確かに,すごい発見なんですよ。

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101203001
「(地球上の)生物はすべてDNAに遺伝情報をもつ」(ウイルスにはRNAによるものもあり)
というのは公式といってもいいくらいの事実で,
「だから(現存する)地球上の生物はすべて共通の祖先から進化したものと考えられる」
など,色々な,生命に関する概念の拠り所となっていたわけです。
で,宇宙に生命は存在するのか?いつどうやって生命は誕生したのか?
を探索するために
隕石やら惑星,小惑星の成分を調べ,生命の痕跡を探すということが
今も日々進められているわけです。
それが,DNA(デオキシリボ核酸)の構成単位・ヌクレオチドの
重要なパーツであるリン酸,それに必須のリンの代わりにヒ素を使う
生物が発見されたというのですから,生命に必須とされる元素の構成が
従来のC・H・O・N・P・S
(炭水化物・脂質に必要なCHO,タンパク質に必要なN,
タンパク質の多くに含まれS-S結合をつくるS,
核酸に必須のP)の一角を塗り替えることになるってことで
宇宙の生命探索のやり方を改めなければならないことになりかねない
確かにすごい発見なんですけど…
そんな発表の何日も前からNASAが予告・告知するようなことか
と言われれば,ちょっとねぇ…(;^_^)

http://www.asahi.com/science/update/1203/TKY201012030120.html
そもそも体内のリンが必要なところにヒ素を置き換えて使うのって,
重いし自然界に少ないしでそんなにメリットがある話じゃない。
地球上に現存するすべての生物と異なる幹から誕生した生物だと
すると,ほかの構成成分も相当違っていてもおかしくないはずですが…
研究するポイントはそれこそ探せば探すほど見つかってくる
魅力的な研究材料が見つかったわけですけど
NASAのその前振り…
「これってすごいことなんだから,予・算・よ・ろ・し・く♪」
ってことなんでしょうね。
しかし,この細菌(なのか?この生物)が見つかったモノ湖って,
そういう生物が見つかってもおかしくないような,すごい雰囲気のところですね。

NASAの細菌が見つかった『モノ湖』がどうみてもエヴァな件
http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51573629.html

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