2007年04月17日

『爆問学問』浅島研究室訪問

爆笑問題のニッポンの教養
http://www.nhk.or.jp/bakumon/


2007年春,教養の逆襲が始まる。
あなた,教養,ありますか?


世の中、生きにくくないですか?
みな、「よりよい」世の中を目指しているはずなのに。

今、教養って何ですか?
今、という時代と付き合っていく精神の技術、欲しくありませんか?
教養が無くても生きてはいける…けれど。

昨年放送し大きな反響を呼んだ「爆笑問題×東大 東大の教養」が、レギュラー化。
爆笑問題が、毎回、世界水準にある学者たちと、研究室で知の異種格闘技。
話は、驚愕、発見、脱線、爆笑…。
まとまるはずもありませんが、30分、とりあえずお付き合いください。
なんだか、この時代を生きるヒントが、心に浮かんできます、じんわりと。

時代は、教養を欲している…。その時、教養って何だろう?
今だからこそ、爆笑問題が、問う、学問の本質・・・。爆問学問。


NHKが満を持してレギュラー化した
爆笑問題の教養番組。
第1回は東京大学の浅島誠先生の研究室を訪問。
File001:「命のかたちお見せします」 2007年4月13日放送
 http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/

※先日書評をUpした文英堂『理解しやすい生物I』
 著者でもあります。同ページにつきまして,
 浅島先生と『チャート式』著者・本川先生についてのカットと
 著者関連リンクを追記しました。
 本当はこの放送がある前に更新しておきたかったんですけどね…。


東大駒場キャンパスを「卒業以来だなぁ。何年ぶりだろう」などと
ボケながら歩く爆笑問題の2人をむちゃくちゃ自然体で迎えるのは
「東大副学長」浅島誠先生。東大のトップは「総長」なのに
それに次ぐポストは「副学長」なんですね(現在6名)。なんか不思議。
「世界のアサシマ」と呼ばれ,ノーベル賞受賞を有力視される
世界的発生生物学者であります。

が…その大科学者に導かれたのは
物置みたいな一見しょぼいプレハブ小屋。その中でインタビュー。
中はきれいなんですけどアフリカツメガエルの水槽が並び,
冷蔵庫の中にはビッシリ満載のイモリが泳いでる容器が出され
まさに両生類飼育室。

ヌルヌルのアフリカツメガエルをしっかりつかんでみせたり
良質の受精卵を得るためにアフリカツメガエルの成体には
人が食べても大丈夫な生レバーを,幼生には菜っぱのジュースをと
与える餌にもこだわる…って,いいんですけど当然でしょうけど
そのシーンにいちいち満面の笑みのアップを挿入して
先生の“両生類オタク”ぶりを強調するような編集に
ツッコミたくなりましたけど,教養というか知識そのものよりも
知の現場のカリスマから「感動」をもらおうという演出なんでしょうなぁ。

イモリ胚の交換移植実験や形成体の発見で教科書にも
名を残す発生生物界の重鎮でノーベル賞学者の
ハンス・シュペーマンが,1924年,受精卵を多様な臓器に導く
決定物質の存在を予言したことで世界中がその発見に躍起になった。
米英は国家プロジェクトで挑んだが,予言から65年−
勝利宣言をしたのは当時44歳の日本の学者・浅島だった。
その物質は受精卵に含まれるタンパク質・アクチビン。
横浜市立大学教授の彼は研究費30万円という環境での快挙だった−


というプロジェクトX的成功譚をざっと聞かされただけでも
ワクワクさせられますが,やっぱりその成果,
未分化細胞から作った腎臓や拍動する心臓を映像で見せられると
単純にすげーと感動してしまいますね。
いとーくんこと伊藤弓弦研究員が人工臓器(カエルのですが)の
名人ということで,今後の御活躍を期待しております。

で,そんなすごい業績をあげた科学者に異様に絡み出した
爆笑問題・太田光氏。
アインシュタインが「原爆の父」と呼ばれ,
一瞬で何万,何十万の人の命を奪えてしまう己の発明を悔やんだように,
人間の命を操れる発見をしてしまった浅島先生も同じことに
なるんじゃないか,先生自身は人間への応用は考えていない,
生命のしくみについて知りたいだけだと仰っているが
できることを示してしまったことで誰かがやってしまうから
同じことではないか
−みたいなことをまくしたててました(途中から話がグチャグチャに
なってましたけど言いたいことはこういうことだったと思います)が
科学に対しても政治社会についてもナーバスすぎますね彼は。
生命や科学に対する畏れみたいなもんは大事だと思うけど
自分で勝手に話を発展・飛躍させて,まるで刃物職人が包丁作ったら
通り魔が人を刺すじゃないかみたいな話をされてもねぇ…。

まぁ,こういう往々にして失礼な
「イモリの卵をこうしてる時点で自然をグチャグチャにしてる」
「先生が大丈夫と言っていることと自分が考えていることは違う」
などといった発言をぶつけることで,解答(回答じゃなくてね)とか
相手の人柄なんかも引き出して見せるってのが
彼のパターンなんでしょうね。

それにしても生命のしくみを目を輝かせながら語り,
イモリグッズに相好を崩す姿を見ると,
本当に生き物が好きでここまで歩んでこられたんだな,
ってのが伝わってきてすばらしいですね。
プロスポーツ選手でも,もともと好きでその道を選んだはずなのに,
職業にしてしまうと苦痛になったり苦悩が先立ってしまう人が
多いそうですが,純真な心を持ち続けて世界的な業績を挙げることが
できるって人を見るのはいいものです。
(白鳥の水かきだって?それはそれでかくありたいと思える
 すばらしい姿ですよね)

やっぱ「好き」という感情は感動を呼ぶ力を持っていると思います。

しかし,もしかして
女の人とか動物嫌いの人から見たら「成功したマニア」に
見えたりしちゃうんだろうか?
引かないで見てほしいよなぁ…(^_^;)

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posted by ドージマ・ダイスケ at 04:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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