2009年07月06日

【解説本】『マンガでわかる生化学』

本の紹介エントリー,気がつけばもう前回のUpから1月くらいたってますね。
では,こちらを紹介しましょう。



マンガでわかる生化学
武村 政春(東京理科大学准教授。博士(医学),画:菊野郎,オフィスsawa
オーム社(2009/01) 256ページ
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去年の9月に紹介した『マンガでわかる分子生物学』の同シリーズで,大判のゆったりした紙面で読みやすくまとめられている入門書。


やせたい願望で頭がいっぱいの高校生・クミちゃんに,
そのままでかわいいんだから無理しないでほしいと
気が気でない幼馴染みの大学生・根本くん。
彼が生化学の面から健康的な痩せ方を伝受すると
紹介したのは彼の先生で美人教授の黒坂蝶子先生。

蝶子先生のもとで2人がプライベート講義を受けて
細胞のはたらきから光合成・呼吸といった代謝のしくみ,
DNAなどの分子生物学にいたるまでを一通り
学んでいくという筋立て。

「なぜ炭水化物を食べて体に脂肪がつくのか」と
いったところから話が始まるため代謝が前にくるわけですが,
下の目次に示したとおり,酵素がやけに後ろにくるのが
高校で習う配列とはかなり違ったりします。
しかしこの本の流れとしては無理なく読める構成に
なってますので心配は無用。
酵素のところではミカエリス・メンテンの式とかまで出て
反応速度について扱うんで妥当といえば妥当かもしれません。

高校の生物I,IIはもちろんのこと(Iではほとんど生化学は
やりませんよね),大学の教養レベルまで視野に入れた
「入門書」と考えてもらえばよいでしょう。

◆目次
プロローグ
第1章  体の中で起こっていること
1.1 細胞の仕組み
1.2 細胞の中では何が起こっているのか
1.3 細胞は、多くの化学反応の場である
1.4 生化学のための基礎知識

第2章 光合成と呼吸
2.2 光合成の仕組みを理解しよう
2.3 呼吸の仕組みを学ぼう

第3章  生活の中の生化学
3.1 脂質とコレステロール
3.2 肥満の生化学 〜脂肪はどうして貯まるのか〜
3.3 血液型ってどういうもの?
3.4 どうして果物は甘くなるの?
3.5 おモチはどうしてモチモチするの?

第4章  酵素は化学反応の要
4.1 酵素とタンパク質
4.2 酵素のはたらき
4.3 酵素のはたらきをグラフで理解しよう
4.4 酵素と阻害剤

第5章  核酸の生化学と分子生物学
5.1 核酸ってなんだろう?
5.2 核酸と遺伝子
5.3 生化学と分子生物学
5.4 生化学の実験法
エピローグ


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マンガでわかる分子生物学
武村 政春,咲良,ビーコム
オーム社
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マンガでわかるフーリエ解析
トレンドプロ,渋谷 道雄,晴瀬 ひろき
オーム社
※ほかにも「相対性理論」「シーケンス制御」などなど。
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ラベル:生化学 マンガ
posted by ドージマ・ダイスケ at 17:24| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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