2009年08月02日

●Study9(p9)節足動物の分類・その3

今年は春が来る前から猛暑と言ってもいい日が来るかと思えば,桜が開花後2週間も咲き続け,7月上旬に梅雨が開けたかと思いきや四国では平年より3週間も遅く続いていた…今もなんだか1日の間に雨晴れが繰り返す複雑な天気が続いていますね。昨年のようにゲリラ雷雨頻発という事態にはなっていないのが何よりですが…。

さて,Study9「春はEBIちゃんの季節(後)」,
9ページ目の今回は節足動物の分類のまとめになります。
節足動物の分類を丸暗記するだけだった入試問題もこれで合理的に解答できる!

では,どうぞ (^o^)/

<<「Study6−春はEBIちゃんの季節?!」を見る(2007年04月24日)

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moebio09_カブトエビ-09-1.jpg
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ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)The Burgess Shale and the Nature of History/スティーヴン・ジェイ グールド/早川書房(2000/03) 602ページ
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今回の一連の解説は,
約10年前に初版が刊行されるやいなや
各国でベストセラーとなり
日本を含めバージェス動物群ブームを巻き起こした
スティーヴン・ジェイ・グールド『ワンダフル・ライフ』
の中で,バージェス動物群の分類のキーとして
語られていた節足動物の分類様式を参照しています。

ここでは節足動物を,絶滅した三葉虫類と
単枝類・鋏角類・甲殻類の4グループに分類してますが
国際生物学オリンピックの公式テキストでもある
『キャンベル生物学』でも現生の3グループのうち
単枝類を六脚亜門(昆虫類)と多足亜門に分けて
4グループにした分類が提示されていますので
一応今のスタンダードと考えていいんじゃないでしょうか。
節足動物門
 鋏角亜門 Chelicerformes
 多足亜門 Myriapoda
 六脚亜門 Hexapoda
 甲殻亜門 Crustacea


手(チョキ)からだじゅうの体節から肢が出ていて,
いっしょにえらも出ているというのは
一見複雑で特別な形状のようにも思えますが
同じ旧口動物の進化の枝で節足動物より原始的な
動物たちを見てみれば,全身で呼吸したり
体節ごとに分離してそれぞれが新個体として独立したり
してる動物がざらにいるわけで,そこから
だんだん集約や分化を重ねて,おなじみの
昆虫やカニ,エビやミジンコなどから
フジツボなどまでさまざまな姿に進化していったわけですね。

わーい(嬉しい顔)カブトエビの話はまだつづきます。



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■関連図書■
カンブリア紀の怪物たち―進化はなぜ大爆発したか シリーズ「生命の歴史」〈1〉 (講談社現代新書)
サイモン・コンウェイ モリス
講談社

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そう,この基本形から体節どうしが合体したり歩脚と鰓脚のどちらかが退化したり,残ったほうの脚が特殊化したりして,今あるさまざまな種類に進化してきたわけだ。・鰓脚が消失(歩脚だけなので「単枝」)・歩脚が特殊化三葉虫類単枝類六脚類(昆虫類)多足類(ムカデなど)甲殻類カニ エビ カブトエビフジツボ ミジンコなど鋏角類クモ ダニ サソリカブトガニなど・頭部に1対の触角と3対のあご・各体節は歩脚と鰓脚各1対頭部・頭部に5対の付属肢(2対の触角と口器)・胴体部は二枝型の形状が残ることが多い。・頭胸部に6対の付属肢(触角はない)1対目は食物をつかむ鋏角2対目(脚鬚)はふつう感覚器官がついている。残り4対がふつうのあし触角口器あし基本型鋏角ふつうのあしは8本えら触角口器はねは付属肢とは関係なく表皮から分化。えらがないので,気門から空気を体内に取り込んで呼吸するつまり,触角やあごも含めてあし(付属肢)は数えるんですね。カブトガニは触角がなくてあしが12 本だからクモの仲間ですね。
posted by ドージマ・ダイスケ at 23:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ★生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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