2009年05月03日

GW特別企画(3)生物おすすめ本『Quizでわかる生物』

【GW特別企画第3弾!】さて5月の連休もまだ前半ではありますが,既にカウントダウン気分という人もいらっしゃいますかね?w
ここまで2日連続で図説や参考書の紹介をしてきたGW集中企画,
今回は“学参”のカテゴリーとはやや外れるけれど一般書ではなく
やっぱり高校生物に関連した“準学参”的な本から1冊。

__

Quizでわかる生物―なぜ?がわかれば面白い
入江 ひな子 ベレ出版  (2005/04) 229ページ 1,575円(税込)
→Amazon  →bk1

※遺伝子組換えってどうやるの? 季節を間違わずになぜ花が咲くの? 1個の大腸菌は一晩で何個にふえる? 身近な話題を扱ったクイズを解いて生物の基本が学べます。

「ヒトの目には盲斑があって,視界の中に見えない範囲があるはずなのにふだんそれに気がつかないのはなぜ?」

「遺伝子組換えで,ヒトの遺伝子を大腸菌に導入して発現させることができるのはどうして?」


といったクイズが3択形式で出され,その答えを明かしていく形で高校の生物で扱う内容を解説していきます。
とかく生物は暗記科目と考えられがちで,生命現象の流れやしくみも表面だけをなぞって理解できたと片付けられてしまうきらいがありますけれど,この本に載っている問題は選択肢の設定が絶妙で,ちゃんと理解してないと間違える,うっかりすれば理科の先生でもひっかかってしまいそうな問題がいくつもあります(カリキュラムの都合で化学や物理専攻だけど生物を教えているという先生もいますし,高校レベルの生物はうっかりわかったつもりになりやすいですからね)。しかし決してマニアックな知識を必要とする問題ではなく,答えの解説を読めば,「ああ,こういうことだったんだ!」と目からウロコがいくつも落ちることうけあい。
癒し系というかゆる系のイラストもいい味出していて,リラックスした雰囲気ですらすら読める本です。

あえて難点を2つあげるとすれば,
1つは,やわらかい感じの読みやすい本だけに,千五百円という値段が微妙に高く感じること。
一般書の単行本なら200ページ超のこのボリュームでこの値段は普通なんですけど,高校生がお小遣いでこの本を買うかというと…。ですから,世のお父さんお母さん,1冊買って,まずはババババ〜ッと目を通して,自分用に一旦読んだ上で,お子さんに「これ読んでみなさい」とあげていただく,というパターンがよろしいんじゃないかと思います(単純に親が子に買い与えるってんでもいいですけど,普通に一般の大人の方でも読み物として楽しめますから読まずに渡すのはもったいないかなと思う次第であります)。

もう1つの難点は,高校生物によくある疑問とか誤解といった,このブログで扱いたいようなテーマばかり扱っていて,被るというのがうちとしてはやだという問題です。
まあ,こればっかりはしょうがないですね(;^_^)


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posted by ドージマ・ダイスケ at 06:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 【おすすめ本】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本屋で今日この本を買いました。実は以前から気になっていた本でしたが、
値段が高くてなかなか手が出ませんでした。
早速少し読んでみましたが、生物2を今勉強中なので楽しく読めてます。
生物1までしか学習して無くても、それなりに楽しいとは思いますが、
やっぱり生物2までやっておいた方が楽しさが違うと思います。
ちなみに今生物2は文英堂の必修整理ノートを3回くらい終えて、基本単語が
だいたい頭に入ったので大堀の理系生物をやってます。こっちは
空欄が多くてなかなか大変です。これをノートサイズで2色刷りに
してくれたら良かったのにと思いながらやっています。それにしても生物2は
分子生物と生物の進化のところが楽しいですね。生物1は動物の行動と
植物の反応のところが面白かったですが、生物2はその上をいきますね。
生物の進化は暗記一辺倒と言う感じですが、図説を見ながら昔の生物の
様子を想像したりしていると楽しくなります。小学生の頃に子供図鑑で
アノマロカリスやハルキゲニアを見て、その異様な姿が強く印象に残っているせい
かもしれません。なんかまたコメントが長くなってしまいました。
しかも蛇足の方が長いような。
Posted by 長十郎 at 2009年05月21日 00:14
こんにちは。ここで紹介した本を楽しく読まれていること,
生物を楽しんで学習されていることご報告いただいて
とても嬉しいです。
やはりこの本は「生物2」までされている人にはより楽しめますよね。
よかったらまたいつでもコメントください。
お待ちしてます。
Posted by ドージマ at 2009年05月22日 12:45
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