2012年04月23日

新課程参考書・『チャート式』vs『シグマベスト』vs『マイベスト』

icon_kihara kora.JPGあっと言う間に4月も下旬,新高校1年生は
新課程で科目も代わるということで,今からでも遅すぎるくらいだが
前回のノートものの日常学習教材に続いて,
参考書の「生物基礎」対応版を紹介しなければな。


icon_fumie_niko.JPG参考書は,今の2,3年生用の参考書も出している出版社から
次の3銘柄が「生物基礎」用も出ていますね。


__本新課程 チャート式シリーズ 新生物基礎 (新学習指導要領対応 チャート式理科シリーズ)
鈴木孝仁 本川達雄 鷲谷いづみ
数研出版→Amazon
__本理解しやすい生物基礎 新課程版 (シグマベスト)
水野丈夫 浅島誠
文英堂→Amazon
__本よくわかる生物基礎【新課程】 (マイベスト)
赤坂 甲治
学研教育出版→Amazon

icon_mikari.JPG新2年生・3年生用のバージョン(生物T,生物U)については
このブログでも紹介していますね。

ペン『理解しやすい生物I』初版と『チャート式新生物I』比較(07/04/03)
ペン『理解しやすい』と『チャート式』改訂版+『よくわかる』比較(09/05/02)

(↑↑平成24年の新2年・3年生用はこちら)

icon_kihara kora.JPG構成や特徴はだいたい前のバージョンと同じで,
ざっくり言えば,一番詳しいのが『チャート式』,
まずまず詳しくて読みやすさ重視が『シグマベスト 理解しやすい』。
明確に易しい範囲にとどめているのが『マイベスト』といえる。

icon_fumie_niko.JPG『チャート式』では遺伝子の章など,本文中で[発展]のマークがついた
内容が多いですね。

icon_kihara kora.JPGそのあたりは「生物基礎」じゃない「生物」の範囲だな。
この科目名,"生物"全般なのかこの特定の範囲なのか区別つけにくくて
なんとかしてほしいよ(;^皿^)

icon_mikari.JPG『チャート式』は性ホルモンや無脊椎動物のホルモン,放射線についての解説も載っているんですよね。

icon_kihara kora.JPG性ホルモンや無脊椎動物は20年以上前に高校生物の教科書から
なくなった範囲なんだよ。

icon_suzu_niko.JPGほえ〜。
えと,『理解しやすい』のほうは,図が大きくて字も読みやすい感じがします。

icon_mikari.JPG『理解しやすい』は,多細胞生物(動物,植物)のからだを
構成する組織について扱ったページが載っていますね。

icon_kihara kora.JPG動植物の組織・器官については指導要領上は
「生物基礎」からも「生物」からもなくなってしまったからな。
「生物基礎」の細胞周期(細胞分化)とからめて扱うか
「生物」の形質発現あたりに関連して扱うか…文英堂は
旧「生物T」の配列を残す形で載せたわけだな。

icon_morino.JPGで,学研の『マイベスト』はどうよ?

icon_mikari_fuun.JPG『よくわかる』という名前のとおり,かなりシンプルで読みやすい解説なんだけど,
内容の範囲がかなり基礎的な内容に限定されているからってところもあるわね。
参考書,解説書の形だけど,情報量的にはまとめ本に近い感じかも。

icon_kihara kora.JPG『よくわかる』は生物Tが出ていてその生物基礎版というわけだが,その前に出ていた青い表紙カバーの『基礎からベスト』の流れをくんだ本といえるかな。
本の特徴・性格としてはその書名のほうがよく示しているかもしれん。

icon_suzu_niko.JPGけど,『マイベスト』が一番ぶ厚いです。

icon_fumie_e.JPGページ数は『チャート式』が240ページ,
『シグマベスト理解しやすい』が208ページ,
『マイベストよくわかる』が200ページですね。

icon_morino.JPG学研は紙が厚いんだよ。


icon_kihara kora.JPG文英堂は薄い紙を使っていて,本の厚さも薄いんだが
これは同時に『理解しやすい生物[生物基礎収録版]』も出していて
500ページ以上の分厚い本を出すために薄くてめくりやすい,
開きやすい紙を使っているためかもしれんな。
現在「生物」の範囲を扱った参考書を出しているのは文英堂だけで,
数研『チャート式』は,おそらく「生物T」「生物U」と同様に
「生物基礎」と「生物」は別々の本で出すだろうから
まとめて1冊で買うなら文英堂,
詳しいチャートがいいという人は「生物」はまだ
出ていないので「生物基礎」だけ買ってしばらく待つ必要がある。
ま,来年の春までには出るだろ。

__晴れ
本理解しやすい生物 生物基礎収録版 (シグマベスト 新課程版)ひらめき
文英堂→Amazon


icon_kihara kora.JPG「生物」の授業が始まるのは来年春からだが,
今度の新指導要領では高校生物は内容がすさまじく変わったから
教育関係者は本当に早めに準備・予習を始めたほうがいい。
この4月から始まった「生物基礎」の今年の授業の計画も
「生物」との流れを踏まえて組み立てるべきなくらいだ。
icon_morino.JPG
教師も参考書を買えと。

icon_kihara kora.JPG高校の先生には4〜5月頃には教科書会社から「生物」教科書の
来年度用の採用見本が届くから,今からなら教科書を見て「生物」の実際の内容を
確認することになるだろうがな。
塾の先生とかけっこう制度代わりの対応は後手後手になりがちだから
参考書でも買っておいたほうがいいんじゃないかな。


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posted by ドージマ・ダイスケ at 06:55| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、いつもこのサイトを参考にさせていただいています。

そこで、ひとつ質問なのですが、大森の最強講義と日本一詳しい生物T・Uのすべてのどちらかを買おうと思うのですが、この二つの特徴、利点、どちらがおすすめかをアドヴァイスお願いします!
Posted by タッキー at 2012年05月04日 22:10
タッキーさん ようこそ,コメントありがとうございます。

あぁ…,すみません。
左欄に「レビュー近日Up」として『日本一詳しい』の画像を貼っておきながら,ずいぶんな日にちが経ってしまっています…。
できるだけ近日中にまとめたいと思います。
よろしくお願いします。

とはいえ,現時点で購入をお考えなわけですから簡単に書きますと,

後出しで『日本一詳しい』と称しているだけに,『日本一』のほうはバイオテクノロジー用語などで『最強講義』に載っていない内容も拾って紹介しています。
ただし『最強講義』は700ページ以上あるのに『日本一』のページ数は500ページありません(字の大きさはほぼ同じで1ページの行数は『日本一』が若干多い)。つまり解説については『最強講義』のほうが丁寧で,紙面上のまとめ方もこちらのほうが読みやすいと思います。

もちろん個々の項目や内容によって『日本一』のほうが詳しかったり『最強講義』だけで扱ったりという所もありますが,ざっくり言うなら,中〜上級者が辞書的に調べるのに使うのなら『日本一詳しい』,生物の内容をきちんと理解して身につけたいなら『最強講義』が向いているでしょう。
参考にしていただければ。
Posted by ドージマ at 2012年05月05日 14:10
>>ドージマさん
わざわざ返信ありがとうございます。
ということは最初から通読して生物の勉強を
するのであれば最強講義の方がいいということですね?

これからもこのサイトをもとに勉強頑張ります!またなにかありましたらコメントさせていただきますがよろしくお願いします!
Posted by タッキー at 2012年05月05日 19:31
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