2008年08月19日

news◇良好な水質、一級河川の92.3%…○○のおかげ?

サケ、アユ生息可能な水質1級河川の9割以上に
 サイエンスポータル編集ニュース
 http://scienceportal.jp/news/daily/0808/0808141.html


大和川(大阪府・奈良県)はBODワーストの座を返上どころか昨年比横ばい(4.7)ということになってしまいましたが,他の下位河川はいずれもBOD値を0.1-0.6改善するなど,全国的には水質の改善が進んでいるようです。

先日,8月10日にテレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』「よみがえれ!水と緑と風の回廊」
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2008/20080810/index.html

と題して,北京や東京のヒートアイランド対策,
緑地の拡大や川の有効活用によって「風の道」を作り
街を冷やそうという試みを紹介していました。

おおむね素敵な話だなと思って見ていたのですが,
一瞬,日本橋川の水の中を映したシーンが入り,
「水質を改善するEMだんご」というナレーション。
「数年前よりかなり水が澄んできました」って。
いや,EM菌って,水質改善の効能があるとか全国・海外の
自治体で採用されてるとか喧伝されてますけど
要はただの雑菌でその効用は全く証明されていないどころか
公式な試験をしたところ(2003年広島,今年3月福島など)では
むしろ水質悪化の結果。

EMの推進派はたいてい
「理論的には証明できないが使ってる川では実際に
 水が目に見えてきれいになっている」とコメントしている
わけですが,他に水質改善の努力がなされている
からと考えるほうが自然。

『地球号』のこの場面,続けて川底にいるクサガメが写り
「おや,カメです。“亀は万年”といいますから,
 江戸時代のこの川の様子も見てきたのかもしれませんね」

などという,常識的に有り得ないナレーションが入りました。

EMと「カメは万年」,
科学的にナンセンスという意味で
お似合いの組み合わせかもしれませんが
こういうものを番組の中に組み入れると,この日の放送全体が
怪しく見えてしまいますから,その場の“ノリ”でシーンを
編集するのはやめたほうがいいですよ。

いやほんと,この番組でやってる
旧芝川再生プロジェクト
 
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/shibakawa/report/vol01.html
も,「家庭で簡単にできる魔法の洗浄剤えひめAI-2」
とかすごくうさんくさく見えてしまいますから。

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タグ:水質
posted by ドージマ・ダイスケ at 22:33| 東京 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇生物番組・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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