2009年05月19日

Lesson4-02 (p7)耳の奥のカタツムリ

先週後半のひんやりとした風がビュービュー吹きまくった天気とは一転,月曜はからっと晴れてだいぶ気温も上がりましたね。そろそろ衣替えを意識し始める季節といったところでしょうか。

さてLesson4-02,耳の話も7ページ目。
ついに受容器の総本山・内耳に突入。

それではどうぞ(^o^)/

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耳の構造(7)-1耳の構造(7)-2

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◆ん〜と,今回はあんまりネタ入ってないですけど,
いうてもまあ学習マンガですから。こういうページもありますよ。

ペンうずまき管をこうやってほどいて見せるやり方,
今では教科書でも参考書でも普通にあったりしますね。
『キャンベル生物学』でも『はじめからていねいに 環境と生物の反応編』でも。
10年前に教え方を考えてた頃にはまあ新しいほうだったんですけどね。今でもそんな図にスペースを割かない本だと,うずまき管の外観と横断面と,次回扱う縦断面をそれぞれ載せるくらいですか。

台風さて,今回扱いましたうずまき管(cochlea),
だいたい直径1センチちょっとで,イヤホンみたいに耳の穴に
おさまるけど奥には入らないというくらいの大きさですね。
昔は「蝸牛:かぎゅう」といいました。これはかたつむりの意味で
「かたつむり管」とも呼ばれていたのです。
英語のcochleaもラテン語でカタツムリの意味。

病院このへんの蝸牛などの用語,医学界では今でも呼ばれていたりして
教科書に載っている“生物教育用語”とは違うものが
多々あるんですよね。目の構造でも,高校の教科書の
「盲斑」に対し医学用語だと「視神経乳頭」みたいな違いが
いろいろあるんですが,耳でもいろいろあります。

本最後のコマで出てくる,耳の中の聴覚器官・コルチ器官(organ of Corti)。
これ,医学系ではコルチ器と呼びます。
『細胞紳士録』(→レビュー 08/11/19)でも「コルチ器」ですね。
高校の教科書でも前の制度まではコルチ器だったんですけれど,
今の「生物I」「生物II」の制度になった2003年から一部の
出版社を除いてコルチ器官に乗り換え,昨年度から高校で使われて
いる改訂版からは「〜器官」に統一されているという状況です。
今でも「コルチ器」にしている参考書もありますが
「コルチ器官」が基本ですので覚えておいてください。

soon次回はこのコルチ器が音を受容するしくみと
副部長が疑問に感じた,うずまき管を音が伝わる経路についてです。

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内耳アトラス.gif内耳アトラス
石山 英一,石山 浩一
「新樹会」創造出版
※従来の走査型電顕、透過型電顕所見を主体として、低真空走査型電顕と走査型プローブ顕微鏡を使用してモルモットとハトの内耳を提示。内耳の形態を通して様態の理解ができる一冊。1992年刊の第2版。英文併記。
→Amazon  →bk1
真ん中の階に聴覚器官があるということは,音はこの階を通っていくのかしら?うずまき管の中は3階建てなんですね。Knightナイト Jと呼べ。教科書などでこんな断面図が出るけど,これは1本の管がぐるぐる巻いたものなのね。さて,あぶみ骨まで伝わってきた音の振動だが,このうずまき管の中をぐるぐる回ってる間に聴覚器が振動を感知して聴神経を通じて脳に情報を送るんだ。さあいよいよ次は内耳ね。 うずまき管(蝸牛)断面断面のばすうずまき細管(聴覚器官)基底膜コルチ器官前庭階鼓室階おおい膜でも,それだと音はうずまきをぐるぐる回った後どこへ行くのか…?聴神経拡大脳へ聴神経あぶみ骨内耳くんうずまき管かぎゅう(蝸牛)かたつむり
posted by ドージマ・ダイスケ at 03:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ★からだのしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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