2014年11月24日

【行ってきた】 沼津港深海水族館(1)

先週末,関東に引っ越して満7年にしてようやっと新江ノ島水族館行ってきた話を
(1)(2),そして番外編の(3),最後にナイトアクアリウムの(4)と書いてきまして,
141115_01_東海道線真鶴辺り.JPG
出不精の私が神奈川県のここまで出てきたということで,この度は1泊して,沼津港深海水族館まで足を伸ばしました。
意外と遠いですね〜。藤沢駅の路線表示に沼津駅が入ってない(;^_^)。電車
海岸沿いに熱海駅まで進んだ後,同じ東海道本線ですが乗換えて伊豆半島を横断。沼津駅まで藤沢から約1時間半(1320円)。熱海駅はJR東日本とJR東海の境界だったんですね。ICカードで乗ると,沼津駅で降りるとき自動改札を通れず対面改札を通す(行列ができがち)ことになるので,乗り換え待ちの時間のうちに改札を一旦出て乗り直す手もあったかなと思いました(グループ連れの人には面倒でしょうからお勧めしませんが)。東京から直で来るならやはり三島駅まで新幹線で来るのが無難かもです。

141115_0001_83番地.JPG
沼津駅からバスで「沼津港」までバスで約15分(200円)。バス停から歩いていくとバスの停車エリア・遊覧船乗り場あたりを通過したら,「沼津みなと新鮮館」と並んでほぼ沼津港のエリアの入り口に位置するのが「港八十三番地」というエリア。


iモードその港八十三番地を入って奥にそびえるのが沼津港深海水族館,シーラカンス・ミュージアム!
141115_0002_83番地.JPG
141115_0003_沼津深海水族館.JPG


141115_0005_沼津深海水族館_中.JPG141115_0004_沼津深海水族館_中.JPG

入場券1600円を買って,入っていきなり行列。言ってみればここが一番混みますね。
別に順路通りに見なくてもいいので,他のところを先に見て,空いてきた頃に戻ってくればいいんですけど,週末はけっこう列が途切れないかもしれません。

というのも,やはり初っ端から見たことないような深海生物の水槽が,狭い間隔でずらりと並んでいるんですよね。1つ1つ見ていったらそりゃ時間がかかります。個人的にはそんな興味なくてさっさと行きたい人も前が詰まってたら同じ時間かかっちゃいますし。

この冒頭のエリア「海の底」「浅い海・深い海」,先日日テレの桝太一アナウンサーが「最初見たとき,『ちゃちいな』と思った」(浅い海の平凡な魚介類も展示していたから。しかし話には続きがあって,生き物好きが喜ぶような珍しいものばかり並べても普通の人は全然面白くないという経験から石垣館長があえてこう構成していると聞いて感銘を受けたという)と言ってましたけど,本当かなと思いました。
141115_0006_アカザエビ.JPG141115_0007_ヒメカンテンナマコ.JPG141115_0008_キホウボウ.JPG

最初の「海の底」にはいきなりサケビクニンがゼラチン状の体でゆったりと泳ぎ回り,続く「浅い海・深い海」の水槽群も,浅い海代表の魚介類も含めて十二分に見て楽しいものばかりでした。(人々が口にする言葉を聞いてたら,ほとんどの人は浅い海と深い海の生物を比較展示しているというコンセプト自体よくわかってない感じでしたけどね(;^_^))
141115_0009_クダゴンベ.JPG141115_0010_カエルアンコウ.JPG141115_0011_セミホウボウ.JPG

水族館の展示生物はけっこう入れ替わりますから(特に深海水族館発足当時は飼育して生かし続けること自体試行錯誤の連続だといいますから,死んだり新しい魚種が入ったりするたびに)桝アナが初めて行ったときにはあまりぱっとしない種類が多かったのかもしれませんが,話を盛り上げるために作ったんじゃないかなぁと思ったり。

141115_0012_ミナミトビハゼ(トントンミー).JPG141115_0013_石垣島水槽.JPG
晴れ
続くエリアでは「石垣島」特集。リゾートキーヌーハイユ(ヘコアユ),トントンミー(ミナミトビハゼ),ウージ(ハナヒゲウツボ)などの魚介類が展示されていましたが,どれも生き生きしている状態のよさが伝わってきました。

カメラそれにしても,この沼津港深海水族館,コンパクトな水槽だから当然と思われるかもしれませんが,各展示生物がすごく近くに見られてよかったです。実は前日にカメラの電池が切れかけて,この日はもっぱらガラケーのカメラで写真を撮ってたのですが,それでもこんなに近く(大きく)写るんですから。
141115_0019_チンアナゴ.JPG
もちろんここにあげてる写真はいずれもトリミングしているのであまり伝わらないかもしれないですが,チンアナゴをこんな近くではっきり撮ることができるなんて,これまで色々な水族館で見ましたが,ほんと初めてです。


141115_0014_アカグツ.JPG
ユニークな顔や形をした深海魚として,石垣館長の著書などでも紹介されているアカグツ。
すごくよく見ることができましたが,飲み物の下に敷くコースターくらいの意外と小さい魚でした。正面の顔や,体を起こした姿も見たかった。

141115_0015_ボウズカジカ.JPG
ボウズカジカ。 基本的にじっとしてるのですが,ときたまふよふよと泳ぎだす個体がいて,その体のやわらかさ(体全体がゼリー状の皮膚に包まれている)がよくわかります。
これ,水から揚げると自重で形が崩れてしまい「最も醜い希少生物」としてニュースにもなったボウズカジカ(ニュウドウカジカ)と同じか近縁の魚でしょうかね。ここで見る限りは知り合いに似た雰囲気の人がいそうなかわいい顔をしてますけどね。
【DPZ】 サケガシラとオオグソクムシの味,ニュウドウカジカの醜さ研究(2014年04月30日)
国立科学博物館特別展「深海」【行ってきた】(2013年07月12日)
ホテイカジカの標本画像

141115_0016_ヌタウナギ.JPG141115_0017_ヤマトトックリウミグモ.JPG141115_0018_オキナエビ.JPG

ヌタウナギも新江ノ島水族館で見たときより見やすかったです(えのすいの深海コーナーはやや暗いかな)。胴体が小さすぎて内臓などが足にも入り込んでいるというヤマトトックリグモ,なんかゴミっぽい(^_^)。オキナエビは目が退化して全身が柔らかい毛で覆われているのが特徴。美味だそうです。

141115_0020_1F駿河湾.JPG
1階の中心的存在といっていいのかな,この館で一番の大型水槽「駿河湾」。
日本一深い湾というだけあって,えのすいの「相模湾」など普通の水族館の地元生物展示と違いチゴダラなどの深海魚が行き交っています(^_^)。
タカアシガニを展示する水族館の中では少数派でしょうね,光が射して明暗のめりはりを効かせています。昔は明るい水槽でタカアシガニを飼って,体に水ごけが生えてきたって水族館もあったなんて話も聞きますけどね。

このほか,深海生物では今や外せないダイオウグソクムシ&オオグソクムシ,イガグリガニ,オウムガイなどが目白押しに展示されていたほか,真っ暗に仕切られてヒカリキンメダイの群泳を見る「深海の光」も見ごたえたっぷりでした(ヒカリキンメダイの水槽,何を展示しているのかさっぱりわからないおばちゃんとかいました。暗く仕切った場を出てすぐのところに大きく説明されてるんですけどね…。若い人とかでも同じように展示の説明が頭に入っていない会話がよく耳に入ってきますので,やはり「ふつうの人」にはよほど工夫しないとごく簡単な事柄でも伝わらないんだなあと思いました。ちなみにこういうとき私はお邪魔にならない程度に簡単にですがついつい説明しちゃいます)。

といったところが1階の見所でした。

この日は「メンダコはお休み」ということで,何度か来ないと見られない生物もけっこういますよね。
深海水族館ということで照明も暗めなのですがけっこう見やすいというか,どの生物も近くに見られ,比較的生き生きして見えましたので,いい水族館だなと思いました。

それでは長くなりましたので今回はここで一旦区切りまして
次回は2階,シーラカンスの展示について書いてまいります。

沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム
※2014年11月現在の情報です。正しい情報は公式でお確かめください。

HPトップ http://www.numazu-deepsea.com/

営業時間・料金・アクセス↓
http://www.numazu-deepsea.com/access

【営業時間】 
基本10:00〜18:00 (7月中旬から8/31は19:00まで)ですが,
繁忙期は開館が早められたりします。

【入場料金】 2014年4月1日より一般入場料金を一部改定
大人(高校生以上)中学生・小学生幼児(4歳以上)
1,600円 800円400円

身障者割引
大人(高校生以上)中学生・小学生幼児(4歳以上)
1,400円600円200円

団体割引(20名以上/団体可)
大人(高校生以上)中学生・小学生幼児(4歳以上)
1,400円600円300円

年間パスポート
大人(高校生以上)中学生・小学生幼児(4歳以上)
4,300円2,000円1,000円


沼津港水族館 沼津深海水族館 沼津港深海水族館 沼津水族館
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
にほんブログ村 漫画ブログ オリジナル漫画へ人気ブログランキングバナーくつろぐバナーWCRバナー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本深海生物 捕った、育てた、判った!: “世界唯一の深海水族館”館長が初めて明かす (小学館101ビジュアル新書)
石垣幸二/小学館(2014/8/6)
※オールカラーで写真を豊富に掲載。第1章で深海生物の魅力を解説,第2章で「世界唯一の深海水族館」設立・館長就任に至る歩みを語り,巻末第3章は「読む深海生物図鑑」で,中学生くらいでも読める間口の広い本です
posted by ドージマ・ダイスケ at 18:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
記事検索
 

ケイン 基礎生物学
東京化学同人