2009年05月01日

GW特別企画(1)生物図説3強+1比較2009

【GW特別企画第1弾!】世間はゴールデンウィーク,暦どおりの営業ですと明日から5連休ですね。
4月頭に「週産3ページ,月産10ページ」の目標・ノルマを掲げていながらこの1か月でUpしたマンガが6ページに終わり,こんな連休のあるときこそ描きまくっておかなければならない私ではございますが,帰省やらなんやらでちょっと“通常企画”はお休みさせていただき,新学期の中休み,5月からの再スタートに向けて皆さんのお役に立つ集中企画をUpしていきたいと考えております。

まずは,授業が軌道に乗り始めたこれから買うという方もいらっしゃるでしょう,参問(参考書・問題集)の情報。
その第1弾ということで,生物といえば図説(図録・資料集)!
以前も当ブログでは紹介しましたが,
Z会「参考書の参考書」を斬る(2) 数研出版『フォトサイエンス生物図録』 (2007年03月31日)
一部情報を更新しまして,
「一目でわかる生物図説“3強”比較」ということでお送りしたいと思います。


それでは,どうぞ!

視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録
数研出版 (2007/02【改訂版】) 248ページ 924円(税込)
→Amazon
◇ページを2〜4段,四角く区切り図やグラフ,囲み記事などを詰め込む伝統的なレイアウト
色遣いはベージュなどソフト〜ペール系の色をベースに使用,白の占める面積が多く落ち着いていながらあたたかみのある印象。
囲み要素◇生物関連の話題「Column」 ◇少しレベルの高い話題「ZoomUp」 ◇注意・覚えておきたい「POINT」 ◇脚注:「重要用語の英単語」 ◇関連分野の研究室紹介「ここで学べ!」観察・実験は「実験のページ」として大きめの扱い ◆巻末資料:いろいろな土壌動物・生物分類表・科学史年表・化学基礎知識
特集「ES細胞と臓器幹細胞」「ゲノム創薬」「脳と心のかかわり」「私たちの生活とアレルギー」「外来生物による生態系への影響」「大きく変貌する日本の自然」
◆内容は手堅く入試に必要な内容まで一通り網羅
ダイナミックワイド図説生物 総合版
東京書籍 (2004/02) 248ページ 880円(税込)

→Amazon
◇解説図に大きめのスペースをとり,リアルな絵や写真を多用したレイアウト・色遣いとも科学雑誌的な印象の構成
囲み要素◇重要ポイント「チェック」 ◇解き方「技」 ◇高度な内容「アドバンス」 ◇ニュース「トピック」
小論文対策なんか特に雑誌的:「バイオテクノロジー」・「環境保全」
◆別冊「入試によく出る探究問題」(実験例題)B5変型判 32頁付
◆内容はもちろん入試に必要な内容まで一通り網羅
サイエンスビュー 生物総合資料
実教出版
 (2009/03【四訂版NEW) 304ページ 820円(税込)
→Amazon →bk1
レイアウトは伝統的組み方。ただし比較的解説図や資料を大きめに入れて(1ページあたりの収録件数が絞られる)ゆったりしたページが比較的多い。◇色遣いは,特に近年の改訂で加わったり描き直された図など鮮やかできれいなものが多い。その色遣いが濃かったり原色を多く使ったり,基本色系(水色,グリーンなど)の背景色が大きめの図の全面に入るなど,見やすい反面若干垢抜けなく見える部分がなくもない
囲み要素:◇「実験」 ◇高度な内容・最新の研究「Advance」 ◇少し発展的な内容「TOPICS」◆資料的ページが非常にもりだくさん。巻頭で「人体解剖図」,ビジュアルインデックス「ヒトゲノムマップ」,生物名鑑「身近な生物」「絶滅の危機に瀕する生物・絶滅した生物」など。巻末には分類表や年表,用語集,化学知識(カラー)のほか「動物解剖図」◆索引も,用語索引には英訳付き!生物名索引もボリュームたっぷり◆生物名鑑や顕微鏡写真にはスケールなど大きさの表示つき。
◆内容は入試に必要な内容まで網羅するほか,他社ではカットしたような生物の一般知識的な内容も豊富

サイズはいずれもAB判(タテがB5,横がA4サイズ)

木原アイコンnika_s

コンパクト・簡潔で使いやすい“資料集の標準”という感じの数研版雑誌的雰囲気のする紙面で気軽に読んだり眺めたりしやすい“お金かかってる感”のある東書版商品として高い完成度をもちながらなぜか手作り感を感じる実教版と三者三様で,どれを購入するかは皆さんのお好みに任せるし,本屋に行ってどれか1種類しかなかったらそれを買うというのでもハズレはないと思う。
まあ個人的には実教「サイエンスビュー」が,これでもかこれでもかと資料を盛り込んでくる“情熱の押し売り”的な編集方針で大好きだったりする。

樅男アイコンs

いわば“生物図説界のベッキー”ですな。

木原アイコンnika_s
おう,まさに元気全開だ。この資料集,「カイコガロボット」とか「ショウジョウバエ同性愛遺伝子satori」とか入ってるんだぞ!「お前テレビやニュースで紹介された面白トピックを片っ端からぶち込んでるだろ」って言いたくなるよw

あとなぁ,この3点,紙面の基本デザインは2003年(生物IIは翌年)に今の学習指導要領が施行された頃に出された初版のものを踏襲してるから,東書のダイナミックワイドが一番オシャレで進んでいるはずなんだが,改訂して発行年の新しいやつのほうが,なぜかどことなく本全体が新鮮で魅力的に見えるんだよな。これは俺の先入観のせいかもしれないから,3点を見比べたことのある人がいたら感想を聞かせてもらいたいな。



※また,ほとんど学校採用専門で展開し実績のある浜島書店(名古屋市)が出している『ニューステージ生物図表』も,書店での入手はなかなか難しい場合が多いですが,十分なクオリティを持っているので「第4の図説」として紹介しておきます。(この会社を初めて聞くという人もいるかもしれませんが,今年で創業60年と歴史のある実力派の出版社です。サイエンスeネットのHPのスポンサーになっているなど理科教育を応援している会社でもあります)
浜島nステージ生物図表_表紙.jpg
『ニューステージ生物図表』
浜島書店 (2004/07) AB判 296ページ 860円(税込)
→Amazon
◇レイアウトは密集・グリッド型(“3強”の中では数研タイプ)。色遣いは余白が少ない割に全体的に白っぽく,赤系の色なども使用されている割にクール・寒色系の印象。
◆囲み要素◇身近な話題・エピソード「Column」 ◇生物や用語の解説「memo」 ◇脚注「プチ雑学」 ◇最近の研究成果「Current」 ◇比較的簡単にできる実験「ミニラボ」
◆◇巻頭特集:ヒトゲノムマップ ◇巻末特集:生物マップ(高校生物でよく扱われる世界/日本の地名や世界自然遺産などを紹介) ◇巻末特集:「iPS細胞」
◇巻末用語解説は約400語(英語表記付き)

木原アイコンnika_s

このほか第一学習社『スクエア最新図説生物 改訂』などはさらに入手困難(実質学校採用のみ)だったりするのだけど,個人的に,今興味を持っているシャペロンの話題を特集ページで扱っているのがちょっとツボだったのでちょいレコメンドw。

樅男アイコンs

手に入んないのに紹介してどうするんだよ?

木原アイコンnika_s

気になる生徒は生物準備室に行って,採用見本があったら先生に見せてもらうといい。

樅男アイコンs

(いろんな意味で限定されすぎだろそれは)



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次項有カテゴリー【参考書・問題集】のエントリー
posted by ドージマ・ダイスケ at 08:15| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 【参考書・問題集】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています〜
私は数研出版の視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録を使ってます。学校で一括購入した資料集が自分の肌に合わなくて本屋さんで飼いました。

<生物といえば図説(図録・資料集)!
確かにそう思います 授業がつまらないとき(usually 笑)は資料集で勝手に勉強進めてますw
Posted by dyna at 2009年05月01日 16:02
どうも,ごぶさたです!
5月は今日までずっと帰省してましてご返事遅れて申し訳ありませんm(_ _)m
(1〜4日のエントリーは前もってまとめ書きしたものを予約投稿でUpしてたもので)

1冊千円でおつりのくる生物図録,買って損はないといっても学校採用のものとは別に別途購入とは,頭が下がります。<(^_^)

> 授業がつまらないとき(usually 笑)は資料集で勝手に勉強進めてますw

最近は資料集も中身が多すぎると読めないという生徒が多くて一括採用を取りやめる学校も増えているとか…高校生ならパラパラひまつぶしに眺めることができるくらいの素養は持っていてほしいものなんですけどね つ('Д`);
Posted by ドージマ at 2009年05月06日 10:50
はじめまして。
私はサイエンスビュー以外を本屋で買って持っています。
個人的にはスクエアとニューステージが好きです。
ニューステージを普段持ち歩いて、問題を解いて疑問に思ったところは
スクエアも見るという使い方をしています。分野によってわかりやすさや
詳しさが違うので、2冊あると何かと便利です。
Posted by 長十郎 at 2009年05月06日 20:55
長十郎さん コメントありがとうございます。

スクエアを書店で購入されてるんですか〜。
第一学習社はたしか教科書のシェアが1位か2位で,全国的にもメジャーではあるのですが私は採用専門の出版社という認識でした。長十郎さんは西日本のお住まいなんですか?第一さんは特に地元広島で圧倒的と聞きますから,中国地方などでは書店でも販売していたりするのかなあと。

長十郎さんも資料集(図録・図説)を複数買われているとのことで嬉しいですね。
考えてみれば,同じ被写体を撮った写真集や近いテーマの新書を何冊も買うことは普通にあるわけですから,長十郎さんのように資料集を読み比べたり使い分ける人がもっと増えて,生物の面白さをもっとたくさん目にして知ってくれたらと思います。

実教サイエンスビューはお持ちでないとのことですが,頻繁すぎるくらい改訂しているだけに新しい研究関係のネタをどんどん取り入れて豊富に掲載してますので(「使う」ことを考えれば使い慣れたものが一番だと思いますが)こちらも一度ご覧になってください(置いてある書店もかなり増えてきました)。ボリューム最大なのに値段は一番安いときて,蔵書に1冊加える価値は十分あると思いますよ。
Posted by ドージマ at 2009年05月07日 04:15
はい、今度本屋でサイエンスビューも見てみたいと思います。
それから、私の住んでいるところは長野県です。
スクエアもニューステージも紀伊国屋やセブンアンドワイで
ネット販売していたのでそこで注文しました。今はスクエアの方が
絶版扱いになっていて注文できないみたいですが(数ヶ月前までは
普通に注文できました)。もしかして改訂されるのかな。
Posted by 長十郎 at 2009年05月07日 18:24
長野の方ですか〜。私も父方が長野の出なんですよ。

なお,スクエアについてちょっと調べてみましたが,
今年も売っているようですね。
http://www.shizukyo.com/gakusan/KOUKOUSAIYOUHIN%20(HAKKOUSYA)/KOUKOUSAIYOUHIN%20DATA.xls
(静岡の教科書問屋のデータ。excel形式。PDFは作成中とのこと)

去年1月に改訂した版が最新のようで,なんと7訂版!
(7&iページ http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32067909
2005年発行の版が3訂版らしいので,毎年(以上?!)改訂していることに。
学校採用に軸足を置いている出版社は,学校に見本を届けるときに去年と同じじゃ先生に見てもらえないからと,毎年のように頻繁に改訂をするんですよね(場合によっては軽微な修正や表紙の変更程度でも改訂と言い張ることも?!)。

学参については書店によって,または同じ書店でも時によって買えたり買えなかったりの違いが起こりますね。書店と版元(出版社)とのつきあい,というか,問屋が学参を得意でない,熱心でない場合は入荷が遅れたりほとんど仕入れなかったりするんですよ。書店でバンバン売れてる本なのにAmazonで扱ってないとか(そのことをレビューに書いたこともありましたが,その部分を削除のうえUpされてました(;^^)),改訂前に売れてた本なのに改訂版は全然仕入れないとか,ネット書店もIT時代だというのに全くデータを生かせない売り方をしてたりでちょっと考えものです。
Posted by ドージマ at 2009年05月08日 12:34
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