2013年07月03日

news◇血液1滴からクローンマウス

これはびっくりしました。
けっこういろいろな新聞などでも取り上げられていましたよね。

ペン【2013年6月28日 血液1滴からクローンマウス】(サイエンスポータル)
http://scienceportal.jp/news/daily/1306/1306281.html
> マウスの1滴の血液に含まれる白血球を用いて体細胞クローンマウスを作ることに、理化学研究所 バイオリソースセンターの小倉淳郎・遺伝工学基盤技術室長らの研究グループが成功した。不妊マウスの系統維持や絶滅の危機にある動物種の保存などへ応用が期待される。
> 体細胞クローンマウスは、核を取り除いたマウスの卵子に、体の細胞(ドナー細胞)の核を移植し、それを雌マウスの子宮に戻して産ませて作る。生まれた子(クローンマウス)は、体細胞と同じ遺伝情報をもつ。マウスではこれまでに、体の10種類以上の体細胞からクローンマウスが作られているという。
> しかしマウスに限らず、ウシやヒツジなどの他の哺乳類のクローン動物を作る際には、従来は体細胞を臓器から採取するのが主だったことから、そのための手術の負担や犠牲を動物たちは強いられていた。また、容易に採取できる皮膚の細胞を用いる場合でも、クローン作製に適した細胞を得るのに約2週間という長い細胞培養時間が必要だった。


演劇理化学研究所 プレスリリース
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130626_1/

卵に体細胞の核を導入してクローンを作る技術。
このプレスリリースの説明と図を見る限り白血球から核を取り出すんじゃなくて
白血球そのものを卵に入れてそれでもうOKなんですね。
ドリー(クローンヒツジ)のときは乳腺上皮細胞を飢餓状態において
G0期(M期の後,遺伝子を眠らせた状態)にしたものを卵に移植して
電気刺激で融合させて発生を開始させるという手順を踏んでいましたが
今回の発表では「体細胞ゲノムは、卵子細胞質内へ移植されると、
再プログラム化(初期化)され、受精卵とほぼ同じ状態になることが知られているが」
なんてさらっと書かれていたり。

クローンをつくる手順自体はすごく簡単そうに書かれていますが
今回の手法のキモは,核の導入に適した白血球を選別することにあるとのこと。
白血球のうちリンパ球は体細胞のなかで唯一遺伝子の再構成が行われているため
逆にクローンには不適格なんですね。
完全にアウトなもののすれすれに最適なものがあるというのも面白いですね。


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本クローン羊のつくりかた 晶文社

本クローンマンモスへの道―クローン技術最前線の技術における発生・再生医療技術を探る アドスリー
posted by ドージマ・ダイスケ at 00:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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