2013年05月26日

東大五月祭行きました(2)いきもの博物館

さきほど,ダービーで1枠1番・1番人気のキズナが優勝しました。
すごい末脚で見事な勝ち方でした。平成の名馬ディープインパクトの仔で
その鞍上でダービーを制した武豊騎手とともに第80回記念大会を制覇。
ドラマチックなレースでした。

さて,ちょうど1週間前のことになってしまいましたね。
今どきのご時世,イベントの報告・感想を発表するのは,ネットにアップするなら
当日とか翌日ってのが普通かと思いますが,
時期を逸してると思いつつもあげておきたいので書いておきますね。

先週5月19日の日曜日,東大五月祭の
「水圏うなぎ屋&水族館」を堪能した旨,昨日のエントリで書きましたが,
学祭だけに他にも数あまたのいろいろな企画や発表があるわけで,
ほんのほんのごく一部ですが見てきました。

2013 五月祭20 乗馬部.JPG今回最大の生き物といえば,馬でしょうかねぇ。(^_^)
(乗馬部)


で,私,水族館&うなぎだけ知って,後は全くノープランで行ったんですけど
東大全学の学園祭,すごい賑わいぶりでした。
数々の学科・団体・サークル・クラスの模擬店が出店され(パンフの出店リストを数えたらざっと250超。似顔絵や放送など飲食以外を含む),いずれも行列ができる盛況ぶりでしたが,異彩を放つ存在感だった「東大ダメ人間部」。
世間が東大生に対して持っているエリートという敷居の高いイメージを払拭しようという志なのかどうなのか…
ぼくはさっぱりわけがわからないよ。
2013 五月祭21 ダメ人間部.JPG


農学部ラボ紹介展示とか三味線部とかいろいろ巡って
ひとつ道路をはさんだ隣の本郷キャンパスに歩道橋を渡って移動。
2013 五月祭23 イオンエンジン.JPG2013 五月祭22 F1エンジン.JPG

2013 五月祭24 ジェットエンジン.JPG工学部にて
「はやぶさ」でおなじみイオンエンジンの実物とか(サイズの小さいタイプ)
F1エンジンの実物とか
航空ジェットエンジンの模型とか
鳥人間コンテストタイムトライアル部門2年連続2位入賞のF-tecの展示とか


で,いよいよ理学部エリアへ…
軽い気持ちで入ったのがこちら
2013 五月祭25 ゆるふわ生物.JPGフィールドワークサークルゆるふわ による
いきもの博物館

五月祭の中では「エコ企画」7つの1つとしてピックアップされ,スタンプラリーの対象ともなっていた企画ではありましたが,正直「要は有志が持ち寄ってきた標本の展示でしょ?」と軽く思っておりました。
ですが,一歩中に入ってみると,なんかはまってしまってえらく長い時間屯ってしまいました。
標本(および一部生体も)を見てると,その持ち主であるメンバーと対面することになるわけですが,この方々が,皆,熱いんですよ!全然”ゆるふわ”じゃない(^_^)。その生き物の生態や標本の入手・作成について語りはじめると,どの話も新鮮マニアックで面白い!

ヒメタイコウチとヒメミズカマキリの「ヒメ」のつかない種との明確な違いとか
高地に分布する個体はアゲハの黄色が濃くなる傾向があるとか
輪切り側の断面でアンモナイトの化石とわかったポイントとか
歯ブラシで貝殻をこすって岩っぽいカルシウム分を落とし,透明キラキラの殻をつくる方法とか
採取した生き物を何重にもジップロック袋で密封したのに冷蔵庫に入れたら怒られたとかいうあるある話とか…

2013 五月祭26 ゆるふわ生物.JPG写真手前から,貝殻&海藻,棘皮動物,化石。
インターカレッジサークルということで,東大生以外のほうが多いメンバー構成だそうですが昆虫の標本組も含めて10人近くが標本を並べて,ジャンルが被らずしっかりすみわけられていたのは,当然意図されてのことではないそうですが,面白かったですね。メンバーで一緒に採集に出かけて,珍しかったりきれいないい素材が見つかっても自分のジャンルと違ったらその場で仲間にあげることができて具合がよいとか(^_^)。

2013 五月祭27 ゆるふわ生物.JPG
その中で棘皮動物というさらにマニアックな分野で異彩をはなっていたのがたなっちょさん(@ta7ch_fusca 写真中央の生成りのTシャツを着ている彼)。机いっぱいのウニ・ヒトデの標本(ウニはとげ付きととげを除去した殻&口器の標本)を収集・作成し,カシパンよりスカシカシパンが大きくなる理由とか,この地球で最も主流のグループはまだほとんど知られていないブンプクの仲間であることとか,もう『東京リミックス族』のメインコーナー,その道の通がニッチな話題について語る「今週のスキマ」を聴いているようなマニアックで興味深い話を語る語る。情報量が多いんでかなりの早口なのに,彼が解説を始めると小学生から若い学生,大人の方まで誰もががっちり聞き入ってました。
この分野は研究者がすごく少なくて,通っている海洋大でも食べる関係のことしか教えてくれないので独学するしかないと嘆いていましたが,学部2年でこの知識とわかりやすいトークスキル,まさに棘皮動物愛,この熱があればなんでもできそう。その道のオーソリティへ,もう入口に立ってるんじゃない?
2013 五月祭28 ゆるふわ生物.JPG

そして同じテーブルでナマコをタッチプール的に公開していたのがミコ@makai_mikoさん。去年まで自宅の水槽でオウムガイを飼育,死んでしまった今はその大きな水槽でナマコやウミシダを飼っているそうで,その中から小学生の指くらいのムラサキグミモドキ(ちょっと固め)やムラサキクルマナマコ(感触ぷよぷよ)を持参。これらを海水から出して触らせてくれるサービスをしたら,人が寄ってくる寄ってくる。2人連れの片方が苦手がるパターンはありましたけど,特に女子の食いつきぶりはすごい。「これ,うちで飼ってるんですよ」「ええー?!\(゚∀゚)/♪」 おい,ナマコ家で飼ってるとモテるんかい?!それに比べて,男子は傾向としておとなしめでしたね(;^_^)。1人,「ほしいー。飼いたいー」と言い続けていた小学生の子がいたのが微笑ましかったです。
(これらのナマコは,磯に行って石をひっくり返せば下にいるくらい容易に採取できるものだそうです)

このいきもの博物館が楽しすぎて,Tシャツも買っちゃいましたよ。
ほかにも「サイエンスミュージアム@本郷」(東大CAST)とか
「生物フィギュアをつくろう!」(東大理学部生物学科)とか
面白そうな企画は他にもあったの行きそびれてしまいました。orz(;^_^)

本当に何も考えず,軽い気持ちで行ったんですけど,
でかいですよ。東大の学祭。早慶や日大とかもっと巨大規模なんでしょうけど。
2013 五月祭30 ゆるふわ生物.JPG
左の公式パンフ,100ページ以上あるんですから。
この中からよさげな企画を見つけて,巡回ルートを考えて,その場所にたどり着くって
大変ですよ。少なくともパンフに付箋つけないとわけわかんない。
ポストイット持参が必須だという教訓を得た五月祭でした。

ああ…大学の学祭,子どもと一緒にいきたいな〜。
あと,母校の学祭,卒業してから1回も行ってないけど今どんなんだろ。

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posted by ドージマ・ダイスケ at 16:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆イベント・生物オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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