今回は受験生にこちらの参考書をご紹介します。
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2014年07月発行 2500円+税
A5判 800ページ 2色刷り
・事典的に使うというより,読んで「知る・理解する」ことができる本
・大学生にも勧められるくらい受験に出るさまざまな内容を網羅した詳しい内容
・易しめの本かと思うくらい 読みやすい解説とあっさりしたデザイン
ということでしたね。
その特徴は新課程版でももちろん変わらない。
具体的な内容について挙げるとだな,
細胞骨格(3講),細胞接着(9講),ゲノム(11講),静止中心(29講),ファイトマー(30講),中胚葉誘導の調節タンパク質(ディシェベルド、βカテニン,ノーダル,ノギン,コーディン 38講),鳥類の発生・TS細胞(43講),テロメア・テロメラーぜ・複製起点・レプリコン(55講),活性化因子による転写調節・ヒストンのメチル化アセチル化・ゲノムインプリンティング(58講),ABCモデル・キャップ・ポリAテール・分節遺伝子(59講),SNP(60講),塩基配列解読(61講),IPSP(63講),シナプス可塑性(73講),ランゲルハンス細胞・エピトープ(77講),パーフォリン・グランザイム・キメラ抗体(78講),セカンドメッセンジャー(86講),オーキシン極性移動のしくみ(90講),ジベレリンと遺伝子・AM菌とストリゴラクトン(91講),フィトクロム以外の光受容体(94講),メタ個体群(98講),血縁度と包括適応度(99講),形質置換・間接効果・キーストーン種・放線菌・菌根菌(100講),生物多様性・生態系サービス(103講),共進化(106講),擬態・遺伝子重複(111講),アーキアドメイン(112講など),グロムス菌類・ツボカビ類(114講)…などといったところだ。
こだわりその1,「117」という数字にこだわる
この117講の117という数字は「いいな」という言葉にかけた語呂合わせだそうだ。
一部のタイトルを変更して,生態の分野の順番を入れ替えた以外は構成を変えていないのは,この「117」という数字を変えたくなかったからとの噂。
新課程版になって逆に削られたところはないんですか
旺文社『全国大学入試問題正解』を見ると,今年の大学入試で遺伝の範囲は65大学中 京大・東北大・神戸大・岐阜大・岩手大・東京農工大・早大・慶大・明大など28大学で出題されていた(大学数は7月発売の「追加掲載編」との合計)。センター試験はこれまで大問が6題出されるうちの必ず1つが遺伝の問題だったのが消滅したけど「生物」の小問でむちゃくちゃ変則的な遺伝の問題が出たし,全体の中で出題される頻度や配点は下がっていくだろうが,学習する内容を削らないと読者が迷惑するかと言われたらそんな訳ないだろう。
大森先生からしたら,旧課程までは「センター遺伝」対策の本を出したりするなど遺伝を教え子の得点源にしていたのが,教科書(学校の授業)でいきなり扱いがごっそり削られて入試対策の本でも扱うところが少なくなったから,逆に自分の本でしっかり扱わないといけない考えるんじゃないか。予備校では特別講義やるとかな。
動物と植物の組織・器官だ
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本のレビューで著者が自分で書いてないとか○○をわかってないとか適当好き勝手な思いつきを書き飛ばして悦に入ってる野郎がよくいるけど,貴様もネットの闇に呑まれたくちじゃねーだろうな。
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大森 徹 文英堂 | |
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