2008年10月03日

news◇イグノーベル賞,2008年もほんとバカ!w

いよいよ来週はノーベル賞理系部門の各賞が発表されるってことで,
トムソンロイターが受章者予想など発表しちゃったりしてますが,
イグ・ノーベル賞も,ノーベル賞週間の直前に発表されるんですね。

日本から2年連続で受章者が出たってことでニュースになってますが,
この研究はまじめで特に面白くないんですよ。
粘菌の賢さ解明し「認知科学賞」=2年連続で日本人−イグ・ノーベル賞(時事通信) - goo ニュース
中垣氏らにイグ・ノーベル賞 単細胞が迷路解く研究を評価(共同通信) - goo ニュース
「迷路の近道、菌でも探せる」中垣氏らにイグ・ノーベル賞 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 >中垣准教授らは、真正粘菌が迷路全体に広がった後、エサを迷路の入り口と出口に与える実験を行った。粘菌は、最短経路以外に広がっていた部分を次第に縮小し、最後は1本の管状になって両端でエサを食べる最も効率的な形になった。「脳も神経もない原始的生物でも、高度な情報処理機能をもつ」として8年前、英科学誌ネイチャーに発表した。

普通。
アカデミックすぎます。
こんなん,イグノーベル賞じゃない!

しかし,ほかの部門ではいい味出してる研究が栄誉に輝いてます。

Winners of the Ig® Nobel Prize
Improbable Research http://improbable.com/ig/
より。近々表彰式の模様が動画でUpされるそうです。

※以下は取り急いでの私のブロークンな和訳なので,詳しくは公式報道にてご確認ください。

栄養賞:「ポテトチップスを食べてる人に,実際よりおいしく感じさせる音の調整」(トレント大学のザンピニさんやオックスフォードUKのスペンスさん)

平和賞:「植物の尊厳を認める採択」(スイス連邦政府非人間バイオテクノロジー倫理委員会とスイス国民の皆さん)

考古学賞:「歴史の過程,っつーか遺跡発掘現場が生きたアルマジロの動作でどれくらい攪乱されるかの測定」(サンパウロ大学Brazilのアストロフォ・アラウホさんたち)

生物学賞:「イヌにつくノミはネコにつくノミより高く撥ねることの発見」(フランス国立獣医学校のフランクさんたち)

薬学賞:「値段の高い偽薬は安い偽薬より効くことの証明」(デューク大学USAのアリエリーさん)

経済学賞:「プロのラップダンサーの排卵サイクルが彼女のチップ収益に影響することの発見」(ニューメキシコ大学USAのミラーさんたち)

化学賞:「コカコーラは精子を殺す」および「んなこたない」

物理学賞:「糸の山や髪の毛は必然的に勝手にもつれるのだということの数学的証明」

文学賞:カスビジネススクール(ロンドン)のデイビッド・シムズさん
 「この私生児: 組織の中の憤りの経験の物語の探検」

 (題名はエキサイト翻訳による直訳)


※少しでも参考になったという方は
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※以下10/4追記

中垣先生の研究にマジツッコミさせてもらうなら,この粘菌の迷路実験,情報処理うんぬん以前に,細胞の体積や表面積を最小にするようにはたらけばこういう結果になると考えたほうが合理的では?
そういう点でも私は世界中の研究からこれが選ばれるほど面白いとは思わないんですよね。
ただ,それを大仰に単細胞生物のインテリジェンス(←人間に対してしか使わない単語)と述べることがユニークというのなら,いかにもイグノーベル賞らしいともいえますが。


■関連
去年の受賞者→ノーベル医学生理学賞2007決定(2007年10月09日)
 ※山本麻由さん「牛糞をもとに現在の普通の製造法より半分のコストでバニラの香りを製造できる」研究

私の本命→news◇あくびは犬にも伝染る?!(2008年08月11日)


イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!
マーク・エイブラハムズ
阪急コミュニケーションズ

→Amazon


AFPBB News
posted by ドージマ・ダイスケ at 17:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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