2013年01月28日

ワースト1はどいつだ?!『外来生物最悪50』

サイエンスアイ新書はねぇ…税込1000円するけど
オールカラーでいいテーマをうまくまとめるから,「おっ」と思って
買っちゃったりしますよね…

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本外来生物 最悪50 (サイエンス・アイ新書) 今泉忠明/ソフトバンククリエイティブ→Amazon


著者は科博,上野動物園を経て日本科学研究所の所長,日本ネコ科動物研究所所長,世界で初めて生きたトウキョウトガリネズミ捕獲に成功…という今泉忠明先生。
私の本棚では『動物の狩りの百科』とかがありますね。
で,今回のこの本,どんな本かといいますと…



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50位のコケムシは見た目気持ち悪い以外は害もなく,49位ハリネズミ,48位マスクラットもけなげに生きてるという評価。そのすぐ上47位が毒グモのセアカゴケグモというランキング。
ブラックバス(オオクチバス)やブルーギル,ワニガメやカミツキガメ,アカミミガメ(ミドリガメ),ウシガエル,スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)…といった悪役外来生物としておなじみの動物たちから,イエウサギ,シマリス,ヒメメジロといったかわいい小鳥・小動物,ガビチョウやソウシチョウ,シロガシラといった名前を目にする機会の少ない珍しい鳥と,紹介される外来生物は非常にバラエティに富んでいます。
ニホンテンやヤマドリといった普通の在来種としか思えない動物までランキングに含まれていて,その意外な”外来生物となった”理由と在来種に与える影響の解説は読み応えあります。

icon_mikari_niko.JPGそれにしても移入のパターンやその生物の生態,在来種への影響は本当にさまざまですね。私はヒアリとか他にも問題になってる生物がいるんじゃないかとも思いましたけど,ワースト50にどの動物たちを入れるかは,これらをなるべく多く網羅することを考えてのことかもしれないですね。

icon_suzu_tohoho.JPGヘビとかもいますけど,そういう爬虫類や両生類とかもみんな生き物はかわいいですし,一生懸命生きてるですから,外来種といってもどうすればいいですか困ります…「根絶すべき」とか書いてあるとちょっと落ち込むです。

icon_kihara nika.JPG長らく全国の(おもに北海道以外)子どもにもおなじみのアメリカザリガニがワースト10に入ってるけど,昔,ガのアメリカシロヒトリが,食草の幅がすごく広くて日本の木が食べ尽くされてしまうのではないかと言われるくらい問題になったんだよな…あいつら今どうしてるんだろうか。

icon_morino.JPGまあ今日本に住んでる野生動物だって昔は外来種だったってのもいるだろうし,放っといてもそのうち日本の生態系になじんじゃうんじゃねーのってのはいるよな。逆に在来種でもシカやらイノシシやらいろいろトラブル起こったりしてるわけだし。

icon_fumie_niko.JPG著者もまえがきで,「100点満点で,点が高いほど影響が大きいわけだが,幸いにして100点と判定された動物はいない」と書いてますね。「あえていうならばヒトが100点となる可能性が高い」と。自然に対してまちがったことをしないように,さまざまな生き物のつながりについてよく知っておかなければいけませんね。


猫犬ちなみに,上のマンガの中で,当ブログでも扱ったと言っている
その記事はこちらになります。

上のマンガのpdfはこちら

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ラベル:外来生物
posted by ドージマ・ダイスケ at 01:32| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【おすすめ本】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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