2008年11月15日

news◇すげー!「生物版ロボコン」iGEM 2008

ガーデンシクラメン1115
今日,ふとチャンネルの合った番組で
小椋佳さんが『シクラメンのかほり』について語っていまして,

これを見てふと,
シクラメンの香りってどんなんだろう?と気になり
目の前のガーデンシクラメンに鼻を近づけてかいでみたのですが,

全然香ってきませんでした。
ファーストアロマは埃の香りw


さて,今回紹介する生物ニュースはこちらなんですが…
驚きました。
超マジすごいです!

ニュース - 科学&宇宙 - “生物ロボコン”、iGEM 2008 (ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)

生物五輪IBO2009_banner
生物学に関する“競技会”といえば年に1度の国際生物学オリンピック・およびその予選「生物チャレンジ」について当ブログでは何度も取り上げてますし,主に高専のチームがその年ごとに設定されるゲームでロボットと戦術を争いトーナメント式で戦う「ロボットコンテスト」(ロボコン)が世界大会も非常に盛り上がる大イベントになっているってのは知ってました。
NHKロボコン2008…今年の全国大会は11/23両国国技館で開催・12/30放送

しかし,その両方をあわせたような生物ロボコンが存在したとは!
そしてその内容といったら!


> 国際大学対抗遺伝子工学技術応用機械コンペティション(iGEM)は生物版の“ロボコン”とも呼べるもので、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で毎年開催されている。
>  先週末に開催された今年度のiGEMには北アメリカ、南アメリカ、アジア、ヨーロッパにまたがる21カ国から大学院生を中心とする84チームが参加し、遺伝子工学を応用した生物“ロボット”パワーを披露した。
> iGEMに参加するチームは、無料で提供されるパーツキットや独自に開発した新パーツを使用してオリジナルの新しい生物システムを設計し構築する。アイデアの優劣は、大会当日に行われるプレゼンテーションで決まる。


出場するのが高校や大学生ではなく,大学院生とはいえ…
今回,84チームの中勝ち残った決勝進出チーム6組はこちら。

(1)アメリカのカリフォルニア工科大学チーム2位(次点)
 …通常は有害な大腸菌を組み換えて
  病原菌と闘い、乳糖不耐症を治療し、
  必須ビタミンを生成するようにした。

(2)アメリカのハーバード大学のTeam Bactricity(バクテリア+電気の造語)
 …シワネラ・オネイデンシス(Shewanella oneidensis)
  というバクテリアを利用して微生物電池を作り出した。

(3)台湾の台北にある国立陽明大学のBacToKidneyプロジェクトチーム
 …慢性腎不全に苦しむ人のために体内透析装置として
  働くバクテリアを発表した。
  (BacToKidney=バクテリア+to+腎臓の造語)

(4)アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の
 Clonebots(クローンロボットの意)プロジェクトチーム
 …合成生物学者がほかのパーツを開発する上で役立つパーツを開発した。

(5)ドイツのフライブルク大学チーム1位(次点)
 …多細胞生物の形成に欠かせない特定のタンパク質を
  制御するシステムを作り出した。

(6)スロベニアのチーム【最優秀賞】
 …ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)、
  いわゆるピロリ菌に対するワクチンを開発した。
  既に2つのワクチンを生成しており、実験用マウスに対する
  テストを開始している。ワクチンの1つはバクテリアを改変して
  免疫系に対し“視覚化”できるようにするもので、
  もう1つは免疫反応の効率を改善するものである。


iGEM 2008 (英語)

日本からは…東京工大チームが金メダル,千葉大が銀メダル受賞したようです。
  →チーム東京Techのメンバー
  →チーム千葉のメンバー
  この他京都大も参戦していたもよう。
  このメダルの色,金が16,銀が14,銅が38チームについてたんですけど
  ファイナリストに選ばれた6チームのうち台北チームは銀だったり
  どういう意味なんでしょうか…?ご存じのかた,教えてください。

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posted by ドージマ・ダイスケ at 20:43| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
京大チームの者です。
iGEMは基本的に学部生中心のはずですよ。もっとも、学生主体というより研究室の代理戦争的な空気も漂っていますが…。うちの大学はほぼ全て学生のみで、そんな大会の空気をぶち壊すことを目標に初出場しました。
メダルはiGEMに貢献したか、決められたことを期日までにこなしたか、などで決まるようなので結果にはあまり関係ないみたいです。
ちなみに「大学への数学」1月号にも関連記事が載る予定です。
Posted by genpi at 2008年11月24日 05:32
レスのほう大変遅くなり申し訳ありません。

iGEM出場者の方からの貴重な情報,ありがとうございます。「大学院生中心」というのは記事から引っぱってきたんですけど,本来は学部生中心なんですか。すごすぎますね。それが事実上研究室の代理戦争と化しているというのもわかるような気がします。この大会で競う研究の中味は当日までに済んでいて,会場で「選手」たちがすることはプレゼンってことですよね(ということは,あの工学系のロボコンも開発については…?)。

英語圏外からの参戦は最初からハードルが設けられているように思われるこの大会,この度は初参戦とのことで今後に活かせる体験も数多くあったかと思います。ぜひ今後のご発展を願っております。
「大学への数学」もなんとかして読みたいと思いますが,貴ブログのボストン渡航記,願わくば本戦の内容なんかも載せていただけたらすごく嬉しいです。

では。


Posted by ドージマ at 2008年12月01日 12:37
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