2007年03月27日

Z会「参考書の参考書」を斬る(1) サブノートvs必修整理ノート

木原アイコン
このブログでは,(おもに高校の)生物に関する本についても
語っていきたいと思う。
まずはやはり参考書・問題集についてだよな。
今回は,Z会の2007年版「参考書の参考書」の中から
目に止まった,まとめノートものについて思ったところを書いてみよう。


  
サブノート生物I―書き込んで作る参考書
旺文社
  
生物Iの必修整理ノート
文英堂

「参考書の参考書」で紹介されているのが左の「サブノート」
のほうなんだけれど,各社から数点出されている類書の中で
これが一番良い教材なのかと考えると本当かな〜?と,
ちと疑問に思うんだな。

確かに,「書き込んで作る参考書」というだけあって,
生物の参考書では定評のある大森徹先生の執筆で解説文は
ちゃんとしていると思うのだけれど,ノートというのは,
いかに簡潔にまとめるかがポイントではないのか…?
丁寧な解説文を小さな字で詰め込んであるこの「サブノート」,
書き込みが済んだ後,テスト前に見直してみようと思っても
教科書と大差ない長さの解説文をいちいち読み直すのは…。

第一,字が小さく改行幅も狭いから,書き込み欄自体,
あまり余裕があるように思えない。
まぁ,今どきの高校生は手帳に小さい字でビッシリ
予定やらメモやら思いの丈やらを書き連ねたりするから
問題ないのかもしれないけどな。

あと,細かいことでちと気になるのが
・書き込みの空欄が改行で割れてしまっている箇所がある。
サブノート改行割れ
・書き込みのスペースがとれずに2文字入るはずの空欄が
 4ミリしか空いていないような箇所もある。
・単元がページの途中から始まったり
 見開きをまたいだりするのは使いづらい。
サブノート核酸01サブノート核酸02


「書き込んで作る参考書」の「参考書」として考えると
問題ないのかもしれないけど,それじゃ「サブノート」って
どういう意味?と疑問に思ってしまったりする。

こういう点で考えた場合,日常学習の予習・復習に
使うのであれば文英堂の『生物Iの必修整理ノート』のほうが
字は大きくて当然書き込み欄も大きく,記述は簡潔,
ページ単位,見開き単位の構成で使いやすいんじゃないか。
サブノート原基分布図
サブノート
必修整理ノート原基分布図
必修整理ノート
※横幅が同じであることからわかるように,2つの画像は同じ縮尺。
「必修整理ノート」は書き込みの空欄が赤いカッコなのが目につくとか
そういう好みの問題で気になる人はいるかもしれないけどな。

掲載内容については,若干,「サブノート」のほうが
詳しい箇所も見受けられるが,
字の細かさなどから,見た目,詳しさに差があるように見えたとしても
印象ほどの違いはない。
もちろんどちらも日常学習に必要な内容(知識として
センター試験レベルまで)はちゃんとカバーしている。

結論としては,解説文を読みこむ形で勉強したい人は
『サブノート』,それ以外の人,書き込んで後で見直す
勉強の道具として使いたい人は『必修整理ノート』が無難
といったところかな。

※そもそも「参考書の参考書」での『サブノート』の
 紹介文で「答は直接書き込まないでノートに書き
 何度も繰り返し取り組もう」
と書いてある。
 つまりはノートでも参考書でもなく
 普通の問題集扱いで推薦してるってこと。



このほか類書としては

新課程 ゼミノート生物 1〔数研出版〕870円(税込)→Amazon
 ※旧課程の内容を含むなど,内容の詳しさはトップクラス。
  ただし,体裁や図版の素っ気なさはすさまじい
  (書店売りより学校採用がメインなので先生好みということか)。
  
参考書になるグッジョブノート生物I―基礎完成
  〔学研〕998円(税込み)→Amazon
 ※逆にこちらは,黒板のようなデザインの章トビラや
  ノートのように罫線が入って字が大きい,親しみやすい体裁。
  その分,内容の詳しさには限界があるけど…

など。さらに数研『学習ノート』,啓林館『サンダイヤルワーク』(非常にやさしめ)などがあるが,これらは書店では買えない(または個人購入の場合,別冊解答がつかない)採用専用教材。

「参考書の参考書」掲載教材(高校コース高校基礎科)

理解しやすい生物I―新課程版
  〔文英堂〕 1785円 (本体\1700)→Amazon
改訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス 生物図録
  〔数研出版〕 924円 (本体\880)→Amazon
  ※07年2月改訂版が出ました(同価格)。→Amazon
はじめる生物50テーマ 〔Z会出版〕 1,050円 (本体\1,000)
大学入試にでる 生物[遺伝]が面白いほどわかる本 新出題傾向対応版
  〔中経出版〕 1,260円 (本体\1,200) →Amazon
新課程 トライアル 生物I <教科傍用>
  〔数研出版〕 660円 (本体\629) →Amazon
  ※07年3月改訂版が出ています(680円税込)→Amazon
解説が詳しい 生物I 頻出重要問題集 大町 尚史
  〔旺文社〕 840円 (本体\800) →Amazon
サブノート 生物I 〔旺文社〕 935円 (本体\890) →Amazon



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posted by ドージマ・ダイスケ at 04:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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