2009年06月29日

京都は今年もカイエビ君の季節

京都の自宅なんですが,毎年玄関先で私たちをなごませてくれたアマガエルくんがやはり今年は現れません。隣地にあった畑がつぶされて家が建てられ,田んぼからうちまでのカエルが移動してくるルートがなくなってしまったからなんでしょうか。残念です。

水田の様子も,カブトエビは完全に姿を消し,ホウネンエビもめっきり数を減らしていました。かわっていろいろなサイズ(種類)のオタマジャクシが幅を利かせていましたね。温暖化や森林破壊で世界的に多くの種が絶滅の危機に瀕しているカエル類ですけど,日本の水田にすむカエルはなんとか農薬の影響に耐えられているようですね。

で,私としては,カブトエビがいなくなったこの季節に注目するのがカイエビ君たち。

ただ彼らが姿を見せる田んぼはごく限定されているんですけどね。町内でも確認できているのが1,2枚ほど。ただ,そこに行けば確実にいるというね。
本には「カブトムシと同様,水底の泥をかき混ぜるので水が濁り,雑草が光を受けられなくなって除草効果がある」などと書かれていますけど,僕が見るときは底に横たわってる個体が多かったり,泳いでいてもけっこう静かだったりして水が濁るほどと言われるとちょっと疑問な感が。
090629 カイエビ.jpg
で,今回も何匹か連れてきました。
体長1cmくらいでカブトエビより二回りも小さいので見栄えはしないんですけど,巨大ミジンコよろしく触角のような腕を大きく振ったり,バタフライのように体を打ち振ったり,ふつうの甲殻類として小さな脚をウエーブさせたりして泳ぎ回る姿はかわいいものです。
体が深緑色をしているんですけど,ホウネンエビのように藻類を共生させているのかなとも思うのですが,どうなんでしょう…?

水田観察in関東2009・ホウネンエビ発生せず?!(06/17)
ホウネン&エビ悲喜こもごも2008.6(2008年06月29日)


    
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posted by ドージマ・ダイスケ at 23:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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