2009年05月30日

Lesson4-02 (p11)「目が回る」回っているのは耳の液

このページの更新のためSeesaaブログの編集画面を開いてみたら,Seesaaブログのランキングが3ケタに。去年くらいからず〜っと1400〜1200位くらいで,最近1100位台で推移してたのですけど,今回816位。でも漫画じゃなくてモスキートーン視聴のページにアクセスがあったからみたいで,こりゃ一時的なものっぽいですね。

さてLesson4-02,耳の話も大詰め11ページ目。
耳は音だけでなく平衡感覚の受容器ももっています。
それはどんなしくみで?

それではどうぞ(^o^)/

耳<<p.1から読む
耳<<前のページへ(p.10)

耳の構造(11)-1耳の構造(11)-2

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冒頭,いきなりアンピュラとクプラを神様にしてしまいましたけど,どちらもまず定期考査(試験)には出てきません。つか,アンピュラにいたっては教科書や参考書にも出てきません(『キャンベル生物学』に出てきたので今回ネタ絡みで使いました)。教科書や参考書でこの部分をとりあげる場合,「膨大部」と書く場合がほとんどで,数研出版(チャート式)などは「びん」と表記することもあります。

このページでの用語それ以外の表記
アンピュラ半規管の膨大部,びん
卵形のう通のう
球形のう小のう
平衡石耳石,平衡砂

このほか,ここでは前庭で平衡石が乗り感覚毛が埋まっている部分を「耳石膜」と書きましたけれどこう表記しているのは文英堂(理解しやすい)くらいで,ほかは「ゼラチン状の物質」(キャンベル生物学)といった書き方です。

【目が回るのを防ぐ方法】
こうして平衡感覚のしくみを押さえてみると,からだの回転が止まっても半規管のリンパ液がぐるぐる回り続けてクプラを押し続け,脳に刺激が送られ続けるのが「目が回る」感覚の原因だと考えられますね。
これを防ぐにはいかにリンパ液の流れを止めるかが問題だということになります。
バレリーナがくるくる回転する際には,からだはぐるぐる一定のスピードで回り続けても首から上はくるっと回っては止まって,またくるっと回ってはまた同じ向きで止まって をくり返しますが,踊っている最中に目が回らないようにする効果があるわけですね(バレエの場合からだ全体についても1回転して止まってという動作が非常に多いですから,踊りとしてのバランスや様式としての美しさという意味があるのかもしれませんけれど)。

それにしてもフィギュアの選手,そういう工夫など全くなしで高速スピンできるんですからすごいですよね(アイススケートで滑りながら…危険すぎますよ!)。以前テレビの『目がテン!』とか『ジャンクSPORTS』『トリビアの泉』で,ぐるぐる回転する椅子に座って何回転まで耐えられるかという実験やゲームをやってましたけど,すごかったです。安藤美姫選手など,1分間100回転で10分間回っても全く平気なので,実験が成立しませんでしたからね。

知識の宝庫!目がテン!ライブラリー「所も回転! フィギュア」(第814回 2006年1月15日)
※村主千香さん(村主章枝選手の妹で全日本選手権9位),ぐるぐる椅子に5分以上座っていても平気。ただし,フィギュアスケートで回転している向きと逆回転だと全くダメ。つまりフィギュアスケートの選手は練習によって高速回転の刺激に順応していた。


さて,4月21日から始まったこのLesson4−02も
次回(p12)で完結!
ゴールデンウィーク中まるまる進行が止まっていたことを
考えればまずまずのペースで更新できましたね。いやさ,
前のLesson4−01(全20ページ)が去年の9月から
今年2月までかかっていたことを思えばよく頑張った,俺。w(;^_^)

p12は月曜日Up予定です。
ほとんどまとめのページになりますが,よろしくおつきあいいただけると嬉しいです。

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めまいと平衡調節
内野 善生
金原出版
※耳石器系の中枢神経機構を中心に執筆。半規管系にはみられない耳石器系の中枢神経機構の理解を助ける。
→Amazon
リンパ液の流れピルエットバレリーナが回転するときは顔が常に前を向くようくるっと回っては止まってをくり返してますね。からだの回転半規管アンプラー(アンピュラ)は,インドにおいて紀元前より信仰される音楽の神で,口から恋の神クプラを生み,愛と子孫繁栄をもたらすとされる。アンプラーは音楽機器アンプに名を残し,クプラはギリシャ神話のクピド(キューピッド)の語源であることはいうまでもない。民明書房『インド千一夜物語』より出た妄想知識。このイメージもインドというよりタイの神様みたいですし…からだが回転を始めると慣性で止まろうとするリンパ液に押され,クプラが倒れて感覚細胞が刺激を受容。やがてリンパ液の流れがからだの回転に追いつき回転の感覚はなくなる。からだの回転が止まると,慣性で流れ続けるリンパ液が逆側にクプラを倒す。※これが「目が回る」感覚の原因。フィギュアスケートの真央ちゃんや美姫さんは何百回回っても目が回らないそうですね。信じられないです「ぐるぐるバット」をするときは回った後,逆方向に1,2 回回ると平衡感覚がもとに戻りやすいわよ。リンパ液の流れをいかに止めるかが,目が回るのを防ぐポイントかもね。ところで,回転せずじっとしてても傾きは感じるわけだが。気のせいだ!ウソウソ傾きを受容する細胞は前庭(卵形のうと球形のう)にある。からだ(頭)が傾くと石灰質の平衡石が動いて,ゼラチン状の耳石膜に包まれた感覚細胞の感覚毛が刺激を受容する。感覚毛卵形のう球形のう感覚細胞神経平衡石(耳石)耳石膜↑前庭
posted by ドージマ・ダイスケ at 08:13| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ★からだのしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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