2015年05月22日

【行ってきた】 無数のエキゾチックアニマルとムツゴロウさんトークも・東京レプタイルズワールド2015

先日の週末,行ってみたかった催し関係が3つあったんですがなんだかんだで行ったのは池袋サンシャインシティで開催された東京レプタイルズワールドの1つのみ。あれから1週間近く経ちましたが報告うpしたいと思います。

レプタイルズ2015_logo.png
このイベントを一言で言うと,エキゾチックアニマルの展示即売会なわけですが,わざわざ入場料大人1400円を払ってまで行く意味あるのかっていうと…なかなかすごいですね。今年は先月「アクアリウムバス」にも行ってきて,両方に出店していた業者さんがけっこうあったわけですけど,まあ,今のペット市場,多彩な生き物が取り扱われているんですね…

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通路をはさんで左右どちらも会場。合計59番までのブースがあって,1か所に複数社が出店しているブースもあったりしたので90団体以上の出店。その中には有料のふれあいコーナーやフクロウカフェ,リクガメ餌やり体験などが含まれ,そのほかに爬虫類レイアウトコンテストや,ステージでエキゾチックアニマルに縁の深いゲストのトークショーなどのミニイベントが催されました。

いやあ…本当に多彩でした。
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トカゲ(ヒョウモントカゲモドキやイグアナ,カメレオンなど)・カメ・ヘビといった爬虫類に,カエルなどの両生類,インコ・フクロウなどの鳥類,甲虫やローチ,サソリ・タランチュラ・ウデムシ・ムカデ・ザリガニなどの節足動物などなどなど。品種単位で見たら,1店舗だけでも1つの動物園なみの種類を展示しているくらいの印象でした。
※カメレオンをメインにしているお店,3,4店舗ほどありましたが,どのお店もお願いすればけっこう気軽に触らせてくれるんですよね。ヘビを扱っているお店なども同様だと思いますけど買わなきゃいけないようなプレッシャーが気にならないというか。
※このアルビノのスッポンモドキ,値段が「ASK」なんですけど,店主が仕入れたときも相当高価で,甲長6cmくらいに育った現時点でも同業者の人が「いやあ…」とちゃんと育てられるかこわくて手を出せない様子でした)


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鳥類も,文鳥とかセキセイインコとかはほとんど記憶になくて,フクロウ系をはじめとする猛禽類やコサイチョウ,ワライカワセミといった篭飼いじゃなくて小屋がいるよね…といった鳥ばかりでした。エミューのひななんてのもいたりして,ダチョウの牧場もあるくらいですから飼いようはあるんでしょうけど,一体どんな人が買っていくんでしょうね

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餌用のカイコガ幼虫やコオロギ,ジャイアントミルワーム,草食獣向けのケール,はたまたピンクマウスなどを扱うお店も。

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哺乳類に関しては,もうプレーリードッグやミーアキャット,ハリネズミやフクロモモンガは当たり前に扱われていますよね。フクロモモンガはだいたいタイか日本国内で繁殖されていて,ハリネズミともども,扱っている店どうし比較してもだいたいこのくらいの値段という相場が確立されている。幼いロリスをペット用に捕獲するためにジャングルで親ロリスを撲殺してたとか言われた頃とは今は違って安定供給のインフラができているんでしょうか。
今回,マングースはまだありそうな部類で,ツパイとかミケリス,キンカジュー,フェネックといった動物が売りに出ていたのにはちょっと驚きでしたね…海外の動物園からの払い下げみたいなのもあるようです。

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飼育初心者への相談コーナーや獣医さんの相談コーナー(おもなエキゾチックアニマルの飼い方を書いたチラシや病気に関するパネル展示も)も。


そして,ステージで行われたゲストのトークショー。

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「ミスター・レプタイルズ」冨水明さんの『爬虫類イベントの楽しみ方』。
いやーすごかった。面白いけど笑えないトークショー。
だって,「アゴヒゲトカゲ,ずっとランプの近くで気持ちよさそうにしてるんですよ〜っていう人いるんですけど,それ死ぬよ。周りが寒いからそこから動けないだけ。爬虫類は体の表面が丈夫なんで,短時間なら熱くてもやけどしないけど,長時間ランプの熱に至近距離でさらされてると体の中が低温やけどになって,数ヵ月後にベロッって背中の皮がはがれたり」
など,「死ぬ」って言葉がバンバン出てくる
「爬虫類は一度ぶくぶく太らせると痩せさせるのは困難→死ぬ
まあ確かに動物を飼う以上,死なせてしまうことは最初から覚悟しないといけない話ですからね…

あと,爬虫類ペットは世間的には厄介者自虐あるある。
「好きな人以外は実際よりでかく怖く感じられる。60cmのヘビが逃げて近所で探してもらおうと話したら,話が伝わって自分のところに戻ってくる頃には2mの大蛇が逃げたことになってる。電車の網棚にトカゲ入れた荷物置いていつの間にかいなくなって,数m先で悲鳴が聞こえる。そんなとき『草食ですから大丈夫です!』っていうととりあえずパニックはおさまる」
「電車って本当は爬虫類持ち込み禁止なんです。車中に忘れたりして見つかると1匹いくらで罰金取られる。飛行機はもっとダメ。ポケットに入れて持ち込むと金属探知機ひっかからないけど,もし機内で逃げられると見つかるまでその機は使えないから…賠償金どうなる?!」
用意された席はほぼ埋まって立って聞いている人たちもいて,ほとんど席を立つ人もなく聞いているんだけど,まじめな講演ってよりはあくまで聞いて楽しむトークなのに老若男女(爬虫類オーナーには若い女性とかも多い)皆半マジで45分間聴き続けるという,なかなか経験したことのない空気感の催しでした。
「最後に皆さんに伝えたいこと? 衝動買いが最高です。「勉強してからまた来ます」なんて人が多いけど,実際に飼ってみないと勉強しません」


良書『珍獣の医学』の著者・ドクター田向の爬虫類手術に関するトーク。
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未公開動画を含めた患畜オペの映像を交えての解説。ニシキヘビの卵詰まりとかカメ類の結石とか。
Amazonでノートパソコン台とヘッドランプをポチって,カメの甲羅を切らない手術に挑戦とか。
トーク相手のだっくす小峰さんが飼っているリクガメも大きな結石ができて摘出してもらったそうで,そのときの画像も。
いやあ,本を読んで大変な仕事だなあと感じてましたが,今回のトークでも,手術ひとつにしても出血を防ぐ(血管をよける,傷つけない)知識と丁寧さなどを語られていて,ダイジェストで見てる手術1つでも1時間かかってたりとか,やはり大変だよなあと。

そして真打は,土日の開催で両日トークに登場したというTCA(東京コミュニケーションアート専門学校)名誉教育顧問・ムツゴロウさん(畑正憲さん)。
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御年80のムツゴロウさん,「爬虫類のおもしろい話」というけっこう難しいテーマ(聴衆には小さいお子さんも多い)でどう語るのか,期待と不安とともに聞いていましたが,最初は「昔爬虫類は地球の王者だったが地球が冷たくなって,北海道では私1度しかヘビを見たことがない。阿寒湖にはたくさんいるんです。温泉があるから」という話。
小さいお子さんがいまいち掴みきれてない様子を見たMCのお姉さんが急遽質問コーナーにチェンジ。これまた危うい戦術だったりする(話の膨らむ質問してくれると限らないから)のですが,ムツゴロウ力というか,いきなり神が下りてきました。

「ウーパールーパーは,いつまで生きますか?」
ムツゴロウさん「いつ死ぬか?僕,知らないねえ」 これで会場爆笑w
「だいたい体の単純な動物は寿命が短いです。ウーパールーパーは3年くらいじゃないかなあ」
お姉さん「ウーパールーパー飼ってるの?何年飼ってるの?…2年」(会場微妙な笑い)

「カメは何歳まで生きますか?」
「種類によるんだけど,長生きですねえ。調べてる人間のほうが先に死んじゃったり。
 寿命の話が続いたけど,僕が年よりだからかな。僕は80です。だからそろそろですねえ

「動物が好きになったきっかけは?」
「小さい頃は自然の中にいて,それが当たり前だったんだけど
 動物学科に入って観察するようになってからですね。
 イガイ(ムール貝)とか,一度あっためてから冷たい水に入れる(擬似的に潮の満ち干を経験させる)と,ブワアアッ,ブヮアアッと緑色の卵を産むんです。あまりに楽しくて学校から帰りたくないくらい。油壺で観察してたら寝るのを忘れて気づいたら2週間くらい経ってたとか,そのくらい楽しかったですよ」

「爬虫類で一番人懐っこいのは?」
「あまりなつくということはないですが,同じ動物で比べると体の大きいものほど人に馴れやすいですね。ヘビも,大きい大蛇のほうが,よく注意すれば馴れる。犬も馬もそうですね。ポニーより大きいシャイヤーなんかはよく馴れます。ヘビの最大の記録はアナコンダで9m三十何cmなんですけど,それを見せてもらいにアマゾンの研究所に行きましたね。馬でも牛でも呑み込む。太さがこのくらい(人間の胴くらい)あるんですけど,グワァッって,まず体をぐるぐる巻きにして肋骨を折って,それからガバァッって呑み込むんですね。ウソだって?本当なんだって。実際に呑み込んでる写真とか,現地で売ってるんですけど,それ何枚も買いました(嬉しそう)」

話し方はゆっくりですけど記憶は確かですし,しっかり早い段階で場の空気をつかみましたし,きちんと話が前へ前へ進みますからさすがだなあと思いました。お年はとられても若い頃からの地力があるんでしょうね。

このほか飼育用品などがもらえるじゃんけん大会(これがけっこう盛り上がってました)などもあり,夕方5時に閉場。私,ほぼ丸一日寝食を忘れて楽しんできました。まあ…すごいですわ。
結局何も買いませんでしたけど,さまざまな動物たち,数百円の虫やネズミなどから百万超えのタカとかまで,なんか高いと感じなくなってくる自分がいました。ペットショップで売ってる犬や猫が数万から十数万円するのと比べると…みたいな。
ブースの机の上に,プリンカップや小さなプラスチック容器にトカゲやヘビが1匹ずつ入れられてずらりと並び積み上げられている様子には引く感覚,思うものがなくもないですが,この販売方法(これで飼育するわけではない)は動物愛護に厳しいドイツでも採用されている世界的に一般的な方法だそうです。


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●過去エントリ

【行ってきた】 イベント関連 過去エントリ http://ddaisuke.seesaa.net/category/5122780-1.html

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posted by ドージマ・ダイスケ at 02:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆イベント・生物オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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