2010年03月05日

news◇競走馬の能力遺伝子?!

今週も日中あたたかくなったり雨が降ったり冷え込んだり
三寒四温というのかなんというのか,変動が厳しい日が続きますが
みなさんお元気でしょうか。
この冬もコートなしで切り抜けた私は既に春気分だったりします。
仕事帰りの夜のひんやりとした肌寒さも気持ちいいくらいで。
(朝の息が真っ白になったり手がかじかむ寒さは平気じゃないですが(;^_^))

なんか3月に入って,鳩をよく見るような気がします。
朝,これまでそんなに来ることのなかった
うちのベランダに毎朝のように2,3羽飛んできたり
駅前の路上で,夜,ふつうに歩いてたり。ハトが。

で,首をでっかくふくらませたオスが,メスとおぼしき
シュッとした他個体をフルッフー,フルッフー言いながら
トコトコと追いかけていったりして,
ハトの世界はもう春かと思ったり思わなかったり。

さて,生き物関係のニュース,今回は時速60kmで飛ぶハトに
ちなんでというわけではありませんが同じ速さの(1分で約1km走る)
サラブレッドの話題を。

ペンasahi.com(朝日新聞社):得意なのは長距離?短距離? 競走馬見極める遺伝子発見 - サイエンス
byアイルランドのダブリン大のグループ

1998〜2009年にアイルランドとニュージーランドで生まれたサラブレッド148頭について、各馬が生涯を通して勝った最も格付けの高かったレースと犬や牛で筋肉形成への関与が知られているミオスタチン(MSTN)遺伝子のDNA配列の変異の有無について関連を調べたそうです。

このMSTN遺伝子について
 (1) MSTNの変異ありのホモ C/C
 (2) ヘテロ C/T
 (3) 変異のないホモ T/T
――の3タイプに分けたところ,
1200メートル以下ではC/C型が最も多く、距離が延びるにつれて減った。
一方、T/T型は1200メートル以下では勝利がなく、距離が延びるにつれ増える傾向が認められた。
C/Tは、その中間の距離での勝利頻度が高い
  ↓↓↓
C/C型は「短距離」
C/T型は「中距離」
T/T型は「長距離」に向いていると考えられた。

ということです。
しかし,私思うんですけど,競馬の「短距離」「長距離」って
いったい何だろうなと。
日本の中央競馬(JRA)の場合,短距離といえば1200m,
(1000mの直線レースなんてのもあります)長距離といえば
春の天皇賞(3200m)や菊花賞といった3千mレースで,ステイヤーズステークス
なんて長距離でしんどい含みの名前のレースでも3600m。
短距離と長距離の差が3倍くらいしかないんですよ。

人間が走るレースだとオリンピック競技でも100mから42.195kmまで
9秒から2時間あまりという40倍以上の幅がありますし,
水泳だって世界記録が認定される距離が50mから1500m,
先日冬季オリンピックで盛り上がったスピードスケートでも500mから1万m
までのバリエーションがあるのに,サラブレッドは1kmから
3kmあまりのかなり限定された距離に特化したアスリートといえるのではないでしょうか。
まあ,ギャンブルの対象として定期的に開催される「競馬」という
興業の事情に合わせてレースの長さも限定されて(「レース体系が整備され」
なんてうまい言われ方をしたりします)きたんでしょうね。
馬の200m(1ハロン)走とかやんねえのかなとかときに思うんですけどね。

そんなわけで,競馬の世界で短距離が得意になる遺伝子とか
長距離が得意になる遺伝子とか
どんだけピンポイントなんだよと思っちゃうわけですよ。

そりゃ何十年何百年と続く交配の歴史の中で
この競馬のルールで強い馬を作り続けてきたわけですし
1200mの短距離レースと3000mの長距離レースが全く違うことは
よく知ってますけど,1つのタンパク質に関する遺伝子で
1000mに強いか3000mに強いかが分かれるってのは
どうなんだろうなぁと思いますね。


陸上競技の世界記録一覧 Wikipedia
競泳世界記録(日本水泳連盟)

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posted by ドージマ・ダイスケ at 19:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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