒寄生虫館 1F.JPG
個人の私費を投じて作られた苦労話は本などで読んできましたが
だから維持するの大変だと思うんですよね。開館から年数も経っているでしょうし。

しかもメインの展示物は寄生虫の液浸標本じゃないですか。
学校とか研究所の標本って,どうしても保存液が黄ばんだり濁ったりして見た目汚くなるもの。
別に汚いものを覚悟して行ったわけじゃないですけど,よくよく考えるとすごいなあと。
においも全然なかったですしね。
160514目黒寄生虫館 1Fガラスケース.JPG
最近は透明標本などきれいで美しいイメージの標本が増えてきましたけど
長年の研究などで蓄積されてきたレガシーを新しくきれいな状態で展示するわけですからね。

160514目黒寄生虫館 1F標本.JPG
ガラス容器に詰められた標本をさらにガラス越しに見るのにこんなに見やすい
(寄生虫なのでもちろん虫眼鏡越しでないと見えないような小さい物もあり)

160514目黒寄生虫館 1Fクジラの条虫.JPG 160514目黒寄生虫館 1F肥大吸虫.JPG 160514目黒寄生虫館 1Fニワトリ回虫.JPG

アシカ,マムシ,ダチョウ,クジラ,ハムスター,チカ,サイ,ニシキヘビ,ネズミ,ムササビ,ウマ,ゾウ,カマキリ,ブタ,ヒグマ,タヌキ,ライオン,ネコ…多様な宿主から採取された,回虫,条虫,円虫,蟯虫,甲殻類などなど数々の寄生虫たちが整然と展示されていました。

160514目黒寄生虫館 1F掲示人の寄生虫.JPG
解説パネルや寄生虫の体内の構造を示す大きな模型も。

160514目黒寄生虫館 1F肝吸虫模型.JPG

1階と2階にわたってそれぞれ1フロア教室1つ分くらいの広さでコンパクトな博物館ですが
見応えありますね。

160514目黒寄生虫館 2F.JPG
2階はヒトの寄生虫について,その生活環や被害,研究・駆除の歴史などを解説。
160514目黒寄生虫館 2F-2.jpg

160514目黒寄生虫館 2F日本住血吸虫.jpg160514目黒寄生虫館 2Fミヤイリガイ.JPG
160514目黒寄生虫館 2F日本住血吸虫○.JPG

私,小学生の頃に読んだ本で日本住血吸虫のことを知って,ミヤイリガイを駆除したことで
甲府盆地から忌まわしき風土病の病原体は撲滅されたと覚えていたんですけど
ミヤイリガイ,小さっ!その本には手作業で駆除したような挿絵が入ってたんで
カワニナくらいの貝だと思ってた…。ジャンボタニシとかでも撲滅大変なのにこんな小さな貝,駆除できて本当によかったです。

この寄生虫館を紹介する上で必ず取り上げられる,長さ8.8メートルのサナダムシ(日本海裂頭条虫)。
160514目黒寄生虫館 2F8m条虫.jpg
横にかかっている同じ長さのひも,伸ばすと本当におそろしく長いw

上記記事で紹介されていた山口左仲博士の特集展示。
ノートのほか壁にも原画が展示され,スキャンされた画像を画面上で好きに拡大して見ることもできます。
160514目黒寄生虫館 2F山口左仲.jpg
160514目黒寄生虫館 2F山口左仲ノート.JPG
160514目黒寄生虫館 2F山口左仲スケッチ.JPG

2階にあるおみやげコーナーで公式パンフ(フルカラー16pと薄い本で450円)やオリジナルクリアファイルを購入しました。
入館無料ですが同館維持のためにも積極的に寄付しないとですね(非課税対象。領収書も出してくれます)。

目黒寄生虫館
http://www.kiseichu.org/Pages/default.aspx

入館料: 無料 (募金箱を設置しています。是非ご協力ください
開館時間 : 午前10時〜午後5時 休館日: 月曜日・火曜日(祝日の場合は開館し、直近の平日に休館)、年末年始



寄生蟲図鑑 (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
公益財団法人 目黒寄生虫館 (監修)/飛鳥新社 きれいな製本と,白黒のイラストなのでグロさ抑えられています

寄生虫のふしぎ ―頭にも?意外に身近なパラサイト― (知りたい!サイエンス)目黒寄生虫館+研究有志一同 (著)/技術評論社
posted by ドージマ・ダイスケ at 20:19| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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