2009年04月04日

2009年第1クール見たアニメ感想

「このブログにおける漫画の比率を上げていかなければ」と宣言して早々に創作行為と全く関係ないエントリーで恐縮ですが,3月と4月というのはテレビ編成的にも1年で一番大きな変化がある時期ですし,このたび完結した印象に残る作品もありましたので,ちょっとメモ的にUpしておきたいと思います。

「ONE OUTS−ワンナウツ−」
ドラマ化された『ライアーゲーム』と同じ甲斐谷忍先生による,ルールの盲点を突く数々のトリックプレーと特殊な契約によるオーナーとの駆け引きが見る者の意識を揺さぶってくれるピカレスク野球アニメ。
  絵のつくりもいいですし(最初に監督が出てきたとき輪郭線のぶっとさにドン引きしましたが,すぐ修正されましたしね),出てくるトリックとかルールについては原作を読んでいた時から先が読めたりとかそりゃ無理だろ的な点がなくもなかったですけど,それでも楽しく読めましたしアニメもワクワクしながら読めました。  
  2クールでは原作が完結するまで描くには全く足りず「戦いはこれからも続く」的な終わり方だったんですけどその締め方が…くっさーー!!でもまあ東亜らしくてかっこよかったですけどね。(^_^)
  福本先生作品の「アカギ」「カイジ」に続く日テレ「日テレ熱血勝負3部作」との位置づけで,すべて萩原聖人さんが主人公の声を演じたわけですが,クールで傲慢・かつ飄々とした渡久地東亜(とくち・トーア)のキャラクター,よかったと思いますよ。

『RIDEBACK』
 とにかく絵がすばらしかった!CGで描かれたメカと従来のアニメ画からなる人物や背景の融合が,ときに美しくときに大迫力の映像を見事につくり出し,外部の軍隊に統治された日本でロボットのような乗り物で疾走する少女の物語という現実離れした世界を,まるで窓のすぐ外に存在するかのような臨場感で描きあげて見せました。原作から絵の雰囲気が大きく違って,シャープでリアルなタッチになっているんですけど登場人物の顔かたちは忠実に再現されていて作品の雰囲気は崩さずにグレードアップしていました。
 これだけの作品,作画そのものや準備期間にかなりの月日を割いたとのことで,第1話でがっちりつかみに成功した後は,ここでテストとお披露目を兼ねて盛り込んだ沢山の技法の中から取捨精選したテクニックを膨らませていく形で以降の回のクオリティを下げずにもっていったとのこと。

企画途中で連載中の原作が完結したために当初の予定よりも先の話までアニメ化することになったそうですが,まさか12話でこれだけスケールの大きい話をびしっときれいに完結させられるとは思いませんでした。序盤の平和な「ライドバック部」入部からレース中心の話のときは単に元天才バレリーナの血を受け継いだ少女の隠れた才能が目覚めたってことでよかったんですが,ここからテロリストと占領統治軍の対立に巻き込まれていく段になると主人公・尾形琳の行動がかなりエキセントリックに走るんです。一般市民なのに,軍や警察に対してことごとく逃げる・場合によっては応戦するという選択をし続ける。終盤になって「未練」「自由」「光」といったキーワードを絡め琳は自問自答・自分の内面を見つめ続け…琳の自分探しも他の登場人物達の課題もすべて含めて最後にはきれいに物語が集結しました。 絵もストーリー構成もグレードが高く,さらにはOP音楽もすごくキャッチー。歌詞をよく読むと,作品の内容や情景を断片的に表すフレーズをつなぎ合わせた,メロ先が露骨にわかる粗いリリックなんですけど(英語版・日本語版ともに),それでもすごくいい!この1曲を1,2時間エンドレスでかけ続けても飽きません。


『まりあ†ほりっく』
  名門ミッションスクールに編入した重度の男性恐怖症で美少女好き(百合趣味)の宮前かなこと前理事長の孫で腹黒ドS趣味の女装(つまりは男)美少女・獅堂鞠也が,数々の可愛い女の子が登場する中,寮の同室で奇妙な共同生活しながら繰り広げるドタバタコメディー。
 女子寮というハーレム設定は今どき腐るほどあふれていますし,じんましんってハクション大魔王以来,鼻血ブーって谷岡ヤスジ→CITY HUNTERの系譜,女装美少年といえば魔夜峰央先生が開拓・確立した路線で,ツインテールのツンキャラといえばラウラにかがみ,はたまたIZAM…と,過去の名作にあった面白アイコンを組み合わせた作品という感もなくはないのですが,ぐるり回って確固たる個性を放った作品という結論に落ち着いたりします。なにより登場人物が皆生き生きしてますよね…。かなこの普通(平凡)でありながら変態要素てんこ盛りの暴走キャラが,共感もでき,かつツッコみどころ満載でテンポよくギャグが飛び出るこの作品の魅力を支えています。鞠也の傲慢で意地悪なキャラも,かわいい外見のみならずふとした言動に憎めない要素が見え隠れして,こういう気持ちのいい悪キャラを生み出せたら読者の心をがっちりつかめるんでしょうね。

 この作品もOP・EDともに作品の世界に合ったいい曲でした。『HANAJI』はかなこの目線で書かれた歌詞を鞠也役の小林ゆうさんが歌うというねじれが生じているんですけど,あの突き抜けるようなハイテンションはさすが彼女といった歌いぶり。『君に胸キュン』はYMOのバージョンを知る者にとってもこの曲の魅力を再認識させてくれるGJでした。
 ただこの作品,アニメに関していいますと,毎回最後に入っていた「おまけ」,あれは1秒たりとも要らんです。


『とらドラ!』
実質,まともに見たのは後半の中の3話ほどなんですけど,最初から通してみてたらどうなっちゃっただろうと思うくらい密度の濃いアニメだったと思います。最後のこの展開…全く無理はないし,行き着くべきところに集束していったように思いますけど,これを見てから原作の冒頭部分を確認すると…「ちょっと,これ…あんまりだ…」と涙目ものでした。まあ,ああいう性格で出てくれば最初からふられフラグが立っていたといえなくもないですけど…。僕が見始めたときにはもう当初の設定から状況が完全に変わって女子一同失意モードだったんですよね…。
とにかくこの作品,「目つきが悪くて誤解されているが心は優しくて几帳面」な高須竜児はもとろんのこと,主要キャラが皆誰もがやさしいんですよね…だから愛おしくもあり切なくもあり…。

『絶対可憐チルドレン』
中毒になったら困るんで,絶対録画はしない(そのため月に1〜2回は必ず見れない回が出てくる)と自分に決めて見てましたけど…1年間の放送を通して,とにかく愛を感じた作品でした。皆本とチルドレンの信頼関係,BABELのメンバーたちの愛情・友情,パンドラメンバーの家族愛的結束,作者の椎名先生が作品と登場人物たちを強く愛していること,そしてアニメのスタッフたちが敬意をもって愛情を注いで大事に大事に育てるように作ってきたというのが本当に伝わってきました。
正直なところ,自分は子どもをもつ親の目線を持ってるのですごく入れ込んで見ることができたんですけど,この作品,ターゲットはどんな層なの?という懸念はずっと抱いていたんですよね。女の子3人組が主人公のアニメ,男子小中学生が見る?女の子が活躍するとはいってもオヤジ的な目線で描かれた要素の多いアニメ,女子が見る…?
でもまあ,充実した作品内容で1年間の完走,ほんとうに皆さんおつかれさまでした。(上半期OPの曲にはぶったまげましたが)音楽もよかったです。



メモというには長い感想になるだろうとは思ってたけど
長すぎだよ…もっと短時間で簡潔に書かないと
肝心の漫画が描けないよ!

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ラベル:アニメ感想
posted by ドージマ・ダイスケ at 04:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ド素人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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