2016年04月04日

【行ってきた】スピノサウルス登場!科博「恐竜博2016」

3月に行ってきた所の話第3弾です。

東京・上野の国立科学博物館で3月8日から開催されている「恐竜博2016」です。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2016/dino2016/
160404 科博_恐竜博 看板.JPG


中に入ると今回展示される恐竜たちが系統樹で示されています。
160404 科博_恐竜博 展示恐竜一覧.JPG

まずは「恐竜の起源」。こちらヘテロドントサウルス。
160404 科博_恐竜博 ヘテロドントサウルス.JPG
会場内での解説映像に登場するCG恐竜・アシリーのアシリサウルス(分類上恐竜には含まれない)やエオドロマエウス,エオラプトルと並んでの展示。


160404 科博_恐竜博 カマラサウルス.JPG
最初に大型化した恐竜・植物食恐竜のコーナーからカマラサウルス。これでも幼体。
カマラサウルスの幼体の骨格標本は世界で2体しかないうちの1体だそうです。


滑空恐竜・飛翔恐竜のコーナー。
160404 科博_恐竜博 飛翔恐竜 系統.JPG
孔子鳥・コンフキウソルニスやミクロラプトルなどの化石が展示されていましたが,そんな中で異彩を放っていたのが中国・遼寧省産の皮膜付き翼をもつ恐竜・イー(中国語で「翼」)ですかね。
160404 科博_恐竜博 飛翔恐竜 イー.JPG
昨年開催された特別展「生命大躍進」のイーダ(非常に保存のよい原始的霊長類の完全化石)と同様,すごくシンプルな名前は古生物の中でインパクトがありますね。

生物入り琥珀を顕微鏡で見る展示などあったりして,
いよいよ次は今大会の主役。
160404 科博_恐竜博 ティラノ&スピノ.JPG
ティラノサウルススピノサウルス

160404 科博_恐竜博 ティラノ2.JPG

160404 科博_恐竜博 ティラノ3.JPG
恐竜の特別展というとティラノサウルスは欠かせませんね。カナダ産,世界に3体しかない前進復元骨格のうちの1体である「スコッティ」,モデル立ち&IT社長のインタビュー写真のように“ろくろを回す”も圧倒的貫禄があります。

そして2枚看板のもう片方が“最大の肉食恐竜”スピノサウルス。
ティラノサウルスが全長12mであるのに対し,スピノサウルスは全長15mあります。
160404 科博_恐竜博 スピノ2.JPG
大きいといっても水中で生活していて重力の制約が小さいおかげもあったと推定されるスピノサウルスは後足が大きくなく前足が大きい四足歩行をしていたと考えられています。
160404 科博_恐竜博 スピノ3.JPG

いやー圧倒的でした。大きいは正義ですね。

この後は,「恐竜の赤ちゃん」のエリア。
世界に1体ずつしかないカスモサウルスパラサウロロフスの赤ちゃんの全身骨格の実物を展示。
生きた姿を飼育・観察して確かめられない恐竜の研究では
赤ちゃんの姿が成体と姿が違うと同一種であることを確かめることから大変ですよね。
160404 科博_恐竜博 赤ちゃんエリア.JPG
パラサウロロフスの赤ちゃんと比較する成体はパラサウロロフスの頭骨とチンタオサウルスの全身骨格。

恐竜博も最後が近づいてきて,「恒温」や「鳴き声」がテーマのコーナー。
羽毛を持っていたと考えられている新種恐竜・クリンダドロメウス
160404 科博_恐竜博 クリンダドロメウス骨.JPG←骨格
160404 科博_恐竜博 クリンダドロメウス復元.JPG←復元

科博の特別展の定番として,最後に巨大スクリーンで展示内容を振り返る映像を見て,その後は第2会場へ。


160404 科博_恐竜博 クリーニングラボ.JPG
160404 科博_恐竜博 クリーニングラボコイ氏.JPG
だいたい科博の特別展で「第2会場」というのは出口の公式ショップが混んでなかなか入れないような状況のときの調整弁のような存在だったりするのですが,今回の第2会場は設けられた「クリーニングラボ」は貼り付いてじっと見続ける人が何人もいる,インパクトのある展示となりました。


ここ数年の科博の動物関係の特別展でいうと,今回はかなり展示点数を絞ったシンプルな構成になっています。しかしティラノサウルス&スピノサウルスという目玉がはっきりしていてその存在感が圧倒的,この2体だけでけっこう(な時間)楽しめるので,会場に来た人の満足度は高いんじゃないでしょうか。
アマゾン展,ヒカリ展,生命大躍進…展示点数は格段に違って,扱われている知識情報量も豊富だったんですけどね(;^_^)。
来場時のインパクトや満足度はいいと思うんですけど,シンプルな分,公式図録が148ページと薄いんで,私的には少し安くしてくれても…かな。表紙の特殊加工とか,お金は確かにかかってるんですけどね。

2016年 恐竜博2016(朝日新聞社)…148ページ 2000円
2015年 生命大躍進(NHK)…224ページ 2300円
2015年 大アマゾン展(TBS)…横長コーデックス装160ページ 2100円
2014年 ヒカリ展(日本経済新聞社)…128ページ 2000円
2014年 太古の哺乳類展(読売新聞社・日本テレビ)…横長134ページ 1800円 
2013-2014年 大恐竜展・ゴビ砂漠の驚異(読売新聞社)…横長140ページ 1800円
2013年 深海(NHK・読売新聞社)…ハードカバー184ページ 1800円

これを機にぱらぱらっと各図録を見ると…いいですね。行った者にとっては懐かしいし,単純にテキストとしても視覚的・知識的情報量豊富だし。これだけのものをまとめて出すの大変ですよね(^_^)。

 
posted by ドージマ・ダイスケ at 02:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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