2008年10月14日

news◇チーム山中ウイルス抜きiPS細胞樹立成功

う!
もしかして,唇割れかけてる…?
俺の体には冬がもうやってきたのか?!
今日,雨で湿度高いってのに。
ビタミン足りないのか?!知らないうちに食い過ぎて胃腸が荒れてるのか?!

さて,ちょっと古いニュースになっちゃいましたけど,
幹細胞ネタは一応追いかけている当ブログ,これは紹介せねば。
【 2008年10月10日 山中教授らウイルス用いずiPS細胞樹立 】
  ※科学技術振興機構 プレスリリース

> ウイルスの代わりに環状遺伝子のプラスミドを運搬役にして人工多能性幹細胞(iPS細胞)をマウス胎児の皮膚細胞からつくりだすことに、山中伸弥・京都大学教授(iPS細胞研究センター長)らの研究チームが成功した。同教授らが初めてiPS細胞を作り出したレトロウイルスを運び屋にする方法に比べ、効率は劣るが腫瘍(しゅよう)形成の心配はないとみられることから、将来、臨床応用する場合のより安全な方法になる、と期待される。

かつての手法の一番の問題点はがん化の危険性でしたから,それが克服されればかなりの朗報ですね
(導入遺伝子が染色体に入るのとそうでないのとで腫瘍形成の違いがどう生じるのかよくわかりませんが)。

先月,ハーバード大のチームがレトロウイルスの代わりにアデノウイルスを使って危険のない(少ない?)iPS細胞の作製に成功したというニュースが流れましたが,薬品使用ルートの研究と違ってただの延長線上というかブレイクスルー感が感じられなかったので当ブログではスルーしてたんですよね。それに比べると,こちらのプラスミドを使ったメソッドは大きく確実に一歩前進したという感じで,イケてる感大です。

ほんと,1ヶ月1ヶ月のうちに研究レースがどんどん進展していっておそろしいくらいです。
科学は勝ち負けじゃないですけど,医療技術や研究における特許が絡むと国益レベルのお金が動くことになりますし,日本の先を走ってきた研究で出し抜かれるのもしゃくですので,なんとしても実用化にめどがつくまでトップを走り続けてほしいものです。

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posted by ドージマ・ダイスケ at 22:22| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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