2010年10月11日

●ES細胞の限界?!

この週末,というか金・土・日の天気のぐずつき具合から一転,
「体育の日」の今日はすばらしい秋晴れになりましたね。
東京オリンピックを記念して10月10日だった頃から
前後の日付より晴れの日が多い「特異日」として知られていた
体育の日ですが,ハッピーマンデーで日付が移動するように
なっても見事に晴れてます(^_^)
空気も澄んで,うちの窓から今季初富士が拝めました。
ここでは富士は冬の季語でございます。

さて,先日グンタイアリネタでUpしましたクイズ形式2コマに
続けて,今回もクイズ形式の2コマでいきます。
マニアックな大学(特に医学部)なら来春の入試に出るかも?!
どうぞ!

moebio101011 ES細胞の限界1.jpg

moebio101011 ES細胞の限界2.jpg

念のため,
1コマ目のヒントの意味は,胎盤をもつのは女性(母胎)だけですが
男女問わず胎児の時代には胎盤のお世話になるという意味です。
(胎盤の組織は胎児側のものだ,というツッコミは勘弁してね)

赤ちゃん(胚)のほうでは胎盤は栄養膜からつくられるにしても
母胎の側で胎盤をつくる組織は内部細胞に由来するんじゃないのか,
だったら内部細胞を培養したものであるES細胞だって,
着床する時期の胚(胚盤胞)との組み合わせで胎盤を形成できる
状態に誘導することくらいできるんじゃないかな…?
と思ったりもするのですが,とりあえずES細胞の定義というか
どの本を読んでも「胎盤にはなれない」という解説になってますので,
覚え方として「胚盤胞の時点で既に胎盤になる細胞(栄養膜)と
分かれているから」と覚えておけばいいと思います。

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本岩波科学ライブラリー 164 細胞寿命を乗り越える ES細胞・iPS細胞、その先へ
杉本 正信,帯刀 益夫/岩波書店(2009/11/7)

本幹細胞の基礎からわかるヒトES細胞
須田年生/メディカルサイエンスインターナショナル(2008/7/1)
ES細胞の限界 iPS細胞の登場で影が薄くなったが再生医療や発生学の研究ではまだまだ重要なES細胞。この細胞は成体のあらゆる組織に分化できるとされるがこの“万能細胞”が唯一なれない体の部分はどこか? ヒントは,「女性のものだけど男女関係なく重要」よ。 答は,胎盤。ES細胞はヒトの胞胚(胚盤胞)の内部細胞を取り出して培養したものだけど胎盤は栄養膜のほうがもとになってできるのよ。栄養膜(胎盤になる)内部細胞塊(胚になる)栄養膜合胞体胞胚腔子宮内膜着床

※本筋に関係ないという場合は触れずに「あらゆる組織に分化することができる」としている本も多いです。
 この本も,中でES細胞について触れていますが,「胎盤以外」という注釈はつけていません。

本老化はなぜ進むのか (ブルーバックス)
 →Amazon
※この本の挿し絵を,私,描かせていただいてます(;^_^)>
posted by ドージマ・ダイスケ at 12:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ★からだのしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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